いろいろな事で悩んでしまうので、強くなろうとして、逆に疲れる。そして落ち込む。こういう事ってよくありませんか? 僕もいくつになっても抱え込んでしまう性格なんです。最近、良かれと思ったことが空回りで、・・・そんな気分で立ち寄った書店で目を惹かれ購入しました。
読み進んで行くうちに、自分自身が、「慢」という煩悩にこんなに頭を奪われているのだと、発見させられてしまいます。良い人物像に無理矢理に重ね合わせている自分。みんなに受け入れられるはずという、目論見の心。善行にちがいないという確信。そして期待外れ。認めたくない事実。その結果として、自分の心が乱れ苦しむ。
良い行いを否定するのでは、ありません。心ない善行を控えるべきと考え直しています。自分の人格形成というのは、結局、習慣の積み重ねではないでしょうか?
乱れない心。裏表のない言葉。礼儀正さ。精神の細やかさ。やさしさ。など、そう言った事を自分で無理なく重ねて行くと、自分をとりまく環境も少しずつ変わる。毎日の生活を静かに見つめ直す事から、はじめようと考えています。そして、疲れにくい心をまずはつかめ得たらと・・・。
幸せとは、自分自身が心のそこからリラックスしている状態。リラックスできなくする「ノイズ」をまずは、客観的に捉えることができれば、「ああ、自分はこれまで、慢、に囚われていたのだ」とわかるきがします。
読みかえしたいと思う本に出会えたことに、感謝です。

- 作者: 小池龍之介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 単行本
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