【暴風雨の中で一杯を求めてさまようこと・・・5軒目】
もろ暴風雨の予想時間帯でしたので、臨時休業が多いわ・・・この日は。三ノ宮の「マッチョ」は営業してるかしてへんかわからん状態やし、神戸に行って「らーめん 会」は臨時休業とのことでシャッター。近くのガッツリ系で少し知られたところに行くと開店してたんやけど、まだ開店3分前だから前で待てと言われて泣く・・・。暴風雨でびちょぬれのまま外で待てなんて、あまりにも腹が立ち・・・もう神戸では食わん!と心に誓う・・・・(会は別ね〜)。
そいでもって元町方向、三ノ宮へと逆戻りして、「三七十や」へ行くと張り紙もなく休業。あーーーー切ないなーーーと思ってたら、交差点でこちらを発見!もう、泣けてくるのであります。こんな日でも開店しようとする心意気がいいじゃないですか!ちなみに、この店移転まえは、自宅の近くだったのでご店主の顔はよー知っとるわけで、偶然扉をあけたらご店主と鉢合わせでびっくりですわ。もう、語り尽くしたこの系列の一品やけど、この心意気を伝えたいのでレビしますわ!
【中華麺の熟成がこの店のスタンダードと知るべしだね!】
久しぶりやけど、何回もみた麺顔ですね・・・・。兄弟店の京橋「たかし」とも共通項が多いこの一品。豚骨由来の動物系をやや強く感じるものの、みんなに好かれる個性系・・・といった範囲にとどめておくスペシャリティです。そして、それに加えて一番特徴的かと思うのは、鶏コラーゲンの濃さですかね・・・・。スープ表面の端っこが・・・・・膜を張るほどのコラーゲンぶりです。なので、この鶏が豚骨の個性を上手くまとめているし、この一体感が「熟成!」と思える品質なのです。醤油のカエシも抑えめと最初は感じるんですが、食べ進めて行くと・・・・塩分の感じにカエシの輪郭も感じれて、やっぱり和歌山系と感じさせます。
大阪神戸の和歌山系の中でも、醤油強めで豚骨をまとめるタイプも好きなんですが、この店系列の鶏のコラーゲンでまろやかにさせる系も実になかなか・・・。本場和歌山ではどうなのかは、結局、分からずで終わってしまうかと残念ですね・・・。
※味のグラデーション:豚骨>鶏白湯>醤油(濃厚)
鶏白湯と醤油の前後感覚で、とても店の個性があらわれ、和歌山系も面白いです。
【麺は、やや太な博多系の風合い??? これ好みっす!】
これも書き尽くしたな・・・・・。低加水のストレート麺で、茹で上げに特に注文を加えなくても、しっかりと中心部を残した粉感があります。麺の風合いがこの濃いスープにあっても味わえるというのが、すごい!まるで、博多麺スペックともうせましょう(その通りやったりしてな)。
アタクシ、食べるのが早いので今回もごぼう抜きで先客を追い越し、清算レジへ向かうことになるのですが、こういう粘度あるスープだと麺への水分の浸透が遅いのかな・・・。最後までのびること無く、くっしりとした歯ごたえを楽しむこととしました。
※麺の感覚:低加水(博多麺風)
※麺の形状:ストレート、標準太さ、丸角断面
なんといっても、茹で上げと芯を残す程度が素敵。表面のざらつきもたのしい!
【贅沢を言えば、玉子を半分でもいいからくれwww・・・】
おそらく、ネギ多め言えばかなえてくれるだろうと思いますが、こういう系統ですから、デフォでも多めのネギ感覚です。また、チャーシューはバラ肉の味が良く染み込んだ系のとろとろスタイル。薄めだが、麺を巻けるので個人的には問題なし。メンマと海苔は・・・・品質的に特筆はなかったかな・・・・。
※トッピング:チャーシュー(ばら肉スライス)、ネギ、メンマ、海苔
多めにネギを入れてくれるのが豚個性あるスープなので、ネギを多めにしたほうがおすすめ!
総じまして、実は以前(甲南山手)より洗練されたかなーと個人的に思っています。店内と場所も格段に以前とは洗練されてるしね。豚骨系はライバル多いため、個性勝負になりがちですが、この程度のバランスがとてもアタクシは好きです。実は、ラーメンレビューを開始して・・・・関西系最初のレビがこのお店。まだ子供がとても小さいときにここの餃子を食わせて、ラーメン店デビューさせた記憶あり。いつまでも記憶に残る・・・あじゅち屋さんなのであります。いつまでも、頑張ってくださいまし。ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。(台風の中、餓死せずにすみました(笑))
関連ランキング:ラーメン | 元町駅(JR)、県庁前駅、元町駅(阪神)