ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン949】 みそや林檎堂 (東京・東中野)味噌らーめん

【コレ食ったわけ:東中野ニューウェーブ味噌を忘れておったのでピンポイント訪問!】

  むうう・・・忙しいのもあるが、中央線沿線がホンマの意味でオモロいがなと、また最近思えて来たのです。沿線のランキング店をそこそこ回ったら飽きるのとちゃうやろかと正直思ってたのですが、いやいやどうしてどうして! ランキングや流行に関係なく心の琴線に響く店って結構あります。本当の意味で、またラーメンというものが面白いと感じるこのごろ。忙殺されながらも、このように投稿を続けているのは、もはやココまできたら突き抜けてやろうという意志すら感じます。などと考えていたら・・・・アタクシは「東中野」と「大久保」界隈の攻め方が甘いということに気づきまして・・・これではアカンがな。しかも、東中野の名店を見逃しとるがな・・・・。反省をかねて、すごすごと訪問することにしたのが、この店であります。これからもよろしく!JR中央線総武線




【スープ:濃い!辛い!と見せかけて・・・マイルド味噌なんやから参ります!】

  お若いけど渋そうなご店主が一人で満席の店内を切り盛りしておられます。手のかかる味噌らー・・・・。つけ麺もあれば、ラーメンもあり、バラバラの注文をただ、淡々と仕事をこなしておられます。忙殺・・・・など軽い言葉だと思い知る・・・この若いご店主から・・・。「アルバイト募集」というポップの意味合いも分かるよね(笑)。ただ、オレはオレ自身で開拓せなアカンという類いの忙殺なのやろな・・・と己の立場に泣く・・・・。そこにタイミング良く甘くて香ばしい味噌の匂いとともに一杯が配膳される!催眠術から目覚めたように「はっ」として、いざラーメンへとまた集中をするのです。さてそのスープ感は・・・・、  


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「甘さと旨さが境目がない・・・・質実なマイルドスープやん!それでいてしっかりしたボディー!!」


1)旨味:濃厚マイルドな味噌コク!程よい動物感と時間差辛味味わいがナイス!

  秘蔵の合わせ味噌の深い色合いを覗き見したのですが、それとは予想がつかないほど柔らかい、そしてきめ細かいスープカラーですね。まるど白濁の鶏白湯で溶いたかのうな落ち着いた色合い。ちょいと深めなパンティーストッキングのような色合いです(別にパンスト変態ではありません、普通のラーメン変態です)。落ち着き感あるスープの味わいは、実にマイルドと言えましょう!しかし味噌系でマイルドと言えば薄めか?と思いきや・・・・トロミなくとも濃厚という感じがして不思議です。豚鶏なニュアンスがキレイで濃ゆいとも思える・・・・。そこに発酵系旨味が複雑に混じり込み、味わいに立体性がでてきたなと感じ入りますな・・・。背脂みたいなギトギト系がなくとも、まったりとした味わいが広がるコク旨味噌と申せましょう。

  そして・・・、食し進めていくうちに、唐辛子味噌系な辛味トッピングが溶けて行きます。徐々に辛い香ばしさが増えるのですが、野菜の汁甘みも平行して増しますのか・・・・それほどヒートアップしないという構造。それでも、時間差で微妙な味の変化がありまして、計算高さをうかがい知ります。

2)塩気:チャーシューダレの塩気以外は隠し味!黒子の存在感

  最近、年のせいか・・・塩味に対する敏感さが失われているのでしょうか。どうも塩パンチな一杯には巡り会えません。そういうなか、甘みが自然で豊かな一杯はそこそこ出逢えるのでありまして、今回なんかまさにそれです。塩気をさがせば、唯一尖りを覚えるのは、チャーシューの醤油ダレの焦げ目程度でして、それ以外は、この一杯においては黒子の存在感に徹しておりますな・・・。


3)香り他:もやしやネギのエキスや香りも後半広がり・・・

  もやしの香りって、何気ないけど実はとても全体を支配すると思うのです。ジンギスカンにあるもやしもそうでして、端っこにコゲコゲがあるのが実は香ばしくて旨そうな感じがする。それと似てはいないけど、この一杯のもやしも、味噌の風味よりまず、熱せられたもやしのフレッシュな香りに最初つつまれるかのようです。悪くはありませんよ。それに若干の温キャベツ、そして豚バラも追加されてまして、味噌なのにフレッシュな香りに包まれます。





【麺:三河製麺・・・・つくづく信頼のブランド】

  まったく・・・・三河製麺に再就職したろかと・・・・つくづく思います(笑)。御社で営業企画部立ち上げのときは、一声おかけください。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」 
「密度としなやかさと腰つきが・・・・バランスよいですね〜。社長!」


1)風貌:平打ちと言うより長方形なストレート麺

  三河製麺の麺箱。券売機のそばにありましたししっかりチェック済ですぜ!すでにこの時点でハードル上げてしまったのですが、やはり底からリフトした麺は、なかなか艶やかで麺密度がつまったような、中太ストレートぶりを発揮しています。なんとなく・・・切り口がやや長方形なのが特徴的ですね。平打ちと言い切るまでもないが、独特な風合いがまた楽しそうです。


2)感覚:流石にブランド麺と感じるもっちり感と綿密度!

  カッツリとした外固なニュアンスを個人的には予測しながら、実は・・・・・もっちり感覚を少し感じる。しかし、緩やかなこしつきも感じながら、密度感もそこそこありまして、ほどよい「柔らかさ」と「密度感」のバランス感覚という感じですかね・・・・。スパスパと千切れもよく、ヌチヌチとした反発もあり、しかりとした味噌スープにあって、存在感としては負けています。


3)スベリ他:スープとのバランス感あるさらっとしたスベリ?

  モミジなど動物系のトロミを感じるエッセンスは少なめと察し、自然なサラリとした動物&味噌の粘度。それゆえ、中太麺の表面と出逢うとゆるいヌル付きを覚えますし、それが程よいスベリと感じさせます。モヤシでは絡まず、麺とは絡むヌル付きが、食して面白いコントラストを覚えますな・・・。




【具:ヘルシーな具!食べにくい器(笑:冗談)】


1)チャーシュー(唯一武骨と感じる部分)

  この香ばしさは店主のこだわりでしょうな・・・。注文を受ける分だけと、フライパンで毎回焦げ目をつけるように炙ります。醤油ダレと肉の油が合わさって焦げるのが実に香ばしく、程よい塩気も相まって旨し!炙りチャーシューってのはなんでこんなに旨いのか!と思えて来ますわな。同じく豚バラの湯通しも丼の中で平行して散らばっていますが、こちらも肉同士でコントラストを醸し出します。

2)もやし・輪切りネギ・温キャベツ

  野菜が多め!しかも、丼の形状が丸いので・・・実は少し食べづらい構造なのですが、この中でビッチリと多めなモヤシとキャベツが野菜汁もスープに影響を与える・・・。一方、薬味ネギじゃなく、ネギも具材と思える大胆な輪切りネギがナイス!これも歯ごたえと同時に、甘みもプラスされ、スープへの貢献度も非常に高いと思えてナイス!です。


3)豚バラボイル?&海苔

  豚バラボイルと、海苔をコメントに組み合わせたのは、個人的には、これらの存在感が薄いかも?と感じただけで、あればあった方が良いのは当然!ただ、これらが無くて、もし700円だったらこれは全然コスパ感覚が変わって来ると思うのです。50円インパクトを与えるエッセンスは、これらにはないと思うけど、ただ・・・・素人バカなりに思っただけ・・・・。悪意はないので誤解無き様!






 総じまして、やはり味噌ラーメンは東京は多いな・・・しかも味噌専門がゴロゴロあって、それぞれ流行っているし、アタクシも唸る。他地域がどうのこうのというのでは決してありません。競争原理というのも多少ありましょうし、生き残っているだけの強さと旨さを感じます。人材流動が激しいこの時代、たとえどのようにパラダイムが変わっても、自分の仕事をやり抜きたい・・・・そう強く思う帰り道でした。さてさて、その途中、東中野は駅前工事中。可哀相に・・・・女性の靴がハマって四苦八苦されてました。なんか手助けのタイミングが一拍遅れましたが、他の方がタイムリーに手助けされた・・・。心暖かな感じがまたナイス!なので詠います!


  雨の中
  しぶき気にする
  ハイヒール


  リンゴの味噌食い
  もも色気分

 (なぜか・・・関西ローカルの深夜番組が最高に観たい・・・・)


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

 




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