男前になれそうなラーメン？
ラーメン いいかお （東京・庚申塚） 天然醸造醤油ラーメン 味玉入り ＋ キリンラガービール 350ml缶 〜ラーメン食べて詠います
- ＜酒＞ キリンラガービール！昼に程よい350ml あまり泡立てずにチリチリと泡の刺激をダイレクトに受け止めるのが好き！
- ＜全体＞ 肉感迫力とぜんまいの落ち着き！海苔と薬味は凛々しく！味玉は和やかに浮かぶ麺顔！
- ＜スープ＞ 軽やかな動物感に乾物の溶け込み深し！淡麗さ染み入るなま醤油感覚！薬味も映える味輪郭！
- ＜麺＞ 素地の風味が持続する中加水ストレート細麺！しなやかな腰つきに絡まる薬味！最後まで風味が楽しき哉！
- ＜チャーシュー＞ 低温調理豚肩ロースは赤身の肉旨味が芳醇！豚バラ肉は脂身の甘みがじんわり！味のコントラストが楽しき哉！
- ＜味玉にハズレなし！＞ 白身も卵黄も白出汁のカエシがキリッと感じる旨さのアピール！
- 総じまして「味わい男前！穏やかさにキリリと淡麗さが広がる崇高質実醤油そば！」
あらら、いざ訪問してみると「昭和歌謡ショー」があった場所なのね。そう言えばそんな話を聞いたこともあったわ。少し寂しい気がいたしましたが、気を取り直していざ入店。先客１名。ってか５席だけの小さなお店だから、一人でも先客いたら寂しくはないね。なんだか常連っぽい方の様だが、地元に溶け込んでる様子。今回は頑張って続いて欲しいものです。
＜酒＞ キリンラガービール！昼に程よい350ml あまり泡立てずにチリチリと泡の刺激をダイレクトに受け止めるのが好き！
長居する様な店でないので、置いてある酒はキリンラガーの350mlだけ。もちろんそれを召喚。おつまみは、珍しくもぜんまいの煮物です。つまみながら静かに一人飲み・・・。
お店では用意してくれたグラスに注ぎますが、実は自宅では缶ビールはそのままダイレクトに飲むのが好き。缶の金属感や、泡立ちが楽しめないからイヤと言う方が多いが、泡のシュワシュワした刺激を強く味わいたいから。IPAとか高いプレミアムビールはさすがにグラスに注ぎますが、定番ブランドなら、キンキンな冷気とシュワシュワ刺激で、喉を洗う様に流し込み味わいます。最近感のプルトップを引くと、上部が全部開く缶ビールが発表された様ですが、すごく発売が楽しみ！。キリンラガーもそうならないだろうか・・・。すみません、私個人のビール偏愛なんて、どうでもいいですね・・・。
＜全体＞ 肉感迫力とぜんまいの落ち着き！海苔と薬味は凛々しく！味玉は和やかに浮かぶ麺顔！
こじんまりした店だから、調理工程が間近で見れるのがいいね。作り手と食べ手の一体感ある中で調理された一杯はこんな麺顔！いいかおで配膳されました！
おおお！屋号「いいかお」を意識しながらですが、確かに全体的に落ち着きあるまとまり感で「いい麺顔」ってな感覚。意外とデフォルトでも肉の迫力を感じまして、２種ありながらともに豚肉。新旧コントラストと感じますね。また肉のそばには、ぜんまいが配されており、オヤジとしては中々気持ちの柔らかいところをぎゅっと鷲掴みされたような・・・ナイスな感覚。三つ葉を始め薬味が多めなのもいいが、なんといっても醤油ブラウンがまるで大人びたように落ち着き感あるのが素晴らしい！。どこにでもありそうでも少しづつユニークさが折り重なりますね。
＜スープ＞ 軽やかな動物感に乾物の溶け込み深し！淡麗さ染み入るなま醤油感覚！薬味も映える味輪郭！
「天然醸造醤油」とありますから何となく想像しながら味わいますが、実に引っ掛かりがなく軽やかな醤油感覚！。醤油の香りがとても柔らかく、キリリとしたと言うより「淡麗」と言う表現の方が合っているような気がします。非熱入れはもちろんでしょうが、これは無濾過？？。実にスッキリした和出汁感がありありと感じれるではありませんか！。
そして動物感が抑え目な感覚。香味油は前に出ず下支えってなイメージで、醤油を全くマスキングしないところがいいね。鶏豚どっちもつかずな印象ですが、このまま白飯にかけて出汁茶漬け感覚でも旨そうなコクの軽やかさが印象的です。
更に乾物の溶け込みが深い。一通り入っているものと思われる中で、昆布系の滋味深いところは、醤油が軽やかだからこそ伝わるようなイメージ。そしてやっぱり煮干し。仄かに香る程度の淡麗な煮出し感覚。ゆえに薬味が映える味風景。ぜんまいの山菜らしい滋味も出汁に溶けているし、また三つ葉の清涼感が凛々しく広がります。
＜麺＞ 素地の風味が持続する中加水ストレート細麺！しなやかな腰つきに絡まる薬味！最後まで風味が楽しき哉！
取り立てて特徴的ではないんだけど旨かった！大盛りにしたら良かったですが、出汁が淡麗なためにバランス少し変化しそうですね。タイプとしては中加水のストレート細麺。汁を吸い込みそうではあるが、序盤に感じた素地の風味が中盤すぎるまで持続して楽しめます。プツプツと千切った時に発する風味が、奥歯で潰す度に淡麗醤油の味わいが混じって一体化する旨さが楽しい！。
終盤に近くに従い出汁は浸透しきりますが、しなやかになって三つ葉やぜんまいに絡み出します。これは噛む度に清涼感が楽しめますので、やはり淡麗好きならウケる味わいですね。しなやかな腰つきに絡まる薬味！最後まで風味が楽しき哉！
＜チャーシュー＞ 低温調理豚肩ロースは赤身の肉旨味が芳醇！豚バラ肉は脂身の甘みがじんわり！味のコントラストが楽しき哉！
令和時代のラーメンにはもはや定番？低温調理の豚肩ロースが実に上質で旨い！。淡い出汁がしっかりと赤身に浸透しつつ、それでいて肉本来の味を芳醇に残しているため、実に滋味深くて旨し！。実はこの年末年始は帰省せず暇だったので、お正月用に低温調理肉作りに挑戦したんだが、プロには敵わんものの上手く行きました。その時感じたんだけど、脂身よりも赤身の方が旨い。醤油出汁の中で泳がせたりもしましたが、そのままダイレクトで味わい、旨さの余韻にビールを流し込むのが最高気分でございます。
一方は、馴染み深い豚バラ肉。これは旨さテッパン！。赤身も旨いがやはり脂身を美味しくいただくには一番の部位。全体的に優しさとほっこり感、そして淡麗さが響く中で一番分厚いコクを感じる部分で、そんな流れも合ってじんわりと味わい尽くします。うう・・・ビールが350mlではどうしても足らん。いい肉を食らうならもっとそう感じる。
＜味玉にハズレなし！＞ 白身も卵黄も白出汁のカエシがキリッと感じる旨さのアピール！
ちょっと中心が冷たかったのは残念でしたが、意外としっかりした味わいでした。塩味玉かと思いきや、白出汁が深く浸透したタイプ。そのカエシがいい感じで少しアクセルかかってますかね。白身はふわふわとしながらも、少しキリッとした感覚でしっかり味わえます。
卵黄は、ジュレ部分とトロミ部分が半々で濃密さを一番感じさせる仕上がり。まさにねっとり！。卵黄本来の濃密なコクとしっかり一体化しており、冷酒を欲する様な後味感でした。冷たさもあって半分は醤油スープに入れたりしましたが、そのままデフォルトで味あうのが一番かと！。完成度高いと思いますよ！。余裕があれば味玉追加は激しくおすすめです！。
総じまして「味わい男前！穏やかさにキリリと淡麗さが広がる崇高質実醤油そば！」
・・・と言う感動！。商店街のハズレにありながら、都電荒川線「庚申塚駅」からすぐ。こじんまりしてますが街に溶けこみ、非常に入りやすい雰囲気。巣鴨から散策ついでに昼飯ってのもいいかと！。落ち着いた醤油そばが好きなら激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
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