ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5334】横濱ラーメン あさが家 本店(東京・阿佐ヶ谷)ラーメン + チャーシュー3枚 + キリンクラシックラガー 〜どこかほっこりする旨さ!まさに阿佐ヶ谷を代表する家系あさが家!

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ジングルベルを聴きながら家系ラーメン

 
 街はクリスマス雰囲気最高潮な時節に、私はひとりラーメン活動に勤しむ週末休日でございます。だけどね・・・寒い最中、店先で震えながらキャンペーンで売ってる若人がいつも切なく感じるのよ。年齢重ねるごとにそんな気分。っすがにケーキは買えないが、ファミチキ・Lチキなら、手軽に食えるか?などと思って、寒い店先でやってるとつい買ってしまう。また、ありがとうございます!ってな若者の感謝が眩しいのよ。そんな感じで駅のホームのベンチ。ひとり不思議なおっさんがファミチキを貪り食うのでした。駅前の商店街から流れるジングルベルを聴きながら。
 

 
 いかんいかん!これでは小腹が張ってしまう。これからラーメン活動をせねば。てな感じでライトな醤油ラーメンをと思ったんだが、たまたまなのかどこへ行っても行列か並びだったので困り果てる。つーか並ぶのが最近とても面倒くさいのよ・・・。近年、仕事と家庭のことで忙しすぎて、拉麺で遠征とか、新店舗開拓って感じで燃えなくなってる。
 

 
 諦めて最寄りの三鷹へ戻ろうかと思いつつ、最後に寄った「あさが家」です。店先で並びはなかったけど入店すると、うわっ・・・混んでる。引き返そうとすると、厨房から「奥が空いてますのでどうぞ!」との引き留めコールを背中で受ける。振り返るととてもいいスタフ一同の雰囲気。こりゃ無視できないよね。券売機の後、奥まった席に静かに腰を下ろします。
 

 
 
 
<キリンクラシックラガー> 昭和の思い出の味!キレよりもコクを感じる苦味の広がり!むしろ芳醇さ新鮮!

 
 こちらは麦酒はセルフサービスです。キリンとアサヒがショーケース冷蔵庫にある。キリンだったらラガーね・・・と思ってたがよく見たらクラシックラガーじゃないか!。うわーすげ〜嬉しい!。拉麺店では滅多にお目にかかれぬから興奮です。 
 

 
 いわゆる熱処理麦酒。製造の後工程で残る酵母を熱処理で取り除くってのが往年のラガーですね。私が大学生の頃、まだキリンラガーは熱処理だったので、この頃馴染んだ味わいです。ずっと以前、キリンが復刻版というのを出してた時期があったので、厳密には昔馴染みの味わいイコールではないかもです。
 

 
 今のキリンラガーは、苦味が結構爽やか目に響くのだが、クラシックラガーは比較的穏やか。苦味が少し円やかに感じます。そして味わい続けると味に慣れてきて、そこからはコク深さを知る。アルコール度数は控えめなれど、麦芽なのか?コクを感じる展開です。クラフトビールとは比較にならないんだが、ゴクゴクといくらでも飲み干したくなる旨さ。
 

 
 
 
<全体> チャーシュー3枚追加で実質焼豚麺!家系にしてはとても整然な麺顔雰囲気?

 
 初訪問の家系だったら、チャーシューメンで試す私なのですが、ここではそのボタンが無い。デフォルトのラーメンに、チャーシューボタンを押して追加する流れです。3枚と5枚と選べたんだが、デフォが割と強気な価格設定に思え、肉の選択時点で怯んでしまう。結果はチャーシュー3枚。あゝどうせなら・・・・5枚って思いきれないところがオレらしい。こういうところ人生でずっと損してるかも。たとえば坂道発進でもアクセルふかしキレないオレなのさ。
 

 
 さて配膳ですが、家系ってワイルドで極端に言えばゴテゴテしてるところも期待してるところなんだが、妙に整った麺顔ではないか。厨房は一転してとても活気に溢れフェスティブなんだが、麺顔はどこか静的に整ってる感覚。肉と海苔は規則正しく並び、出汁はとても濃ゆいペールオレンジでライトな感覚。唯一造作ないところはほうれん草のクタクタとした表情でしょうか。
 

 
 
 
<出汁> 思いの外ライトな豚骨醤油だがコク深さ十分!ごくごく飲み干したい家系出汁感!

 
 デフォルトの出汁は、比較的穏やかでライト系。近隣の中央線沿線だと洞くつ家もそんな感じだが、あちらは乳化が進んだ白濁系なのに対し、こちらは醤油のカエシが立ちつつ、豚骨エキスと拮抗する様子です。これは好きだ。濃厚で鶏油バリバリに効かせた旨さも好きなのだが、年齢を重ねるほどにそれは重く感じるのでちょうどいいかと。
 

 
 それにしてもこれはうまい。家系だと豚骨「エキス」って表現した味わいだが、これは豚骨の「煮出汁」と表現したい。そう出汁なのです。ゲンコツから滲む野趣はとても抑えめで、さっぱりナチュラルな豚感覚。まさにゴクゴクと飲み干したくなりますし、実際そうさせてもらいました。後から胃もたれすること皆無なり!。
 

 
 
 
<麺> 緩やかに捩れるぼこぼこフォルム!密度低めでハードなモチモチ歯応え!芳醇な汁と絡んで旨味深し!

 
 家系王道のブランド「酒井製麺」。微妙い中太でやや平べったく、「かため」指定だったので麺の捩れがそのまま残ったような見栄え。この捩れに具材を多くひっかけてくると同時に、濃密なスープを合わせて絡めとって持ち上がります。
 

 
 密度感がやや低めと感じており、そのせいかややハードな歯応えの中にモチっとした感触もあり。チャーシューやと絡むと複雑な歯応えになるが、最後に感じる麺の素地の旨さにスープの味が一体化する旨さがたまりません。また後半になると汁の吸い込みを若干感じ始めますが、これもまた旨いね!。
 

 
 
 
<チャーシュー> 肉厚な豚肩ロース!脂身は蕩け赤身は出汁と脂を吸い込み口の中で旨さを放出

 
 家系の肉だとまず、モモ肉か肩ロース肉か?そしてスモーキーさはあるか?など頭の中で食らう前からフラグが立ちまくりです。分類的には肩ロースでスモーキーさはないタイプ。それより煮込みで脂身が蕩け初めて崩れそうな感じです。
 

 
 赤身は蕩けた脂身と豚骨醤油の煮出しをスポンジのようにバクバクと吸い込む様子。蕩けた脂身と出汁吸い込んだ赤身を口の中に運んで食むと、旨さを放出し渾然一体でございます。あゝ・・・やっぱ5枚にしとくんだった。

 

 
 
 
<ほうれん草> 塩気が効いた汁を吸い込み甘味を滲ませる!クタクタ加減がナイス!

 
 この「くたびれ加減」がたまらん。そして実にボリューミー。麺にからんだ時の歯ごたえもまた面白い感覚でして、できればほうれん草増しでも良かったかもしれません。
 

 
 そのままでも旨いのだけど、出汁に一旦沈めてから食らうのが最高。塩気が効いた汁を吸い込み甘味を滲ませるのです。また肉や海苔を巻いてほうれん草を食らうのも一興で、麦酒のツマミにもなろうかという万能なる旨さ!。
 

 
 
 
<味変> ニンニク・生姜!豆板醤・ガッツリ攻めて実に痛快!今回も厚化粧なトリプル薬味!

 
 家系なので今回も当然の如く味変化で遊んでしまう。これぞ厚化粧?薬味祭りでございます。定番のおろしニンニク!遊び心で豆板醤!そしてやっぱり自分のこだわりるところは「すりおろし生姜を多め!」でございます。やはり溶かすと格段にキレが生まれます。そして時には金属的とも思える生姜のじんわり感が溶けると、相乗効果でキレと刺激が加わる!。味のトリプル薬味攻撃!味変厚化粧激しくオススメ!。
 

 
 
 
総じまして「家系なのにどこかほっこりする旨さ!まさに阿佐ヶ谷を代表する家系あさが家!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。ここシンプルにここ気に入った!ちょくちょくレビューアップさせてもらいます。不思議と壮年世代の客入りも多く幅広く旨さ認知されてる感覚。短時間だけ中休みあるけど実質通し営業に近く、駅からも近いため使い勝手がとてもよろしい。しかもビールはキリンラガークラシックがあるから嬉しいじゃないか!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!ということで今日も家族に感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 

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