ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1819】 東京味噌らーめん 鶉 (東京・武蔵境) 特製辛味噌味噌らーめん・大盛り


いや〜、うかうかとして居られなくなりました。少し早めに退社出来たので、本日もまたチャリで「東京味噌らーめん 鶉」さんへと急ぎます。武蔵境は、再開発が進んでいるとは言え北側へ伸びる道は暗くて閑散としたものです。家路に向かい人ばかり。そんな中、薄ぼんやりと明るいこの店の一角だけ、店前に人影が2〜3伺えます。プチ行列。待ちを覚悟したものの、運良く退店客の抜けが良く、すんなりと入店と着席ゲットです。その後は、また同じような光景が発生している。若い方たちを中心に、人気は獲得しているようです。これじゃ、材料切れで早仕舞い確実だな・・・。応援気分なので嬉しいようで、気分は複雑です。








今回は、「辛味噌」を狙ってみました。しっとり優しい味噌スープが、辛味噌となるとどんな風に味風景が変わるのかとても興味と期待を覚えたから・・・。そして、ここうまい!と判明した時点で「特製」を食って、具のレベルもしっかりと確かめたい。私は、そう言う小心者で、最初から特製食って冒険しないタイプなんすよ〜。そんなケツの穴の小さいおっさんが、今回は大盛りというアクセルを吹かしてみました。無料サービスだったのが背中を押した。あー、やっぱり小物根性。


  











【スープ:辣さと旨さの二段仕込みのような辛味】


<穏やかさが一転、真紅な辣油主体のシャープな辛味攻撃>


 第一印象はデフォルトの味噌らーめんと余り変わらないといったもの。今回は特製&大盛りですから見栄えのボリューム感はあるものの、スープ単体で見るとベーススープに辣油の紅だけをさしたような印象です。本物の美人は薄く口紅をさすだけで、お化粧は完成すると言いますが、そんな風に思えてしまう。スープ表面に水玉模様のようにポツポツと浮かぶ辛味オイル。見ようによってはポップなアート感覚ですが、食しだすと粉々に入り混じり全体がオレンジ色へと変化します。


 味わいとしては「辣油一本勝負」といったシャープ系を追求した辛味のセンス。糸トウガラシもあったり実際はそれだけではないのでしょうが、感じた辛味風景としては辣油の太い柱というイメージです。あえて「山椒」で整えない(テーブルセットにはあるのだが)。また「辛い味噌」「トウガラシ」を投入することもないです。なので辛さでむせることなく、野菜の甘味も混じることもあって、割とスルスルと頂ける。多少肩透かし感があったものの、それだけではなかった・・・。








<食べる辣油似たフレークで辛味に香ばしさ加えて>


 食べ続け、野菜の山を崩していくとそこには、新たな辣油攻撃があった・・・。何か濃ゆい辣油の塊があらたに発見され、感覚的には「食べる辣油」をイメージしたような濃縮度を感じる物体が忍ばされています。これがスープに溶け出すと、さらに辣油が生き生きとしだし、そして香ばしさを添えるといった設計。歯ごたえもちょいと感じる辣油。腹いっぱいになっても妙に食い意地をそそるところがあって一気に完食完飲を誘い、軽く額には汗が滲みます。













【麺:シャープな辛味の海に優しさ添える、しっとり麺・・・大盛り無料!】


 麺は前回とそう変化なく、相変わらずやさしいモチモチ感が印象的で、ピロピロ縮れの平打ち太麺が、具材をひっかけて楽しい歯ごたえ。のど越しや舌触りも優しくフィットし、素朴さを感じさせる、温かみを覚える逸品。大盛り無料なので今回は遠慮なくさせてもらいました。券売機をよく見ると大盛りメニューボタンがあるのでご留意を。ただ今回は、野菜と一緒に辛味もひっかけてくるのね・・・。汁は問題ないけど、麺を啜って蒸せるという方も若干おられたようなので、注意した方がいいかもです。また、紙エプロンはもらった方がいいかも。そうハネる麺ではないのだけど、気を付けて啜っていても、ギリギリのところで辣油が服に付くところだったし・・・。












【具:見ようによっては富士山な盛り付けなのかも〜】


<厚みも嬉し、赤みも嬉し、見映えは楽し>


 今回はこのチャーシューを狙って特製にしたようなもんです。大振りな肉が3枚投入。野菜マウンテンの側壁に貼り付かせるように配置です。この肉は厚みがあるのに柔らかく、薄味で肉本来の味わいを存分に楽しめますから、レアなうちに早めに食することをお勧めです。一枚だけ最後に取っておこうとすると、レアピンクが消え去ってしまうから・・・・。できるだけ、野菜を座布団にしてキープしておくことがいいかもですね。







 また、何となくですがトッピングが富士山みたい(笑)。単にモヤシが山になっているだけでなく、チャーシューが下半分に広がってTOP部分が冠雪をイメージできなくもないし、糸とうがらしは山頂にかかる薄雲か? また内部には上述の通り、マグマのような辣油ダレが忍ばされており・・・・ちょっとした店主の遊び心なのかもしれません。








<とろみ多めな黄身、スープに溶けてなお旨し!>


 最後に、味玉は黄身のとろみが中々多めで、しかもよく体験する中身がやや冷たいということもなく、とてもまったりとして食べやすかったです。白身もやんわりとして・・・。個人的には、辛味を増したスープに少し黄身が溶け出したところがとても旨く、最後に残った黄身とスープが半分交じり合ったところをレンゲですくって味わうところがナイスでした。辛味のとがったところを吸収して、別の円やかさも生まれるみたいですね〜。













総じまして、「シルキー&シャープな印象が濃ゆい味噌らーめん」とそのままのコメントでごめんちゃい。辣さアップという暴力的な刺激を上手く上品にまとめ上げているところは、ハイセンスを感じますし、具材も麺もバランスが崩れていないところが秀逸と思えます。それに、辛い物食った後の爽快感はまた格別で、満腹感と額の汗のかきぐあいが、寒さを吹き飛ばします。嗚呼、冬と味噌らーめんのコンビネーションならでは!ここまで来れば、つけ麺も食わねばなりません。また、確実に訪問すると思います。再訪問を誓って、なので詠います!




   寒空に
   心地良さと
   清涼感



   辛味噌後に
   汗乾く風




お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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