ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン982】 丸幸 (東京・武蔵境) ラーメン(卵麺)

【コレ食ったわけ:家の用事で一人買い出し・・・堂々と休日一人ラーメン!】

  先週、影で隠れて食ってちょいと後悔しまして、ラーメンの神様に嫌われると・・・・ずーっとおののいておりました。ですが、今回は堂々と、お許し・・・というか大義名分を得たのです。休日に一人でラーメンを食う事に(笑)。 今年の5月のGWに、引越しをして以来、荷物がずーっと、ずーっと、ずーっと片付かなかったのですが、漸く人を呼べるほどには片付いてきました。なので知人をお招きしてホームパーティーをしようと言う企画。この買い出しが大変なので、夫婦手分けして買い出しとあいなります。アタクシの担当は、武蔵境にあるイトーヨーカドーで、パエリア食材一式を調達してくること!その合間にさくっと一杯くうこととなり、こちら「丸幸」さんへ。もうここの390円ラーメンには心を奪われておるのです(笑)。


  



【スープ:イギリスにはダージリン、フランスにはブイヨン、武蔵野には丸幸ラーメン!】

  毎日飲んでも飽きない・・・魅惑的なクリスタルブラウン系を3つ並べてみました(笑)。まぁ・・・無事に一週間を乗り切ったオヤジの休日の昼下がり。そこで頂く醤油スープは、ロンドンの三ツ星ホテルで頂くダージリンや、NYかどこかの世界一と称せられる朝食よりも、ぐぐっと魅力的なのです。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「もやは・・・・醤油を甘みと感じる惚れこみようなのだ(爆)」


1)旨味:醤油フレーバが玉ねぎで優しく昇華!八王子系マジック!

  これまで幾度となく、レビュー以外でも食していたため、多くの発見はないものの、定番の旨さだなと思える質実感はこの上なし!。自転車で通える距離で、390円という価格は、何度でもアピールしたい親近感を感じます。特に、今回は、麺の選択にて、いつもの「蕎麦粉入り」ではなく「卵麺」としたため、麺顔に除く麺の色合いが明るい・・・。そのためか、スープ全体のイメージも明るく感じるのは、不思議です。 特に、今回のスープ表面の油の和、それと玉ねぎ微塵のサイズが妙にマッチしているというか、シンクロしておるというくらいピッタリです。そのため、玉ねぎと油の合わさり具合で「泡!?」とも思える面白さです。

2)塩気・甘み:醤油の塩気が・・・豚コク&玉ねぎ甘さと対立しない一体感

  語り尽くされた・・・・落ち着き感ありありの醤油フレーバ!そしてその醤油由来の塩加減が淡くても凛としています。そして、甘みをたたえた玉ねぎが、カエシの輪郭を丸くコーティングしているかのようです。豚コクもしっかりと出ていて言うことなし!魚介排除なスッキリ豚コクスープ!と単純に言いたいところだが、実は節が適度にええ感じで効いているとか、昆布成分もあるかもね。そんな優しく、大人びたトラディショナル醤油は、いつまでも、これからもアタクシの生活と関わってゆくことになるでしょうな。


3)香り他:飲み干した直後に漂う・・・香ばしさと満足感!

  飲み干した後味のさっぱりした感覚もナイス!多少の調味料も、玉ねぎの柔らかさが懐深く吸収してくれることでしょう。ドギツくない醤油の代名詞みたいで、舌にいつまでも残るというところのない潔さ!喉奥からじんわりと食中に感じるカエシの香ばしさが鼻腔に響く・・・・。嗚呼、これは飽きないわな!







【麺:いろいろ食って来ても、結局押さえておきたい・・・と思える質実さと基本形】

  ところで最近、面白いことに「歴史物」に興味がわいてます。書店をのぞくとラーメン本や情報紙の次に、「歴史街道」などの雑誌を手にとったりして、じーっと見入って読み込んだりしてしまうことしばしば・・・・。こういう自分自身の変化を少しづつ感じていると、なるほど・・・・、最近レトロ系醤油ラーメンにハマり出した自分の趣向と一致します。確実にオヤジ化が進んでいることを実感しながらも、「オヤジってのも面白いかも?」と思えて来るじゃありませんか!などと回想しながら、この「卵麺」をリフトして、眺めると、やっと分かる年齢にたどり着くことができましたと、何かわからないものに挨拶したい気分になってくる・・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「明るい表情、やさしい感触の中に・・・いぶし銀をかんじまんな!」


1)風貌:あ・・・スベル!そしてクチュリとしたちょい柔麺!見た目で分かる王道系

  大体、いつもここに来ると、卵麺をチョイスする方の方が多いと思えますな・・・・。そばっぽいザラツキ表面の麺なら、「中華そば みたか」。ちゅるちゅるトラディショナルな卵麺なら「丸幸」。そんな使い分けが出来そうですが、そんなの影響してるのかしら・・・・。とは言いつつ、お姿をゆっくり眺めると、いやいやどうして!中加水から高めの「ちゅるちゅる〜っとした感覚」が見るからにアピールですよ! 角が膨らんだような丸みある断面。やや細い部類でランダムにゆるく縮れ、そして捩れるラインが、懐かしさを感じさせます。


2)感覚:敢えて時間差を楽しむ・・・汁の吸い込みと熱変化だな・・・きっと。

  感覚としても、前半は、クチクチと多少の弾力を余韻として残しながら・・・・、後半はスパスパと小気味好く千切れる感買うがまた楽しい!スベリも表面のコーティングしたようなきらめきから予想できる通りに、高速にスベるタイプでして、これはアタクシよりご年配の先輩方には、とても馴染みが深い滑り出しだと感じますが、いかがでしょう。

  麺を茹でる。自家製麺なら特にこだわりのポイントでしょうから、ありきたりな仕上がりでは納得がいかんのでしょうが・・・・・日常のありきたりなら大OK! 突き抜けすぎると・・・アタクシちょっと気が引ける性格のようですので、このような大衆系な自家製麺が、丁度居心地よいのです。


3)スベリ他:敢えていうまでもないね(笑)この光沢みればすべてが分かる!

  この手の麺なら、薄くヌメリを覚えることってよくありませんか?茹で方に大きく影響を受けるのがヌメリだと思うのだけど、湯切りのテボと平ザルだけでも気のせいだけど、差があるように感じてしまう。これは、ラーヲタの性なんでしょうね。そりゃ〜スッキリしているのが好きなアタクシは、平ザル茹でがすきなんだけど、ヌメリの少なさがそのような予感をさせます・・・・。


 ※その他具材等は、過去レビューご参照ください。
  http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20120510/p1

 




 総じまして、これぞ庶民の憩いの一杯!ちょっとづつ都市開発されてきた武蔵境にこれからも長く息づいていただきたいお店!幸い、アタクシよりもずっとお若いご店主がじっくりとコシを据えてお仕事をなさっている・・・。長い付き合いになりそうですな。ホームパーティーをやるたびに食うことになるか(笑)。こちらの店名と同じく、いつまでも、丸い笑顔をたやさず、幸せでありつづける家庭を目指したいです。なので詠います!


  パーティー
  具材調達
  境にて

  
  大義名分
  いつもの一杯


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




  

 



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