ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン975】 中華そば 青葉 西荻窪店 (東京・西荻窪) 中華そば

【コレ食ったわけ:ヂュラム・セモリナ粉を求めてあちこちと・・・・そして道草ラーメン(笑)】

  久しぶりの3連休だったもんで、ちょっと変わったことがしたかったのです。まだまだ片付かない引越し荷物の中から「パスタマシーン」を発掘したもんですから、これをいっちょ活用して、息子と手作りパスタでもやらかそうという算段です(独身時代、今のラーメン同等にパスタヲタクだった時期がある)。ところが、肝心な「ヂュラム・セモリナ粉」が無いからあちこち探しまわります。幸い吉祥寺界隈の食材屋で調達できましたので、ひと安心したためか・・・・妙な虫がわいて来た!「西荻窪のはつねで食おう!」とね(笑)。ところが・・・・・休業日でして「はつね」店先で呆然・・・。「丸福」って気分でもないよなと・・・急遽思いついたのがこちら「青葉」さん!あの中野青葉の直系ながら・・・・「新味」専門というちょいと変わった展開であることは知ってました。ならその新味とやらを試してみてもいいんじゃない?という・・・・ざっとこういう流れです。




【スープ:ライト塩煮干しという定番ニュアンスから・・・ペッパーで一気に変化が加速するスープ!】

  元々、「はつね」狙いでしたからシャッター前で並ぶつもりで来た西荻窪。ふられて他店へ流れたとしても・・・そらまだ開店しとらん(笑)。幸い、この店の隣が本屋さんであったため、ナイスな感じで時間潰しをいたします。そして、開店と同時にアタクシ一人入店! 妙なタイミングで入店するわ、配膳したら妙な人形置いて写真を撮りまくるやら、きっとこのお店の方は、変人がラーメン食いにきたとしか思っておらんでしょうな(笑泣)。そんなこんなで、スープを頂く!その印象は・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「知っとったけど・・・・青葉の塩バージョン!てな単純な流れとは違うやん!ええ意味で!」


1)旨味:ライトな魚介と豚コクがサッパリと滲み出ると思いきや・・・・ペッパーが良いアクセント!

  配膳されて尚も驚く「新味」の青葉です。確か中野本店では、豚魚のトラディショナルなやつや〜と食べに行って、想像と見かけ以上にライトな風合いだったことを思い出します。そして・・・塩系の個性がやや強かったことが、走馬灯のごとく記憶が駆け巡ります。だから「じっとりとした塩」を予想していたのですよね〜。しかし、意外な程にアッサリ系でして、しかもクリア系塩スープだったことが判明。

  ファーストタッチは、ゆるやかな煮干し感漂う、塩豚コクとのバランスがナイス!と思います。いきなり、優しいスープを求めて来たオッサンにとってはボルテージが上がるポイントを押さえておりますな!と思って二口目には・・・・もう徐々に新しいニュアンスが広がります。チャーシューの上に乗っかっていたペッパーが風味として滲み出しますと、一転して和風な魚介イメージから、塩の円やかさ強調のコクがさーっと広がって行きますやん!この展開の切り返しが、食べる方にとっては混乱するのですが、味の複雑系を醸し出して・・・・立体的な味わいと感じてしまうのです。


2)塩気・甘み:塩気が淡麗というのでもなくて脂と結びつく、そうすると甘みとすら思える

  実に青葉らしいと思える「新味」です。パンチ系でもなく、かといって淡麗系でもなく、もちろん濃厚系でもありません。なれど、程よい「しっとり感」と受け取れる肉厚なボディーも感じるのですが・・・。例えば、塩のエッジは丸みを帯びて、煮干しと豚コクと結びつくところは、容易な因数分解と申せましょう。そこに、サラーっとしたラード感を感じさせるだけで、幾何の問題で学んだ補助線のヒントを得たような・・・・「あ!そいういうこと!」と目から鱗のように感じる快感に似たもんを感じます。しかし、そこに補助線を引くことを思いつくこと自体の天才肌は真似できないという感じも残りますかな(笑)。嗚呼、ここに向かう道中、夏休みとはいえ、「N」の青い鞄もって夏期講習へ向かう子供達を見るて・・・何となく、受験生の夏を思い出してしまいましたわ。


3)香り他:ライト和風から、微かな洋風変化が少し面白い

  ともかく、ゆったりとした豚コク+ラード感と、ペッパーを感じた時点を境に、香りの感じ方も180度に近い変化があるのですわ。ちょっと、オーバーに語り過ぎている感じもありますが、ペッパーがあるだけで、洋風にも一瞬頭が切り替わることがあるのだから・・・・、意外と計算された仕組みかもです。だって、ペッパーなら、テーブルセットで間に合うのに、わざわざデフォルトで投入されてからの配膳ですもんね!




【麺:モチモチ、プリプリ、クッチリという擬態語はダレが考え出したのか? でもこれ食ったらそう思えるよな!】

  いやいや・・・落ち着きがあるというか見慣れた貫禄を感じますわな!極太つけ麺が一世風靡する以前は、このような中太系のもっちり麺も今以上に人気があったはず!と思えるから不思議。なぜ不思議かっていうと、アタクシの郷里である京都では、この手の麺は昔は存在しなかったと思ってまして、なので東京での青葉のプレゼンスをリアルに知らんクセに・・・「見慣れた」などと言わせしめる感覚から・・・。もっとも、妄想癖はもとからあるタチなのですが・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「この当たりは、中野青葉と共通する安定感ある品質ですね!」


1)風貌:「あ!中野青葉!!」と思えるビジュアル!少々多加水に振れたようなモチモチ予感!

  そんなに中野青葉系には、通っていないのですが、それでも「あ♡、またお会いしましたね!」という不思議な安定感がある麺です。ストレート系でやや平打ちに近い感じ。ラーメンの中で中太とまでは行くか行かないかの微妙な太さでして、全体的なラインがしなやかなことから、「やや多加水系?」と思えます。


2)感覚:安定感ある「中野青葉」の系譜!モチモチとプリプリが出過ぎない程度で良い!

  見映えからの予測は当たりでして、まず箸でリフトするところから、スルスル〜っと奇麗に整列してくれますから、また可愛い(笑)。そんな可愛いヤツを前歯で容赦せず噛みちぎるのですが、「スパスパ」とした感覚のほんの一瞬に「もち」とした感覚が見え隠れいたします。決して弾力というまでには行かないのですがね・・・。そして奥歯でのすり潰し感は、適度なモチモチ感がありまして・・・・「これは女性ラーメン好き」な方と一緒に食べにきても受けると思うのです。つまり、ひろく受ける反発ですし、このモチモチ感がどこか女性的と思えるからかな?


3)スベリ他:コーティングを思わせるスベリの良さ!

  このスベリの良さが一つの到達点でしょうね・・・・(話を盛り過ぎか(笑))。関西時代には、レビュアー(ヲタク)として目覚める前は、ただスベリの良い、チェーン展開なお店のものを食い続けてたもんです。食べ放題メンマ目当てというずるい発想もあるのですが・・・・。でも、それらが追い求めたのがこういう質実したスベリなのでしょうね。モチモチとツルツルというのは、良い麺の代表的な擬態語ですが、これが基本であったのでしょう!今更ながら旨しと心で叫びます。




【具:チャーシューメンを出してください!と思えるほどお気に入りな肉】

1)チャーシュー(旨し!これは好きなタイプ!)

  文句ありません!間違いなくこれは旨し!です。チャーシューメンという設定がないのが悔しい限り! 塩系なでがぶり肉厚チャーシュー!バラ肉の脂ばかりが旨さじゃないぜと教えてくれます。柔らかさは、前歯の入れこみではさーっとほぐれ、奥歯では柔らかく肉味を噛み締めます。少しカスカスっとした肉が、スープをスポンジのように逆輸入して、更なる旨さに高めています。

2)メンマ・海苔・ナルト

  語るとこ少ないけど、メンマも定番すぎるほど定番。コリコリとクニャリの中間な歯ごたえで、感覚的には悪く有りません!海苔も溶け出さずにグッドで、風味もあり!ナルトと薬味ネギは一定の期待です。






 総じまして、意外な「新味」の展開にちょっとした感動を得たお昼時前でした!さてさて・・・・それからが大変でパスタマシンと格闘!10年ぶりにパスタを打ちましたが、そこそこ成功!やはりラーメンと違って、パスタは打ち立てが旨いと再認識です。同じ麺類でも、個性がちがうもんですね・・・。息子も気に入ってくれたのでまたやろうとのリクエストもらいましたが、このままでは、週末は毎回、暑いなかパスタを作らされますな・・・夏休み中は(泣&笑)。なので詠います!


  夏盛り
  休み気分な
  三連休


  喜ぶ子供
  汗拭く大人



 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!

おまけ:西荻窪駅ホームから臨む・・・・スカイツリー(見えるかな?)


 


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