ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3967】 函館塩ラーメン 五稜郭 (東京・荻窪) ラーメン + サッポロクラシック 富良野VINTAGE 〜優しい塩味ナンバーワン!飲み干す快感!極上函館オールドスタイル拉麺!

東京でサッポロクラシックが飲めるラーメン店
 


函館塩ラーメン 五稜郭 (東京・荻窪) ラーメン + サッポロクラシック 富良野VINTAGE 〜ラーメン食べて詠います

 

 週末は魂を解放する時。吉田類なら酒場を歩き倒すだろうけど、ラヲタな私はラーメンと酒を両方叶えたいわけです。フツーの銘柄ビールもいいけど、それにも飽きてきたら冷酒・日本酒があるラーメン店に行ったりする。でもちょっと拘りある酒を置くラーメン店なら吸い寄せられる!。そんなわけで今回は、五稜郭@荻窪にやってまいりました。
 

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 ここは「北海道」「函館」に拘る「函館塩ラーメン」専門店であり、北海道愛が高まる「サッポロクラシック」のみを置いている店。もちろんラーメンもとびきり美味い店ですが、久しぶりに思い出したので、早速足を運んでみました!。土日祝日は、通し営業なのも助かるぅ〜!
 

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<酒> サッポロクラシック 富良野VINTAGE:ホップの抜ける香りが豊潤爽やかなのだ〜
 
 サッポロクラシックは、飲もうと思った時には結構探すの面倒。酒屋でも小洒落た店でしかなかったりするし、クラフトビールでもないのに結構お値段したりするよね。でも飲みたいわけで入店して早速「ラーメンとビール」って口頭で注文するんだけど・・・おいおい!サンプル飾ってある棚には「富良野VINTAGE」があるじゃないか!。ホント焦って無意識に「コレコレコレ!」と指差して注文してしまいましたよ(汗)。
 

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 恐らく、東京広しと言えども、これを常備するラーメン店はないでしょうぞ・・・。これをやってラーメン食える幸せ!。缶ビールなんだが、ホップの爽やかさと苦味、そして香りの豊潤さが実にイキイキしてる!。あまりの喜びで、いつもの動画メモも手が震えて使い物にならないくらい興奮してしまいました。ワンコインするクラフトビール缶も真っ青!な旨さ。ちょっとこの冬オススメな缶ビールですわ!。ラーメン抜きにして、都内で提供する店を探してみるつもりです。
 

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<全体> 穏やかな琥珀透明感に・・・出汁滲む麩が時をゆっくりと刻む
 
 そんな感じですでにラーメン食う前に充実感極まった感じですが、ボーっとしてたらご店主が、本当に腰低くて恭しく提供してくれた・・・・それがこの一杯!この麺顔です!
 

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 おおお!シンプルだけど優しい迫力がアリアリやん!。函館塩ラーメンのトレードマーク「麩」がじわじわと汁を吸い出してる真っ最中じゃ!。そして無骨さを表すチャーシューが実にトラディショナルな一方、全体的にはコンテンポラリーなまとまりを映す細麺のまとまり!。北海道美人が東京に出てきて垢抜けた感じがする・・・妙な興奮ですな。
 

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<麩> スープを食らうとはこのこと!広めて欲しいこのアイデア!
 
 ぼやぼやしてるとスープに浸透され切る。ずっと私は麩を見つめてしまいました・・・。初日の出が出る瞬間を待つような、じわじわとした時の移ろいも味わいのうちか!?。麩を食いつつ、実はスープを食うことに通じるからいいよね!。広めて欲しいこのアイデア!
 

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 一方で、麩って栄養価ない物だと思い混んでたんですが、店側のウンチクによりますと「ミネラル(亜鉛)」を含み様々な病気の予防となるとのこと!。更に「グルタミン酸」も含んでいるらしく、脳の働きを活発にするらしいです。なんだよ・・・オヤジ世代にこそ麩を喰らえと言うことなのか。「ガッテン(NHK)」「世界一受けたい授業(日テレ)」「主治医が見つかる診療所(テレ東)」などで特集される日も近いと思われます。
 

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<スープ> 真昆布とホタテのエキス感!塩気の中に甘味のある様な円やか塩ダレ!
 
 さてそのスープ・・・塩系としてもちょっと異色です。香味油を感じない・・・それは単にオレが馬鹿だからでしょうが、スッキリ感がこれほど極まる塩スープとは、改めて驚きです。そして煮干しも節形も前に出ないというか、そもそもどこに居るのだ。昆布のグルタミン酸だけでこんなに深い味が出るのか?。
 

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 そして、この店のウンチク書きはとてもよくできてます。歴史と風土と素材説明・・・そして栄養学が見事。猿払産のホタテ貝柱が旨味の主役だとのこと。アワビもホタテも生よりは干した方が美味いのをストレートにアピールしてます。しかも「猿払産天然5年干し貝柱」って何よ!。サッポロクラシック富良野以上のVINTAGEってやつか。
 

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 おおっと・・・心鎮めますと、味わいとしては淡麗系塩。ただシャープなカエシのキレとか、塩ダレの複雑さとは無縁です。シンプルにしてどこか重厚といイメージでしょうか。昆布とホタテのアミノ酸だけというクラシカルなほどに旨さシンプルですが、それがむしろ斬新!。都内では真似できないでしょうかねー。
 
 

 

 
 
<麺> 出口製麺:スープ吸いまくり!微妙に平たいストレート細麺!
 
 日本全国には、地元ラーメンに深い関わり持つ製麺所ってあるようで・・・ここもそう。函館系といえば「出口商店」らしいです。わざわざ地元から仕入れてるというこだわり。
 

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 冒頭で「北海道美人が東京に出てきて垢抜けた感じがする」と表現したのは、この麺。まさに上京したてで都会センスに溢れる整然としたパラレルな整い方・折りたたみ方!。漁師町発祥のラーメンとは思えぬコンテンポラリーさが秀逸です。しかし見栄えだけじゃなく食うとホント美味い!
 

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 フォルムは、典型的なストレート細麺だが微妙に平型。また汁が吸いがちなので膨らんでいる。そのため角麺と丸麺の間の微妙な膨らみを生んでおり、「オーバル」な感覚で口元から舌触り、そして喉越しのシルエットを伝えます。そこをクチリと千切り潰して味わうと、すでに湿った小麦感が、唾液で糖化しており、旨味が溢れる感覚ですよ!。これはたまらん! 
 

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<チャーシュー> 一周回って斬新に思えるオールドスタイルチャーシュー!香ばしさもナイス!
 
 コンテンポラリーと感じた麺に対して・・・チャーシューは、トラディショナル!。このコントラスト感が素晴らしい!。よくまとまってると思えます。今や低温調理な半レアなチャーシューがある中で、にた後で醤油系のタレを塗り、浸透させながら焦がさんばかりにローストした肉。これはロース肉でしょうか・・・・。
 

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 中心部は淡白で本来肉味を噛みしめる旨さ。そして周囲は脂身が少しのり、そこに醤油系のタレが染みて焦げて香ばしい。それら旨さを合わせながら噛みしめるのですが、スープの優しさと焦がしの素朴さが相まってこれがうまし!。これぞ「一周回って新しい」と思える瞬間のうまさです。チャーシュー増しにしはいかが?
 

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総じまして「優しい塩味ナンバーワン!飲み干す快感!極上函館オールドスタイル拉麺!」
 
 ・・・と言う感動!。こんなにシンプルなのに、ビールも含めてこんなに興奮したことも珍しいです(笑)。新しいことを追求するのは当然大切ですが、伝統とか歴史を知るってことも大切。そんなことも感じさせてくれる貴重な一杯かと!。ともあれ、函館ラーメンの存在を今回は存分にアピールさせていただいた次第。激しくオススメ!。そんな応援と今後の発展を思い、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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