【今週のラーメン１９２６】つけめん TETSU 三鷹店（東京・三鷹）中華そば

　今日は、どこへ行っても混んでたな〜。東小金井へ出向き「磯部水産」さんを除くも売り切れ早仕舞い。気をとりなおして三鷹で「中華そばみたか」に向かうも昼営業タイミングに滑りこめず・・・。近くの文蔵も行列必至のため、西荻窪へ向かい「麺尊RAGE」へ。ここがまた異様なほどの混み具合で諦めました。マスコミの影響力の凄さを思い知り、踵を返して「パパパパパイン」へ向かうとここもまた満席で外待ち発生。ま・・・・そんな感じで気力も失い、もう一回三鷹に戻ってきてこちらへ訪問です。つけめんメインな店で、また同じものを食う「中華そば」。

【店：居心地いい分、なぜかいつでも混んでいるイメージ】

　やっぱりここも混んでいたか（泣）。でもすぐに座れそうだったので良しとしますが、ここから結構待つことになります。しかたなし。どうもこちらは、居心地がよいのか、カップルは若者グループで食うというのに便利らしく、食い終わっても少しばかりゆっくりしていても、別に気にならない雰囲気がありますね。多少回転が悪くても、店員スタフさんたちが体育系のごとく非常にキビキビとしているので悪い気がしないようですね。ずらりと並んだL字カウンターには若者ばかり。おっさん一人だけ、中華そばで、かわいいお姉ちゃん系もがっつりつけめん・あつもりをさりげなく食っているという光景です。

【スープ：ライト系豚骨魚介にゆず風味・・・・いつもの甘辛い感覚】

　気分的に下げモードで入店したのもあってか、気分が乗らなかったのか・・・・、いつもの味わいなのだが、少し濃ゆめの味わい。苦味排除の煮干し系にライトな豚骨がしっとりと染み渡り、醤油ダレがじっとりと行きわたる感覚は、悪くありませんね〜。いつもは武蔵小杉店で食させてもらってますので、予想通りの安定した味わいです。ここに柚子がほんのりと香るのが特徴で、目をつぶってもこの味は分かる気がするほど。香味油も豊かでさらっとした豚の旨味を甘い方向へ導くようです。しかし・・・・、なんだか今回はうまいのに納得がいかないかも・・・・。いつもより、煮詰まった感が全体的にあるような・・・・。風味がどことなくいつもより映えないかな・・・・。柚子風味が固まってしまってソリッドな感じすら覚えます。うまいのだけど、どこかがいつもと違う風合い。

【麺：クッツリ感覚は非常によくて全体をリカバリー・・・？】

　写真でみるとそれなりに落ち着いた麺顔なのだな・・・・・。実際は、かなり麺が散らかっていて、部分的に麺の絡まりを大きく感じます。きっちりとパラレルにならべよとは言わないけれど、麺が一部、丼の壁に張り付いたまま提供されると、美意識を疑ってしまうかも。２〜３本丼の壁に張り付いたのは、私が綺麗に処理しましたが、対応の丁寧な割にと思ってしまうのだよな・・・。すすると、一部絡まってダマになっていたりする。

　しかしそれでも、茹で上げのコントロールはさすがで、アルデンテ感を見事に再現。前歯でクツクツと千切るタイミングから、どことなく麺の風合いすら感じるタイプです。奥歯でプレスする際は尚更風味を感じます。滑り感もなかなかで、和そばをすするようにずずずずーーーーっと吸い込むことも容易であり、内頬と喉奥に感じる抵抗感がとてもいい。

【具：さすがのバラ肉ブロックチャーシュー】

　いつもの、角煮のようなバラ肉柔らかチャーシュー。これはつけめん用にカットされた分厚さという感じで、食べ応えありあり。薄味タイプのようで、タレ浸透はしっかりとしている。噛むと繊維質に沿ってほぐれていくような柔らかさで、噛み締めると肉汁がにじむ感覚がとてもいい！このあたりはさすがです！　今回は意外にメンマがハードでして、一部コリコリというより、バリバリという感覚もあり。超ハードなメンマも悪くないもんですね。これほど音をたてるメンマもめずらしい（偶然当たっただけでしょう）。

　総じまして、「駅前中華そば・・・」ですかね。なんだかTETSUらしい興奮を覚えないのだが、悪くないというのも確か。ただ、他のつけめんバックオーダーの処理に気を取られたような部分があり、うまいけど・・・いつもの丁寧さがな〜という感覚。厳しいコメントでごめんちゃい。やはり、つけめんを食わねばならんのだろうかね・・・・この系列では。複雑な気分で店を後にしました。非常にナイスな接客ホスピタリティを感じながら・・・。なので詠います！

　　　蒸し暑さ
　　　梅雨の近さを
　　　感じつつ

　　　ひと息入れる
　　　普通の週末

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！