【新年は、ゼロからスタートなのだ!】
・・・という訪問理由は後付けでして、正直申し上げて、どこの店も混雑していたためです。お正月三ヶ日から、ラーメン食う奴などそうおりゃせんと舐めていた1月3日の午後2時の吉祥寺界隈!どこのラーメン屋も並び発生でして、野方ホープに逃れても行列発生という事態に心が折れるのです・・。何とか辿りつけたこのお店ですが、ゼロからスタートという縁起も担げてそれもよしか・・・・。今年は、日常系なラーメンを自然体でレビューをしたいなと、麺を待つ間にもいろいろと考えました。そんな気分で「武士系らーめん」を食させて頂きました!
【武士とは・・・・悟るものなり!】
最初は「武士系」の意味が分からず悩んでおりました。死ぬ気の気合いの一品か!などとも思いましたが、大木こだま風に言えば、「そんな奴おまへんやろ〜」と突っ込みを入れたくなりますわな!しかし、よくよく考えれば・・・
というニュアンスを伝えたかったのではなかろうかと・・・そう悟りました。久しぶりに、第10回ウルトラクイズ予選突破者らしい冴えを自分で感じます。それとこの渋いスープカラーの色合いも古風と感じ取れ、武士とイメージが結びついたのでしょうか。そんなスープを最初は大人しく、ずびずびーっと、すすり頂きます!
「旨いがな!(*゚0゚)ハッ 」
「見た目はジャリジャリしてそうでも、甘み風味をブワっとたたえて、なおかつ豚骨オイリーが魚介風味へと変化!」
最初は・・・「あ、良くある豚骨魚介系やん」とつぶやきたくなる系列なんですが、そう悪くはないなという印象。時間が経つにつれて、魚介のパワーに洗脳されて「魚介メインな豚骨スープ」という逆転したイメージに意識が変化してしまいますから不思議です。見た目は魚介の海ですが、粒が大きいため余計にそう思えてしまうのかも・・・・。モミジの量が想像以上に少ないため、実はさらりとしているのが特徴かと思います。オイリーに見えますが、個人的にはさらりとした感覚を覚えています。
豚骨自体も、げんこつ煮だしのような癖有りの濃厚ではなく、すっきりした煮出し感覚。しかしそれでもオイリーなのは、ラードな感覚すら覚えます。背脂だったらまた印象がいいかもとも思いますが、それは食べ手の勝手な想像なのであしからずです。しかし魚介ばかりに支配されてしまう・・・・・。と思ったら、テーブルセットに備え付けられている「武士系用タレ」をどばっと投入してしまいましょう。カエシの余韻が立ちますし、甘みが少し変化して、塩分旨味がきりっと引き立つ印象です。これは、飽きたら投入すればよろしかろうと察します。
※味のグラデーション:魚介の甘み>豚系コク>魚介油感(ラード+魚介?)>醤油由来カエシ>甘み等
【開花楼の麺!今年は何か花を開かせたいね〜!】
関西時代から、何気に食い続けている麺。なのですが、駄舌故に・・・言われないと気づかないという為体ですわ(泣)。しかし、この一杯は、スープが特徴的なので、何か図太いキャラクターが欲しかったのは本音で思いますよ。しみじみと思いますのは・・・
「あーーー、こういうのも好き!(*′ω`)b゛ок!!」
※加水が低めかと思ったら、ええ感じで中程度!フニャぷり!でええ感じやん!
※正方形をやや潰した感じのスタイルに、ちょっぴりかん水がかった黄色がまたええやん!
※よわいウェーブと捩れがスープに絡み、魚粉と葱までお土産のようにひっかけよるがな!
※意外とスパスパと短いタップで歯切れ良し!反して、奥歯ではモチモチした風味がナイス!
なるほど・・・・・つけ麺や、まぜそばにしても、エエ感じかもしれんと思いますよ!次回はそれだな!
【更に武士らしく・・・・・】
一本材木メンマ!炙りチャーシュー1枚!とか、もっとシンプルでもええのにと思うのが本音ですな・・・・。個人的にはね。その方が、武士らしいと思うねんけど。
チャーシューは、外側を炙ったような香ばしさがめちゃ旨く、脂層と赤身層の歯ごたえも良かったのに、如何せん・・・・薄いなと思うのが心情です。1枚で倍の熱さだったらまた武士らしく潔しよしかもと・・・。そいうう意味でならメンマにも言えるような気がして上述の通りな見解です。また、海苔は・・・・写真との差があり過ぎしてあまり申しますまい・・・・。
※具のおさらい:チャーシュー2枚、メンマ少々、ナルト、薬味葱、海苔(良く有る味付け風な形状)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
総じまして、お正月に日本らしく「武士」。そして「ゼロ」からスタート・・・・という以外何もないようで、それもまた幸せ。なにせ、この日のお天気のような穏やかな気分でラーメンを食することができたんですから♪ 今年は良い年にしたいもんですな!なので詠います!
新しき
年のスタート
ゼロ始まり