ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン687】 中村屋@ウェストパークカフェ 吉祥寺店 (東京・吉祥寺) 塩らーめん+生野菜ミッック

【吉祥寺のラーメン店って感じがしますねぇ〜♪おされぇ〜♫】

 ま、最近・・・・吉祥寺をじっくり攻めようと思うのです。よく見れば中央線各駅の界隈には、ラーメン店が岩に貼り付くフジツボの如く・・・うごめくようにたくさんあるのですな。そういうなかで、ちょいとさっぱりと塩でも食おう!と今宵はこちらへ突撃です。最近まで関西の人間やったけど、中村屋の名前は妙に知っていたため、ここなら塩から食うか・・・とあいなるわけでして・・・。それにしても・・・この店内はおしゃれというか、小ぎれいですわ!さすがは吉祥寺と思いまんな。現代風と居心地の良さとそれでいて過度にとんがっていない基調が・・・・いかにも賢そうにも感じます。入店直後、おねえさんに、「今日は、バーガーですか?らーめんですか?」と聞かれましたが・・・こんな質問ある?普通・・・・。絶品バーガーも二階で食わしてくれるらしい(ロッテリアのとちゃいまっせ)。

 macbook Air を開きながら・・・・らーめん食っても様になる」

 まさにそんな店の雰囲気すら感じます。ラーメン食いながら同時平行してラーメンレビューを書く・・・ということも出来そう(禁断やな)。丁度空いてたしな。人形のせたりmac開けたりとこれ以上ややこしい男にならんよう・・・さっさとラーメンの話をしまっさ!




【塩煮干しを食って・・・・洋風と感じることもあるんやな・・・・】

 配膳の瞬間には少し「・・・・」な気分にもなります。だって「生野菜ミックス100円」というスペシャルなトッピングをしたためで、その野菜量の少なさと、その種類の平凡さに泣く・・・・。大阪・堺筋本町のラーメン屋では、「ベビーリーフ」くらいラーメンにのせまっせ!と言いたい気分を抑えて・・・・スープをすするのです。

 「おお?見栄えがニューウェーブなわりに・・・しっかりした塩やんけ!そして煮干しが丁寧やんけ!!」

 ・・・・これは尻上がりな予感!塩辛いのとは違う・・・・しっかりとした「濃いから辛い」という感じの塩味が優秀です。しかも煮干しをほわほわと感じますし、それでいて煮干し由来の苦い系は、ここでは一切排除系なやわらかさも兼ね備えています。なんや・・・店内の雰囲気と裏腹で、純和風やんけ・・・と思い過ごそうと思ったけれど・・・・、味のどこかに和風ではないものを感じるんやけどな・・・。

 「絶対バターじゃないけど、何か洋風を感じる油を感じるのですが・・・・」

 アタクシの能力ではここまでが限界。やはり、コンテンポラリーな塩スープなのであったと言わざるを得ません。それでもこの濃厚な塩味は、ゴクゴクと飲めるわけ。で、さらに生野菜ミックスのレタスや大根のツマあわせると丁度ええ塩加減に中和されるんとちゃうかと思えるから不思議。ええように考えるとこの生野菜は考えられているけど・・・・やっぱり白髪ネギで十分やったんちゃうん?と思うな・・・。

 塩ダレは、魚介中心の柔らか仕立てで色合いが若干ベージュっぽいのはこの影響かとさっします。また、非常に細かい白ネギみじんがたくさんスープに漂ってまして、この点は見過ごしがちですが、実はスープをレンゲで飲み干すときに、いちいち楽しい感触を演出してくれてます。見た目以上に手が込んだ塩スープなのかもしれませんな・・・。

 ※味のグラデーション:濃厚手前の塩ボディ>すっきり煮干し非苦み系>すっきり系の豚旨味>薬味の風合い(チャーシュー&生野菜)>その他




【塩らーめんには・・・こういった細麺が似合うのだ!】

 いよっ!中村屋〜! っと歌舞伎ばりにかけ声が出て来そうなほど、似合う組み合わせ!塩スープとストレート細麺! 関東の粋を感じますよ。一本一本角の立った細麺。大和撫子なヌードル感をたたえますねん。これが箸でリフトしやすいし、また最初の前歯で噛み切るタイミングがすてき! 

 「クツリ!クツリ!クツリ!と一本一本がドミノのように千切れ落ちる麺感覚がまるで精密時計・・・」

 とすら感じまっせ!こういう麺は・・・・おっさん泣かせやねん!もうこれ以上泣かせんといてほしいわ・・・・。加水は中程度ながら、汁と熱でぼやけることが最後まで無く(アタクシ食べるが早いからかも)、最後まで中心部のコシを楽しませてくれて、適度なすべりと抵抗感をもっていて非常に楽しませてくれました・・・。

 ※麺の感覚:中加水ながら、ハードな口当たりがあり、一本一本の独立感がすごい。適度にすべり、また抵抗感がある。
 ※麺の形状:細麺、角麺、ストレート。典型的な細麺というフィーリング。




【あえて言おう!ここなら「チャーシュー麺」にして食おうよ!】

 アタクシがスープの中の微妙に洋風なニュアンス・・・・このチャーシューにありと感じました。周囲が香ばしく焦げ目を食わせるタイプでして、中華でも和風でもないのです。大げさですが・・・プチローストが聞いているので非常に香ばしいのです。中の全体も柔らか。この肉を食ったとき、にじみ出る油の風合いが・・・スープに感じた煮干しらしくない味わいとしてとけ込んでいるのかもとね・・・。この肉は、ビールというより、ワインでも合いそうな感じやさかい、どうせ食うならチャーシュー麺で食おうと言いたい!

 一方、生野菜ミックスのことは・・・もう言うまい。察してくださいまし。個人的な意見ですのアタクシの何となくわかる感想は、無視していただいてもかまわないです。尚、メンマはとてもミニサイズに細かく切られ、その代わり数がたくさん入っていた。これは複雑な歯ごたえを演出したものと察しますが、ニューウェーブ系、コンテンポラリー系と受け止めるならこれでもよしかと・・・・。そういう中で、地味に良かったのは青菜。メニューには「青菜」とあったけど、野沢菜か小松菜。これが苦みが非常に清涼感でして、スープの少し濃いめの味わいの中で箸休めにもなりました。

 ※具のおさらい:チャーシュー大ぶり1枚(うまい)、生野菜ミックス、ミニメンマ、野沢菜




 総じまして、いかにも吉祥寺なラーメン店であって、それでも本格スープがばしっと決まっていて納得な感じ・・・かな。こういうスタイルもあっていいのかと思うし、また単にちゃらけたわけでもない、しっかりしたラーメンでもあったことがナイス!しかしだな・・・・もしも味玉トッピングであったらな、随分と全体印象が変わっていたのかもしれないです。20歳若かったら、ここでデートしたい。そんなラーメン屋。学割もあるし、そういうところ学生街の喜ばしさもあります。ということで、武蔵野市民としては、ちょくちょく訪れると思いますから、今後ともよろしくです。ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。


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