ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5356】蛤麺しちり(東京・荻窪)とろみ山椒そば + 貝のしぐれ煮ご飯 〜限定麺の創作性が素晴らしきお店!貝類好きならずとも中央線利用者なら一回食っとけ!

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寒いの大嫌い!山椒大好き!

 
 年末年始は、とても温かったけどやっぱり1月となればは寒いね。昼過ぎて快晴なのに妙に外へ出るのが億劫になってしまう。一歩も家から出たくないって感じ。だけどせっかく休日だから外で拉麺食べたいと言う衝動がもたげてしまう。そんな葛藤を抱えつつ、昼過ぎになってようやく活動開始です。
 

 
 でもタイミングが遅いとめぼしいところは、どこへ行っても満席&行列。最近、行列に並ぶのがメチャ面倒臭い・・・。荻窪界隈を彷徨いつつ、諦めかかったところに荻窪駅南口そぐそばの「蛤麺しちり」さんが目に入り店の前に行ってみるとどうやら1席だけ空いてそう!。もう今日はここで食えとの神お告げと腹を括って入店しました。ここの扉重いのよね(苦笑)。ゆっくり開けて入った途端「いらっしゃいませ!いつもありがとうございます!」とのお出迎えのお言葉。おお?ひょっとしてここでは面割れしてるのかオレ?。最近、眼鏡変えたのだが、元々の顔が特徴的だから覚えられやすいのか(汗)。
 

 
 
 
<全体> 見るからに蕩実を感じる出汁!デフォルトで3種肉!柔らかさと温かみを感じる質感!



 

 実は、山椒というメニュー文字が目に入ったのもあってここで食らうと意を決したのでした。私山椒好きなのです。イメージ的には、ミルで挽かれたぶどう山椒が散るのかと思いきや、それは香味油に溶かされているとのことで、見栄えからは山椒感が伝わりませぬ。なのだが見るからに出汁はとろとろとした様子で、醤油ダレの色合いも柔らかく、とっても温かみを感じる風貌ではないか。
 

 
 そしてチャーシューがデフォルトでも3種あるのがいいね。歳を取るとガッツリと食らうより、いいものを少しづつ食べたいなんて気分になるもの。ここ数年疲れ切っている今の私にはぴったりの肉展開かもしれませぬ。
 

 
 
 
<出汁> きめ細かくてとても緩やかな蕩実!尖りや痺れ一切なしの淡い山椒清涼感!優しい刺激感!

 
 おおお!中々面白い出汁の質感。蕩実は片栗粉と思われますが、旨煮そばやサンマーメン、麻婆麺のような餡掛けスタイルじゃなく、出汁全体そのものに適度に蕩実がかっております。その粘り気が実にサラサラとしているので、そこがまた興味深い。きめ細かくてとても緩やかな蕩実と言えましょう。
 

 

 
 そして味わいは、実に風雅!。貝出汁専門店なんだが正直行って貝の個性はかなり低め(単に私が馬鹿舌だけなのだが)。醤油系の輪郭もかなりマイルドです。そこに山椒の清涼感が深まる。どうやら店の蘊蓄説明によると、和歌山県産のぶどう山椒をストレスかけずに丁寧に香味油に溶かしたのだとか。元々花椒塩のような痺れ感少ない和山椒なのだが、刺激に混じった旨みと清涼感がじわじわと口の中で広がるようです。まさに優しい刺激感!。
 

 
 また時間が経過してゆくほどに、蕩実の粘度が徐々に緩やかになってゆくようです。麺の素地が溶けてこうなるのかは不明なれど、じわじわと食い進めるほどに味が変化してゆくような感覚でしょうか。
 

 
 
 
<麺> 品やかさと滑らかさが極まる中太ストレート麺!出汁を吸い込む甘味が実に上品な甘味!

 
 実にしっとりした歯応え!とっても優しい中太ストレート麺です!。白濁しつつ蕩実がかる出汁をよく絡んで持ち上げます。やや多加水系ですが張りと弾力をアピールするタイプでない。そして滑らかさが上品。麺同士絡み合い箸ともつれて持ち上がりますが、今回は出汁の蕩実をしっかりキャッチして捲り上げまくりです。
 

 
 蕩実出汁でもじわじわと吸い込む。そしてゆっくりと甘味を感じさせるのがナイス!。噛み潰すと、出汁の旨味の奥に麺素地の甘味があるような感覚。山椒風味を絡み吸い込みを始めてるが、序盤ではやっぱり出汁を受け止めた後の風合いが見事でございます。
 

 
 
 
<チャーシュー> 鶏豚3種肉!淡麗で上品な味わい!どれも和山椒出汁を邪魔せず共鳴する旨さ!

 
 右から豚肩ロース!低温調理が既に熱でほてったような仕上がり!薄味に出汁が浸透するバランス感がナイス!。薄切りなので、完全にほ出汁熱でほてってしまうが、それもまた赤身の肉味に貝出汁が滲んで味わいが高まります。脂身は溶けるが若干出汁にも影響与えている様子で、蕩実和山椒出汁と脂身の甘味の合体が旨いのだ!。
 

 
 次に鶏胸肉!パフパフな優しい歯応えで、細かい肉繊維の隙間という隙間に、蛤出汁が浸透しまくりです。噛み締めるとスポンジのように出汁を吐き出して、鶏胸肉の滋味と貝出汁の旨味を口の中に広がります。
 

 
 左端は豚バラ肉!蕩実出汁を受け入れる脂身!微かに醤油ダレとローストの風味を感じさせる!周囲のロースト部分には醤油系の出汁を感じるとともに、焦げが香ばしさを醸し出し、他の肉とは違う旨さを感じます。脂身の旨さで貝出汁をマスキングすることはないです。
 

 
 
 
<貝のしぐれ煮ご飯> 和山椒出汁をレンゲでかけてプチ丼風に演出して楽しむ!

 
 浅利の旨味がしっかりと感じられるし、浅利の量が多いので貝好きとしては興奮ものです。浅利かホタテの出汁も染みてるようです。じわじわと貝旨味が全体に感じられるしぐれ煮。
 

 
 残った和山椒蕩実出汁を少し足してかけて味わいましょう。とっても分かりやすい旨味展開です!。日替わりの限定ごはんと激しく迷ったんだが、やっぱり出汁をかけて食らうとなると、焼豚より貝のしぐれ煮の方がこのスープには合うかと!。
 

 
 
 
総じまして「限定麺の創作性が素晴らしきお店!貝類好きならずとも中央線利用者なら一回食っとけ!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。貝出汁中華そば専門店で、牡蠣だったりキノコだったり山椒だったりと、いつも何かしらの創作限定麺を繰り出すお店。もちろんレギュラーメニューも旨い!。荻窪駅南口すぐ側っていうロケーションも嬉しい!。中央線利用者ならフラッと下車して一杯啜るにはもってこいかと!。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!!!
 

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