ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン974】 紅虎餃子房 イトーヨーカドー武蔵境店 (東京・武蔵境) 酢辣湯麺

【コレ食ったわけ:家族サービス中のランチ時・・・フードコートでラーメン魂が火を吹く!】

  息子を連れ出し、お互い自転車で武蔵境までプチ・ツーリングを楽しみました。最近義理の兄から、自転車を貰い受けまして、夏色一色の午前11時に親子で走ります。今日は、ぼろぼろになった息子の靴の代わりを買うために・・・・、そして、たまには甘いものでも二人で食うかという考えでした。まー、こんなに身につけるものにこだわるものなのかと・・・思いましたわ(笑)。靴とTシャツを買うのに30分はあれこれと迷っては、漸く決断した小学校2年生。すっかり昼時になっとりまして、甘いものより・・・昼飯だろう!ということで親子でこちらへ・・・「紅虎餃子房」。




【スープ:中華の変態的発想の豊かさに感服!フェチ好みのお味と満足感!】

  この店で、本当は上海風焼きそばを食うはずが(シェアできるから)・・・・なぜか「酢辣湯麺」の文字を見てしまったから、もうアタクシはそこから止まらなくなった(笑)。息子は、大餃子4つとライス、そして杏仁豆腐で良いというからもう本当にしかたがない!お姉さんにそのままコール!すると・・・数分後、なぜか餃子より、こちらが先に配膳されて、息子に思いっきり注目されながら食することになりました。日頃の行動パターンを隠しつつ・・・なのでいつもの赤いおじさんは今日はお休みということで・・・・。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「やっぱ、変態を唸らせるには、変態的な責め方でっせ!酸っぱいのと辛いのと悶絶の境地でんがな!」


1)旨味:文字通りの「酢」と「辣油」の競演!それと「とろみ」外せない!

  このメニュー・・・西で敬愛し尊敬する先輩レビュアーさんが変態級に好きな一品でして、大阪で局地的にラーヲタ達を唸らせたカテゴリー。本当は、新宿か、東中野あたりで関東デビューを果たしたかったメニューです。この組み合わせ・・・・「酸っぱい」と「辛い」のをガチでぶつけてみるという変態的な発想は、四川あたりの大陸思考でしか思いつかんですわな・・・。まさに、「スッペー」と「辛れー」の一言のあとに「でも旨めえー」という感じでして・・・・それらがワルツの如く交互に織りなします。

  酢は、中華鍋での強烈な熱処理により角がとれた酸味。それは辣油も同じでありましょうが、シャープな切り口というより・・・・まろ味を感じる辛さかな・・・。それらが鬩ぎあう介しゃく人としては・・・アタクシは、別の味わいではなく「とろみ」という中華独特の片栗の使い方じゃないかと思うのです。単にシャバいスープで辛さと酸味が混じり合うだけでは、深みが全く違うと思う。とろみとは味わいに関係ない要素のようで、実は大切な要因であると・・・4千年の歴史は、アタクシに教えてくれているかのようです。

2)塩気・甘み:塩気排除とも思えるシャープ系辣油に対応するのは、白菜他野菜の甘さ也!

  まろみを与えているのは、何も「とろみ」だけではないような・・・。あっさり鶏豚コクもその一因でしょうが、実は野菜の味わいが重要なのではと・・・・。まず単純に連想されるのは、「白菜の甘み」。これは、鉄板級に固い選択肢ですな。これはダレもが思いつく・・・・。アタクシが他に思いつくのは、ニラの存在!単なる薬味ネギにあたるもの?と思うことなかれ、これらは、トロミスープに満遍なく撹拌され、ジリジリとした苦みを熱により垂れ流しながら、スープ全体に微妙な苦みを仄かにのこして、あとは歯ごたえのみの存在へと昇華するのです。


3)香り他:溶き卵は外せない!いろいろな局面で効果的です!

  最後に、スープの成功要因としては、卵!それも溶き卵です。この役目は、主に3つに集約されると考えています。

  ①「とろみ」における片栗の次にくる多段階効果
  ②「酢」「辣」の二大基軸をまとめあげる調整役
  ③ 固まって「具」としての落ち着く無駄の無さ

  ・・・・・ということで、以前、なぜか溶き卵投入忘れて提供されたのを食った時は・・・・自宅に帰ってから号泣して枕を濡らしてしまいました(ウソです)。




【麺:強烈な個性の中にあって・・・涼しい顔して何気に頑張ってますな・・・】

  さて麺のほうですが、これはもう・・・いろいろな個性のぶつかり合いにあって、めげることなく、出しゃばることなく、ただ淡々と仕事をこなしておるような存在感ですな・・・・。ああ、アタクシも会社でこういう麺になりたいわ・・・。麺に対して理想の会社人間像を重ねてしまうなんてのは、もはや、夏の紫外線でいかれてしまってます・・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「ヌメリとコシの柔らかさのバランスがええね!これは中華の世界観!」


1)風貌:いわゆる中華麺的なイエロー発色を抑えた・・・多加水貴重がええ感じ

  ハッキリ申して・・・スープの独特な味わいと、とろみの加減で、麺に対する印象は、通常よりも薄いに決まっとるのです。されど・・・・所謂、イエローヌードルのような卵一本調子な、大衆麺では無かったのは確実。わりと黄色を抑えた小麦を連想させる色合いであったのが印象的。ゆるく捩れて・・・スープとろみによく絡みそうだと容易に想像ができます。


2)感覚:スープのヌメリに合わせた絶妙なシンクロを感じる物腰!麺がもはや具と化す!

  スープの持ち上げというより、スープとの一体感で評価したいっすな。もはやスープの持ち上げ以前に、スープに麺が乗っかって行くような錯覚を覚えます。中でも長千切りの筍と一体となったとき、歯ごたえのコントラストと、スープのヌメリと・・・それらのミスマッチ感が、すすり上げている途中で瞬間的に現れては消えて行く・・・・。そんな、すすりの中でも物語をいちいち感じさせる・・・・そんな多加水感覚ですわ!


3)スベリ他:もはや、スープがぬめってるのか、麺がぬめっとるのかわからん!

  ということで、上述したように、麺のヌメリを完全にスープが覆い尽くすので、スベリに関してはよくわからん・・・・。でもスープと麺と一体と鳴ったヌメリ・・・・という新鮮な感覚が忘れられない!




【具:もうなにも覚えておらんが・・・(特に今日は子供の手前・・・)】

1)白菜・ニラ・卵・豆腐・キクラゲ・・・あと思い出せん(爆)。

  とにかく、既述のように白菜・ニラ・卵の3つは、すごく活躍していて、麺やらスープにも貢献しているのがわかります。その他豆腐にいたっては、細かく微妙な短冊形状。歯ごたえとか存在感より全体調和を優先させたか? またキクラゲはこういうトロミ系にあってコリッとした完食が実にええですな(笑)。






 総じまして、いい父親を演じきれなかったバカなオヤジの休日昼間のお話でした。あー、それでもさーー、家族連れ出して、買い物して、食事して・・・それだけで結構しんどかったな(笑)。夕方は・・・・近くでお祭りがありまた家族サービスの続きをいたしました。これから、夏休み。いろんな思い出を作ってやりたいが・・・・今年の夏は厳しいな・・・・。今できるときに頑張っておこう!なので詠います!



  家族にて
  スーパーでかけ
  父親業


  フードコートで
  馬脚を現す




 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 



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