ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5410】中華そば 丸信(東京・荻窪)ワンタンメン + 焼売 + キリンクラシックラガー 〜昭和から脈々続く味の質実さ!これも荻窪代表格のノスタルジック拉麺!

昭和の一時代を牽引した荻窪ブランド

 
 すみません、関西オリジンな私なので、よく知らないのであしからず。聞き齧りです。昭和オヤジの私は、東京ラーメンといえば「荻窪」と思っていた世代です。生まれ故郷京都から足を踏み出していない少年若年の頃は、メディアの影響でそんなイメージ。で、就職で上京し「恵比寿」「環七」「西新宿」など拉麺ブームに引き摺り込まれ今に至るか??。そんな昔の拉麺の話を、嫁さんの親戚と以前、酒を交わしながら話してると、一時期の荻窪拉麺はすごかったよねー・・・と言う話になったっけか。
 

 
 私にとって、荻窪で老舗拉麺といえばやっぱり「春木屋」。しかしそれは「春木家(蕎麦屋)」の分家と聞く。次に昨年店仕舞いした「丸長」。大勝軒系にも絡む名店。そして荻窪には「丸」と言えば「丸福」「丸信」と合わせて3つの「丸ブランド」があったことになるのですな。親戚はどうも「丸福」のファンだったらしく今はその店は跡形もなくなってます。でもその大元の店は今でも荻窪にあるし、西荻窪に支店がある。
 

 
 そして「丸信」。これは、丸長の分派なのか??。私が東京西エリアに骨を埋めようと決めた10年以上?もっと前の頃は、一時期丸信は休業状態だったのか??。そんな代が変わったタイミングで一度来たきりです。移転した後ってことになるみたいですね。これだけ荻窪界隈で拉麺を食い倒して食い散らかしている身としては、久しぶりに行かねばなるまいと一念発起。歳をとると新店舗もいいがこういう古い系譜ってのにも興味がわくもんでしょうかー。
 

 

 
 
<キリンクラシックラガー> 昭和の思い出の味!キレよりもコクを感じる苦味の広がり!むしろ芳醇さ新鮮!

 
 いわゆる熱処理麦酒。製造の後工程で残る酵母を熱処理で取り除くってのが往年のラガーですね。今のキリンラガーは、苦味が結構爽やか目に響くのだが、クラシックラガーは比較的穏やか。苦味が少し円やかに感じます。
 

 
 そして味わい続けると味に慣れてきて、そこからはコク深さを知る。アルコール度数は控えめなれど、麦芽なのか?コクを感じる展開!。ゴクゴクと喉を鳴らしながらいくらでも飲み干したくなります。
 

 
 
 
<焼売> 大ぶりな町中華系焼売!蕩けそうな皮!豚挽肉に玉葱甘さが優しく溶ける!

 
 デカいだけでなく柔らかくてきめ細かい挽肉感覚!豚肉の甘味でここまで出せるのかと優しさい旨さに気分はメロメロ。しかも甘味がとっても優しいのだった!。
 

 
 落ち着いて味わうと、どうやら玉葱の細微塵が挽肉にふんだんに混ざってるようです。これが懐かしくもノスタルジーすら感じる味わい!。辛子と醤油を浸し吸い込ませてもまだ甘い旨さなのだった!。しかも蒸された肉厚な皮はとろけそうで、しっとりと貼り付くような仕上がり。
 

 
 
 
<全体> 大きな丼に懐かしさと穏やかさが広がるレトロな風景!

 
 配膳の瞬間は、おお?永福町系?と思えるほどに大きめな丼の印象が支配します。目眩するほどでないサイズ。
 

 
 でもこれだけで、お得感を感じたり、昭和の良き時代にはウケたのだろうなと推察します。そして麺顔は・・・チャーシュー、メンマ、海苔という三兄弟。とくに海苔は申し訳程度の淡い存在感が、またポリシーにも感じたりする。
 

 
 
 
<出汁> 実にクラシカル!豚肉&鶏ガラの滋味が昔ながらの旨み広がる!

 
 いわゆる荻窪ラーメンというイメージ通りの出汁。醤油の醸造的な酸味とか塩気とかは、いわゆるカエシはあまり感じず穏やかな味わいです。むしろベースとなる出汁の旨味に溶け込む感じ。そしてその旨味の主なものは、豚鶏・・・そして魚介乾物という流れでしょうか。
 

 
 現代のラーメンのような色気とか濃厚さとはまた別もので、表現するとシンプルなのだけど、一周回って新鮮に感じる??。それが滋味という感覚でして、素朴のようでもあり、質実のようでもあり、当たり前の格好良さを感じます。やはり魚介の後味を感じるような・・・。
 

 
 
 
<麺> 大勝軒系を連想する多加水系で昔ながらのツルツル&クチュリとした残像!スパスパクチリと切れ込む

 

 

 全体的には、多加水でツルツルストレート麺!そして思った以上にデフォルトでもボリューミィーでした。見栄えは白みがかった黄色い小麦色で多加水系らしい光沢。いかにも「つるつる」とした感じです。スベリは、見た目通りにツルツルとすべります!特別な麺でない「気楽さ」がある一方、怠惰な「安っぽさ」がない。身近でしっとりとした表情とそのすべりの感覚が嬉しい。
 

 
 そして麺密度感は低めでスパスパっと切れ込みクチリと潰れるような歯応えです。小麦の風合いというのでアピールする麺ではない感覚で、そういうところもどこかクラシカル?。スベリの良さとモチモチ度合いが分かりやすいです。前歯の千切りがスパスパと気持ちよく、奥歯でのすり潰しの初期段階で「クチリ!」と面白いほどに潰れるのが快感。10年前に食ったただ柔らかいイメージと少し違ったが、記憶違いだったのか?。
 

 
 
 
<チャーシュー> 肩ロース大判スライス!醤油タレの深い塩気と肉味と!吸込む出汁にバランス感じる旨さ!

 
 安寧を感じる豚肩ロースの煮豚タイプです。大判なスライス状態なのは好印象です。内側の脂もしっかりと残しており、煮込みの段階で少し抜けたところがまた旨そう。そこに醤油系の下味が深く浸透しており、脂の甘味と赤身の肉味・・・そして醤油スープが染み込み、とてもティピカルな旨さです。
 

 
 濃ゆめの醤油下味と赤身の淡白な部分に、共にスープが吸い込まれてゆくことで、一体感高めている様子ですね。今回も存分に麺に巻きつけながら食らってしまいました。好印象だったので次回はチャーシューメンにしても良いかと妄想中です。
 

 
 
 
<ワンタン> デカい皮尾ひれにやや控えめな肉餡!シンプルな味付けが実にナイス!出汁に染まりゆく旨さ!

 
 なかなか結構ボリューミー。歯応えふわっとした豚挽肉餡は薄味でしかも大きく感じました。食べ応えしっかりで、皮はやや大きめな尾ひれです。しっかりスープを染み込ませますが、中盤から皮はすっかり染まって褐色です。薄味シンプル味付けで、スープと交わって旨し!。スープの味わいそのままでワンタンを味わうイメージです。
 

 
 
 
<メンマ> 自家製?下味の深さと素材の旨さがしっかり融合!炒め香ばしさも残る柔らか仕上がり!

 
 
 メンマが旨いぞ!。やっぱ自家製なんでしょうか?。煮崩れたような部分と、サクサクと凛々しい部分とが入り混じわり、下味浸透が深くて旨し!。特に香ばしさも漂う感覚で、スープに浸しても旨さ変わらず。実にハンドメイド感たっぷりです。これをつまみにビールを流し込んでも面白そう!。
 

 
 
 
総じまして「世代継承しいつまでも色褪せない旨さ!昭和から脈々続く味の質実さ!これも荻窪代表格のノスタルジック拉麺!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。やはり飽きないねぇ〜!さすが脈々と続く昭和の旨さ!色褪せぬ!と感じます。昨年の丸長閉店はショッキングでしたが、荻窪にはまだここがあるかと!これから少しづつ思いつたらまた訪問します。荻窪で休日昼飯過ごすなら絶対に激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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