ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4540】 INOSHOW (東京・保谷) 鶏鶏ブラック 〜凶暴さと優しさが美しくまとまるガッツリ系保谷ブラック!

名作鶏鶏イノジの新バージョン!帰ってきた・・・ガッツリ系の保谷ブラック!

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 実に久しぶりにこちら「INOSHOW」さんにレビューをアップ。過去2度しかアップしていないようですが、実際はもう少し食っております。長いレビュー作成でまとめる時間がなく、何度かスルーしているようです。今回は、日頃懇意にしていただいてるレビュアーさんから情報と刺激を受けて、同じものを狙ったと言う流れです。ブラック系の二郎系ですからね・・・見逃せられない!。久しぶりレビューなので、いつもより少し長めにコメントさせていただきます。
 

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 実は今回はこれを食らうために、食った分のカロリー消費せんと、クルマもバスも使わず、チャリでわざわざやって来た次第。そしたら途中でみるみるウチに天候急変で雨が降り出す!。マジで30分で激変です。しかしそれで終わらず・・・、その雨がやがて雹(ひょう)に変わったもんだから、もう体中が痛いぜ!。途中のコンビニで避難しやり過ごしたりしたら、すっかり出遅れてしまった流れだったのです(汗)。店のレビューサボってたから、天罰をくらったのかもしれませんな・・・。
 

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 さて、この「鶏鶏ブラック」。このグループで保谷店だけのメニュー「鶏鶏イノジ」の新バージョンとのことです。以前、期間限定だったようなあやふやな記憶ですが、今回でレギュラー復活のような位置付け?。大体若い人がこれ食ってる感じで、注文率は高そうでいい滑り出しですな。
 

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<全体> ニンニクとブラぺの凶暴さ!温野菜と鶏肉のヘルシー感!鮮やかにまとまるガッツリ系!

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 ここは入り易いよね。駅前テナントで、バス乗降口の目の前だし。店箱も広めで客の回転がいい感じ。行列に連結したつもりが、目の前の方はUberさんで、8つもテイクアウト拉麺を受け取ってたよ。たくさん運べるのね。へぇ〜何て様子を眺めつつ、あっという間に座席案内され、10分弱でそれは配膳です。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!厚手で周囲は手持ちがなく、椀なりが底深かに丸みを帯びる丼!。こじんまりして見えるが容量は大きいタイプ。見えなくとも、みっしりと麺が中でのさばってるのがわかります。そしてトッピングの盛り上がりには興奮を覚えますな。直系二郎とはまた違う丸みを帯びた稜線で優しく感じるものの・・・刻みニンニク!ブラックペッパー!背脂!それらの形相が、実にワイルドに攻めるようではないか。隙間からは、漆黒に輝くマー油が、これまた刺激をそそります。
 

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 しかしながら、肉は鶏肉で豚の塊のように重さを感じさせるものではなく、また野菜が多めでキャベツが支配的なところが何となくヘルシーというか、安心感を与えてくれるようです。全体的な見た目も、ワイルドさマイルドさが溶けこむようなバランスを感じるし、見れば見るほど実に良くまとまったガッツリ系ではありませんか!。
 
 

 

 
 
<スープ> 凶暴な薬味達と芳醇な鶏エキスをまとめるキーは豆乳!?面白いほどにマイルド!

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 実はこういったガッツリ系では、いつも汁完はしない(最近できない)のですが、今回は意外なほど、前向きに食わせてくれて久しぶりにやっちまった。やはり凶暴な薬味とは裏腹に、マイルドに食わせる味わいの構成を感じます。ベースは醤油鶏白湯?自慢のエキスに甘辛な旨味が滲む醤油の風味!。まずこれが良くできてる。鶏白湯と濃厚ブラック醤油の中間をゆくと言うか・・・甘辛い?辛甘い?白濁鶏エキスに醤油の深みが実に旨い!。食らいつつ、気分的に盛り上がったのは、2つのポイントです。
 
 
山盛り刻みニンニク!辺り覆うブラぺ!溶けこむマー油!更に背脂!何という凶暴さ!

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 食はエンタテイメント!。そして分かりやすさ!。醤油鶏白湯を彩るマー油の漆黒さ。それに合わせられたブラックペッパーの鬼のような降りかかりっぷり。ブラック系アピールとして満点です。ブラぺの洋風な刺激と痛快な刺激に、ニンニクの焦げた香ばしさとコクがベストマッチ。そしてそのマー油のニンニク感に後入れで溶けこむのが、フレッシュなニンニクの刻みです。
 

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 薬味としても連携が取れており、痛快な刺激の連続のようで一体感があるから流石な展開。そして後から、じわじわと旨味が増幅するように感じるのは・・・背脂の仕業です。これも醤油が予め浸透しており、スープに溶け出す前から薬味と絡んで、醤油出汁への道案内をしてくれるよう。実に凶暴な薬味の集まりですが、実は凶暴なまとまりがあって痛快極まる!。
 
 
全てを受け止め円やか軽やかに仕立てる豆乳?凶暴薬味も鶏白湯もマイルドに!

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 ベースは、醤油ダレが滲む淡い鶏白湯。それに溶けこむ凶暴な薬味たち。フツーに考えばヘビーな展開。口の周りにコラーゲンが貼り付くのがいつもの展開なのだが、これにはそれがないのだった。では、あっさりしてるのかと言えば、決してそうじゃない。これは告知してくれなかったら分からなかっただろうね・・・正体は「豆乳」。これが実にいい働きをしてくれてます。植物性タンパク質。そして低脂質。コク深さは牛乳と同等でも重く感じさせないのはこれですよ。ガッツリした薬味の刺激や、ベースの動物系旨味を受け止めつつ、重さを感じさせずにコク深く仕上がってる!・・・そんな妄想が止まりません。
 

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<麺> 三河屋製麺!丸麺を思わせる中太フォルム!醤油に染まる艶かしき褐色!風味を最後までしっかり伝える主張がナイス!

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 以前、とある番組から製麺所の違いによる食レポを依頼されて、流石にそれは無理だと断ったんですよね。残念だったけど。その悔しさから、なるべく製麺所を確認しつつも食らっては記憶に止めるようにレビューしてます。だから分かる範囲でいつもレビューでは記載してます。
 
 
天地返し!その瞬間に褐色に染まる中太麺が鮮やか!出汁が浸透しても風味は持続!

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 この丼の形は、個人的には食べ難く感じるのねぇ〜・・・別に、ディスってるつもりじゃありません。麺を引き上げると具材が溢れそうなので、早々に麺を底から引き上げて、天地返しをしてしまう。一気に麺顔が変化しますな。引き上げた瞬間に目の前に現れるのは、深い褐色に染まった中太ストレート麺。すでに焼きそばよりも濃ゆい褐色で、これは相当麺が出汁を爆吸いしていると感じます。

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 ところが意外や意外。腰つきはハードめだし、歯応えもクシクシとしてカタ麺好きとしてはちょい嬉しい展開。表層はじっとりと染みて染まりますが、中心の深いところは風味を保っているようです。濃ゆい出汁・刺激的な薬味に染まり切らず、それらと咀嚼して風味を感じながら合わせてゆく味わい方がいいね・・・タイプ!。それが割と最後まで持続したので、ガッツリ系ヘタレな私でもすんなりと食えたという展開でした。
 
 
野菜と出汁が絡みまくり!甘さと辛さと風味が食感でコラボする展開!

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 全く麺と麺が寄り添ったりしようとしない(笑)とオーバーに言えばそう感じたのだが、その隙間に野菜や薬味が入り込むね。もやしとキャベツなんかは絡みまくりで、益々焼きそばチックにも見えるかも。クシクシとした歯応えに、くたり気味の野菜の淡い食感が混じるのも楽しい。中盤はこんな展開で延々と続くってな感じです。この一杯で、麺の大盛は個人的には遭難リスクが生まれるが、野菜追加ってのは十分ありですな。「ジロベジ」って名称で追加トッピングもあり、種類も豊富。楽しめる店ですねー。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 滋味深い鶏モモ肉!引き締まりと解れる柔らかさを感じつつ出汁に浸して尚旨し!

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 改めて「鶏鶏ブラック」と言う名称を鑑みるが、鶏白湯&鶏肉と言うアピールなのでしょうか。それのブラック系アレンジ。鶏出汁得意!鶏肉得意!な店と受け止めました。
 
 
ソテーのような滋味深さとボイルのような柔らかさが印象的なのだ!

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 鶏モモ肉って好き!鶏肉の中では、一番味が濃ゆいと思われ、脂も乗ってる感じがして食べ応えもあるから。一方で固めに仕上がり易いイメージですが・・・、さすがはプロ。これが実に柔らかい。ライトな出汁で煮込んだのか?。さっぱりと頂ける一方で、モモ肉特有の深い滋味は健在です。引き締まりを感じつつ・・・部分的には解れるような柔らかさもあり。
 
 
当然濃厚濃密なカオスなスープに浸しまくって食らうのみ!

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 これは酒に合わせたい旨さだね!。やはり飲めないのが辛いです。一旦、濃厚に薬味が溶けたスープに沈めたりして食らうのもナイス!。特にブラックペッパーを引っ掛けた部分などは旨さ格別!。野菜の追加は「ジロベジ」で可能だが、残念ながら、鶏肉の追加はできないようです。お願いすれば現金対応してくれるかもですが、そこまで図々しくない私です。
 
 

 

 
 
<野菜> 意外とキャベツの方がボリューミー!出汁と薬味のインパクトを和らげる優しい旨さがありがたい!

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 まぁ、フツーの茹で野菜なのですが、少し言葉を添えるなら、やっぱりキャベツ率が高いのがいい。キャベツの甘味はどんな刺激的な味わいも、柔らかくしてくれそうで頼もしいし、優しい味わい。もやしも濃厚スープに浸ればさっぱり食えるので、実にいい仕上がりでした。濃厚スープに浸ったキャベツともやし。これを白飯に乗せて食らうと絶対に旨いはず!。きっとUber人気な「ジロめし丼」はそんな展開なのかなぁ・・・。
 

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総じまして「凶暴さと優しさが美しくまとまる・・・ガッツリ系保谷ブラック!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。鶏メインと言うユニークな二郎系に、ブラックラーメンニュアンスがとてもバランスよく表現された一杯。レギュラーのラーメンに120円プラスでこのガッツリ感が得られますから、よく考え抜かれたバリエーションですね。ちょっと憂さ晴らし的に痛快に食らいたい時には激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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