ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5351】東京味噌らーめん 鶉(東京・武蔵境)特製味噌らーめん 〜見目麗しく味わい深し!寒さが染みるほど旨さも染みる!極上味噌麺!東京トップクラス!

年始のご挨拶巡り

 
 近場なのに年末忙しく、また混雑の様子だったので年明け早めに、年始のご挨拶がてらに訪問してみました。昼休み前倒して久しぶりに並びましたが、どの先客が入店するたびに「今年もよろしく」と店主へ軽く頭を下げる。常連に深く愛されている店だなと改めて感じます。
 

 
 なのでこの店で今年一杯目は、看板商品の「味噌らーめん」を特製でいただくことにしました。つけめん大盛でガッツリと行きたい気分ではありましたが、今年は長い年末年始休みだったので、午後の仕事が溜まってしまってるから・・・・。
 

 
 
 
<全体> 素揚げ牛蒡見栄え良し!崇高とすら覚える存在感!質実味噌出汁に漂う芳醇牛蒡香味油!

 
 素朴なのに美しき哉。そして芸術性を感じさせる蒡素揚げの盛り上がり!。箸を入れるのも戸惑ってしまいそうです。そして牛蒡の香りがふわっと漂うのも素敵!これは表層を漂う牛蒡香味油の仕業。
 

 
 どこかしら土っぽい独特な香りが、そそります。見た目で完成度と言うか・・・すでに食らう前から伝わる崇高な質感!。
 

 
 
 
<出汁> 豊潤漂わせる味噌のコク!甘味と塩気とほのかな辛味!牛蒡オイルで独特の香ばしさ!

 
 ベースは「東京あぶたま味噌」。七彩系譜ですな。その味噌だが、実に「甘味」がしっとりして深い。いや・・・実は甘味の中に塩気もしっかり感じ入るようで、米味噌と豆味噌を融合したような、甘味と塩気のバランス感覚!。江戸甘味噌は、決して甘ったるくはなかった!。さらに麹の風合いが実に強め!。最近食ってた辛味噌ではここがマスキングされたのか・・・ちょっと今更だが新鮮に感じる旨さです。
 

 
 そしてベースの動物系の煮出しもいい感じ。多少口の周りにペタペタ貼り付く感覚あり。豚骨のコラーゲン感と鶏ガラのエキス感が融合してると思われ、濃密なれどクリーミーな滑らかさ。味噌風味を封じ込めることなく、下支えとして力強くバックアップしてます。その上に、ごぼう油が揺らめく〜。太白油に胡麻の香ばしさがしっかり移り込んだ仕上がり。味噌にも動物系にもできないエッセンスがプラスされて、旨さのカオスが一層引き立つ旨さになってます。
 

 
 
 
<麺> 自家製麺!大胆なピロピロぶりの極太手揉み!溶けるように優しい食感!出汁を吸い込み甘味を吐き出す旨さ!

 
 素揚げ牛蒡もそうですが、やっぱりピロピロ極太手揉み麺も、この店のアイコン的存在です。喜多方オマージュと言うより、東京では七彩系と言った方がしっくり来ますね。この系列の中では、太さやワイルド感では一番かな?って思う反面、優しさや甘味でも一番かもしれませんね。
 

 
 全体的に薄皮一枚感じるような、ヌルつきを感じる滑り感覚。前歯の歯切れはとても緩やかで淡いモチモチ感覚。そして奥歯で噛み締めると、素地の風合いより甘味の方が先に感じるような味わいです。出汁を吸いがちなのもいい展開で、素地の甘味に味噌の旨味が混じって一体感が素晴らしい。加えてやっぱり牛蒡香味も貼り付くようで、時折牛蒡素揚げも混じるから、余計に牛蒡の旨さも滲む展開!
 

 
 
 
<牛蒡> この店のアイコン的存在!牛蒡香味油とコラボし独特な風味感を生む!?

 
 これがあるだけで、随分と味わいとイメージがレベルアップします。牛蒡は想像の通りハードなチップスに匹敵するパキパキとした歯応え。そしていきなり鼻腔に広がる牛蒡ならでは、土っぽい素朴ないい香りが広がります。それだけでなく、香味油にも牛蒡エキスが溶けてるようで、湯気で感じる香りとコラボした旨さがナイス!。
 

 
 
 
<挽肉> あるだけで嬉しい挽肉!ふかふか歯応えが楽しく出汁に溶けても旨し!

 
 挽肉があるだけでテンション上がる!。挽肉自体の旨味、そのふかふかな食感が楽しいわけだが、全体に飛び散って麺や具材に絡まる時の、味わいも素晴らしいっすね。出汁に溶けても逆にそれを吸い込んで旨し!。特に牛蒡と絡まると絶妙!。
 

 
 
 
<チャーシュー> 燻製感が香ばしく滲む吊るし焼豚!タレと肉汁の旨味が一体化したジューシーさ!

 
 本当は、お正月用に予約したかったんだが・・・ついつい時間がなくてスルーしてしまいました。それほどお気に入りなチャーシュー。すっかり今のトレンドになってる吊るし焼豚系でございます。定番な中華的なそれのようで少し違う。しっかりと燻しの香ばしさが際立つ上に、ふかふかとした肉の柔らかさが残り、肉本来の旨さも表す様子です。
 

 
 脂身の多い部位と肉質メインの部位の2種盛です。脂身は、舌の熱でとろりと柔らかく感じる仕上がり。そんな中で、タレと肉汁の旨味が一体化したジューシーさが広がります。また赤身部分は吊るしのスモーキーな風合いがダイレクトに伝わりそれが非常にビールを欲する味わいかと。白飯にも合うし絶品なチャーシューですな。
 

 
 
 
<もやし> 炒めて出汁に浸されて・・・絶妙なクタり加減に滲む甘味が味噌に合う!

 
 味噌系ならもやしは必須アイテム。中華鍋で軽く炒めてしなったところに、出汁を引いて煮ながら炒めると言う感覚。それでモヤシ本来の淡い甘味が出汁にも浸透しWin Win な関係です。
 

 

 
 
<味変>  山椒を途中で一振りするのをオススメ!タレに香りがまた復活!

 
 あまり必要性もないかもですが、テーブルセットに市販の山椒があります。辛味噌じゃなくノーマル味噌なら、試してみる価値あるかと!。汁系だったらオススメです。赤麹の華やかさに慣れたころあいに、また新たに香りが復活するような感覚で楽しめますので!
 

 
 
 
<味玉> 卵黄の味わいが濃密な奥久慈卵!甘味すら感じるマチュアな味わい!味噌に絡めて旨し!

 
 薄出汁がしっかりと奥深くまで浸透したもの。そして熟成したような甘味を感じさせる卵黄の仕上がりです。ブランドものらしく「奥久慈卵」とのこと。
 

 
 元々濃ゆい卵黄のコクに、出汁の深さが重なる濃密なる旨さがいいね!。ジュレっぽい部分とトロトロなソースっぽい部分のバランスもよく、舌によく絡みつきます。
 

 
 
 
総じまして「見目麗しく味わい深し!寒さが染みるほど旨さも染みる!極上味噌麺!東京トップクラス!」

 
 
 ・・・と言う感動の嵐!。東京都の大動脈中央線界隈でも牧歌的な武蔵境でずっと味噌一本勝負!。実は密かに百名店くらいはゲットしてもおかしくないないと思っております。一気にビブグルマンあたり載ったりしませんかねぇ〜。決して私、関係者ではありませんが旨さゆえシンプルに激しく応援!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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