ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン632】 麺家じゃんぷ亭 (大阪・大阪天満宮) みそらあめん

<大阪で味噌ラーメンを求める一週間〜その3>
【大阪で味噌を語ると・・・ここが心に引っかかりまんねん】

 味噌ラーでピンとくるところは、大阪ではすごく少ないと思うんですけど、なんとなく、大阪味噌ラーメンを語るとき、ここを外したらあかんと思うのです。関西ローカルなラーメン本などには良く紹介さえるお店なんですが、一人、旭川ラーメンスタイルで大阪で気を吐くといったところです。以前、限定の味噌を食って・・・・なんとなく突き抜けた感はなかったんだけど、仕事ぶりというか、麺には真面目とも受け取れ、質実な実力も感じますしね・・・・。今回は、基本の「みそらーめん」でお願いいたします。旭川らーめんを説明できるわけでもないアタクシがつべこべ書きますが、あしからずです。




【ああーーー、これ昔、オヤジと食った味だぁ〜・・・懐古系味噌!】

 こちらの調理の姿がいいのですよね・・・・。一杯ずつ中華鍋で仕上げてスープと具を仕上げます。そのため、鍋の洗いがこまめに必要であることや、コンロの数だけの生産ロットになるため、生産性があがりませんが、それが味噌ラーメンを作るスタイルです。忠実さだけでも評価しまっせ! この調理中の、ガチャンガチャンという大きな音も調味料でんな。野菜炒め的なトッピングに期待をはせます。

 さて麺顔ですが、いわゆる北海道と言えば「コーン」ですよね。それが入っているだけでも旅愁をかんじさせますやんかいさ・・・・。そして、その流れでちらと麺を覗く・・・・「おおお!」とため息がでる。そして見慣れたマットな味噌ブラウンの海にレンゲを沈め、クチへと運び味わいタイムが始まります・・・・。




【!!!・・・、昔強烈に恋いこがれた・・・どさん娘ラーメン味噌!を思い出す!】

 アタクシ達の年代では、もう塩ラーメンとか、味噌ラーメンは、北海道!ですからね、小さいときから刷り込まれたイメージは!!学生の頃に、北海道旅行で札幌に着いてまず訪問したところがラーメン横丁っていうくらい、北海道味噌ラーメンにイメージが結びつくのです。しかし、北海道には造詣が深くないもんで・・・・・・・、このあたりは、たにやんに、アタクシ・関東ラー友雁首ならべて、ご講釈いただくことといたしましょう!いつかね!!

 味わいの構造としては、極めてマットな味噌味でして、現代のニューウェーブらーめんを食べて来た身とあっては懐古すら感じる正直な合わせ味噌味!しかし、これがいいのです。麹がどうの、カエシの風味がどうのと、語ってたのは恥ずかしくなるくらい、「伝統の味噌味」「昭和の味噌味(平成開業だけど失礼)」と感じますな。店の感じとしては、アタクシよりはずっと若い年代の客層が多いような・・・・。昔のどさん娘を知らん世代でも、親しみやすい味噌味として人気がありそうです。

 ※味のグラデーション:味噌(合わせ)>トッピング野菜の炒め汁>鶏系スープ
  スペシャリティを感じないところが、毎日食える日常ちょい上という・・・極上感です。




【頼んだわけでもないのに・・・アタクシ好みのツボな茹で上げ麺が出て来た!】

 北海道を意識したラーメンときて、あの角麺の黄色みがかった玉子縮れ麺でっしゃろと、思うのでしたが、肩すかしです。何やら、加藤製麺とか北海道??ブランド麺をご使用とのこと。しかしながらその麺は当初の予想を肩すかしさせて、北の博多麺とも表現したい・・・・低加水ぶりな粉感あふれるクッシリした歯ごたえです!! 芯が残る粉感がええ!! そして縮れですからね! 博多で縮れってアンチテーゼですけど、ここまでくれば怖いもんなしですわな・・・。いやいや、これは旭川らーめんだった。やぱり、だれか、アタクシに、旭川らーめんの定義をしてくれといいたい!

 ※麺の感覚:ほぼ・・・低加水のクッシリ感、芯を視認できる粉感
 ※麺の形状:教科書のような縮れ、細麺、色合いは自然な黄色でかん水を感じさせない




【野菜炒めなトッピングがまた良いのだ!】

 タマネギともやしが支配するその野菜トッピングですが、しっかりした中華鍋の炒めと焦げが素敵。スープにも良い香ばしさを与えて、ここに、このお店の心意気を一番に感じるのかもしれません。まさしく、鍋の料理!鍋のラーメンなのだなと実感する瞬間です。

 これに対して、チャーシュー炒めに対局してハム的な切り口と仕上げなんですね。ロールばら肉で2枚も大ぶりであるなんてとてもサービスです。惜しむらくは・・・・・『ここに一手間、ハンドバーナーでひとあぶり」があったら、格段に評価があがると思うのですがいかが??




 総じまして、ここの・・・・悪気は全くないながら、不器用なほど朴トツとしたところが、好きと言える一杯です。時には、火山らーめんとか、面白く旨い限定も出してくれますが、基本の定番味噌ラーが安心感を与える店かと思います。味噌は儲かりにくいかもですが、頑張っていただきたく。このエリアの星となれーってか?ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。








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