<ランチタイムでも落ち着く街角、質実な北海道味噌を堪能>
仕事納めということで、社内の関係部門いちょこっと挨拶にでかけた午前中、「どうしてもこの件だけは年内に!」という感じで引きずられてしまいました(泣)。本当は、早めに切り上げて蒲田へ抜けて、味噌を攻めるつもりでいたのに(苦笑)。ランチタイム後半というタイミングで、乗り継ぎの武蔵小杉で途中下車して探すこととしました。このエリアだと店選びに困らないのだけど、味噌を食いたいというスイッチが入ってしまったため、それで困ってしまう。家系の味噌でもいいかなと、少し考え始めたところで、ネット検索で探し出したのが「麺屋 萩」さんです。しかも、北海道ラーメンを意識しているとあって、これは思わぬところに店があるものです。速攻でそちらへと向かいました。
隣の武蔵小杉に何もかも集中してしまっている感じで、一つ駅移動した短い距離なですが、新丸子はすごく静かな街です。駅前にスーパーもあるんだけど、ざわつかない。高架線を通る東横線の車両が駆け抜ける音だけが、響く街並みです。そんな一角に、わりとデカめな看板がかかってるので、わりとすぐに見つけられる店です。入店時、先客2名。結構広い店箱なれど、少しさびし店内。昭和50年代の歌謡ヒットメロディーが流れる店内。これが妙に落ち着く。もう洗いしたくして片付けだしたようなご店主の後ろ姿にすみませーんと声をかけ、「焼き味噌」と「キャベツ」の食券を見せびらかして、台の上に置きます。この後、すぐに先客が退店してしまったから独占状態だったのですが・・・これはこれで寂しいー。ランチタイムなのに。ひょっとして地雷踏んだか?と不安になったりもします。
汁:「濃厚や焼きのイメージそれなりだが普通に旨いぞ!野菜炒めのエキスが香ばさと生姜がナイス!」
「焼き味噌」というフレーズにハマった次第。どんな感じで焼くのかなーなんて、迷惑だろうが厨房を凝視していたら、味噌だれにすでに焼きエッセンスは入っているらしい?。中華鍋にラードが引かれ、野菜が勢いよく炒められると煙と薫りがもうもうと上がる。そこにベーススープを投入してジャーーーーーと大きな音がたったら、味噌ダレが入れられる。やはり、味噌ラーメンはこうやって中華鍋で炒めながら仕上がってゆくのが最高ですね。かなり期待が高まりますし、この時点で冒頭の店内の寂しさと不安が霧散してしまいます。キャベツトッピングがあとから茹でられ、あと乗せでトッピングされたら、配膳が完了です。
小さ目の丼ですが、実にボリューミィーに見えます。スープの色合いは確かに深い味噌茶色色で、合わせ味噌か深さを感じます。味わうと実に飲みやすい。ベースのスープの中にもそこそこコラーゲンが潜んでいるのか、最初は濃厚そうに見えます。しかし塩気は控えめ。薄いということではなく、濃密でも円やかな味噌味とお伝えしたい。味噌の熟成感は少し飛んでいる感じがするけど、それに代わり野菜炒め香ばしさと甘味が加わって、別次元の旨さに高めているかのよう。そうそうモヤシ炒めの薫りと玉ねぎ系のちぃ焦げな甘味が、実に味噌に合います。
注目は、生姜。業務用の擦りおろしタイプなのですが、これが結構思い切ってトッピングされている。これが食い進めていくうちに、ナチュラルにスープに溶けていくのが実によい。チャーシューを座布団にして結構盛られてるけれど、そのほかにキャベツの上にも同程度盛られていて、これが味わいを後半になっても飽きさせない。ジリリと淡く響く清涼感が加わるという感じです。
また辛さのエッセンスも糸唐辛子がカバーしてくれています。時折に辛味噌の味わいが楽しめておもしろい。しかし、私は後半に一味唐辛子を振りかけて味のチューニングをしてみましたが、これもまた合う!。こうなると「辛味噌ラーメン」はどんな感じが確かめてみたくなります。
麺:「密度感高くても固くないクッシリ感覚!味噌味に負けないしっかりした風合いが食欲そそる!」
北海道から直送された中太縮れ麺というふれこみ。まさしく偽りなしという感じ。うねり方もまた強めで、勢いよく啜るとワイシャツにハネが飛びまくるという感じです。しかし、密度が高いので、啜っても飲み込むのに時間もかかりそう。ハグハグっと半啜りな感じで、舌と前歯で千切って咀嚼するという感じで食べ進めるます。やはり、味噌の濃密さにまけない風味というか、歯ごたえというか、まさに北海道のラーメンという感じが生き生きとしています。モヤシと厚めな低反発感が織りなす歯ごたえが楽しい。ややヘタッたモヤシがクニャリとしつつも、麺がヌツヌツと脈打つように淡く反発。それらあ入り混じる咀嚼感覚です。
時々、キャベツと混じってザクザクっとしたのと混じったり、メンマと絡んでコリコリってしたイメージと入り組んだりして、麺との絡みで歯ごたえが複雑になるところが、ラーメンの面白いところ。それがとてもハッキリしているのが北海道のラーメンですかね。
具:「肉の存在感よりも圧倒的なキャベツの迫力!メンマのコリコリ感はビールに合いそう!」
残念ながら、ばら肉スライスのチャーシューは、食ったあとすぐに駆け抜けていったので、私の味印象にあまり残っていない(笑)。その代り、キャベツがハッキリと印象に刻まれました。葉脈の太い部分が結構大胆に盛られてますが、茹で上げがいい感じで歯ごたえと甘さを両方保たれている感じ。味噌スープも少し含むとさらに美味しい。シャキシャキと食べ進めていくうちに、汁がほとばしりスープに溶け込んでゆくのも相乗効果。またメンマはイメージよりも細くて長いタイプ。味は深めに染み込んでいるようだけど、薄味で本来の味わいを残すタイプ。何と言ってもコリコリ感がキープされているのが堪りません!。
総じまして、「長閑な街角のしっかりした北海道味噌感覚!もっと知れてもよいかも!」と少しばかり応援してしまいます。なんだー、客入りが少なかったので不安だったんだけど、ちゃんとしっかりした北海道味噌を提供してくれるやん!。これは、好印象でして、また武蔵小杉で混んでて昼飯難民になったら、来ても良いなと思いました。味噌もこのほかに「辛味噌」「旨味噌」とバリエーションもあり、また醤油もある。次回は辛味噌でいってみようかな。この日は、寒い風が吹いていたので重宝しました。春が来るうちにもう一度、来たいかな・・・なんて。ということで、今年の会社生活を噛みしめながら、さっさと詠います!
昼下がり
仕事納めと
割り切って
ゆったり昼飯
しっかり味噌麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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