釜玉拉麺がここにもあった！
釜玉拉麺で一躍プレゼンスを発揮したのは「ナポレオン軒」。結構好きなんだよね。今年は府中にも支店ができて、いっちょ年の瀬迫るタイミングで狙ってみようかと思った。なんだが・・・立川がんこにも限定として提供中と知って、思わずそちらへ流れてしまいました（ナポレオンさんごめん！またいずれ！）。最寄りの三鷹駅から特別快速で２駅なもんでー。
さて立川たま館。宝塚記念も終わった年の瀬で閑散としていると思いきや・・・・この時期にまた新しい店舗がたま館でオープン（たっとび家）。そっちの行列眺めてたら、新店ハンターで有名ブロガーかつＴＲＹ審査員のいけ麺さんがおられるじゃないか！。声かけようか迷いつつ、頭を下げたりしたが気づかれず、熱心にお連れと話されてたご様子で、まぁそっちに並び直すにしても間が悪いので、今回は初志貫徹で立川がんこで喰いましたー。
＜スーパードライ＞ フェスティブな活気に溢れるたま館！弾ける気分にピッタリの淡麗辛口麦酒のキレ味！
この日も厨房内は活気に溢れてます。大将がとても明るく気持ち良い接客。そしてサブの女性も綺麗でイキイキと活躍。ビシッとしてるけど優しい対応が心地よいね。調理で手間がかかるピークでも、ビールは早く提供しないといけないでしょ！ってな感じでスピーディーなサーブでございます。こうも対応が気持ち良いと、妙にビールも一層旨く感じると言うものですな。
＜全体＞ これは・・・まぜそばなのか？釜玉なのか？つけ麺なのか？楽しみ方自由自在すぎるぞ！
まぁ、がんこ流の少々ワイルドな汁なし系釜玉拉麺なのだろうとは思ってた。生卵がふたつと言うのも想定内。そしてがんこアイコンの黄色いストレート麺は、醤油タレが絡んだようで妙に色味が濃ゆい見栄え。そして豚バラ肉の炒めがあるのがいいねー。青葱はデフォでも多めでフライドオニオンも汁なし系なら余計に味わいに貢献しそうだ。
・・・・ここまではそう驚きもしなかったのだが、「お待たせしました汁はお熱いのでご注意ください」とつけダレが配膳されるのには驚いた。完全に予習不足なのだが、これってまぜそばなのか？釜玉拉麺なのか？つけ麺なのか？が全くわからなくなってしまったぞ！。
＜タレ＆麺＞ 円やかで濃厚な清醤油豚骨ダレ！黄色い麺に素早く浸透！絡んだ生卵が熱で熱る！
つけダレがあると言うことは、汁なし系じゃなかったのか・・・・と思い直して麺のシンプルな素地を確認しようと味わってみると、おいおい！しっかりと汁なし系として味わい旨さが完成しとるやんけ！。円やかで濃厚な清醤油豚骨ダレ！。もしここにお酢と辣油があったらな、武蔵野系油そばとして完成するかもしれませんよ。そのままでも旨さが完成している。
そして生卵。麺は熱々で湯気が昇る。箸で卵黄を弄ぶところをスマホで写しながら楽しむと、麺量が300gと多く比例して熱量も多いので、白身が熱って白く変化し始める。そこに卵黄を割って全体に絡めるとまた釜玉風に緩い固まりが生まれる。麺の素地に染みた醤油ダレも濃いめなので、熱った生卵と絡めると超旨いじゃないか。実はこの味がとても気にってしまい、つけダレは無視して半分程度そのままで麺を食べ続けてしまいました。
＜つけダレ＞ 塩豚骨系にたっぷり溶けるクリーミーな背脂の海！塩気と脂甘味がでいい塩梅！
麺は200gと300gと選べえるシステム。つけダレがあると知ってたら200gに収めるべきだったと少し焦ってしまいます。つけダレ余計かもなー・・・つけダレ無しでもいいんじゃね？と思いつつ、目の前にあるのだから、まぁつけダレを味わい始める。
おいおい・・・・これうめぇ！。感覚的妄想的に言えば、塩豚骨が濃ゆい感じで背脂が溶けるイメージ。しかも超熱々。麺が温もり状態だから最後まで温度感キープなのも良いね。がんこの「濁り」系に近い感覚かもしれません。ただ濁りの魚介はかなり抑えめに感じますが、詳細は不明。特に細かい背脂が良い。これが全体的に蕩けるようなニュアンスを感じさせ、全体をクリーミーな味わいに変化させます。
更に良いのは、麺を浸す度に醤油ダレと生卵がつけダレにも溶けてよりクリーミーな仕上がりに変化。卵の風合いが背脂豚骨出汁に溶けるとコクがアップ。これが後半以降になると特に旨く感じさせます。そうか・・・・こういうことだったのか・・・・釜玉拉麺にとどまらずつけ麺風にアレンジを足したのは！。
＜肉＞ 醤油ダレで炒められた定食風豚バラ肉！上品なロースト感でしっとり仕上げな大判スライス豚腿肉！
豚バラ肉炒めがいいね。生姜焼きの生姜抜きみたいな仕上がりで、醤油ダレのニュアンスがとても素直に脂身に染みる。それが緩めにカリッと仕上がり、赤身にも染みて香ばしさを醸し出す旨さ！。
また豚腿肉が相変わらず旨さテッパンです。これは年末年始の食卓へと買いこぞる常連の気持ちが分かるわ。この日はそんな客も多く来店してるようで、たま館の中では、立川がんこの多忙ぶりは抜きん出ておりました。上品なロースト感でしっとり仕上げな大判スライス豚腿肉素晴らし！。ちなみにこれ食った後は、マイベース店舗の「中華そば みたか」でチャシュー（ここでは焼豚をそう呼ぶ）予約分を受け取りに行きましたー。
＜薬味＞ カリカリで甘味香ばしいフライドオニオン！ザクザク青葱！隠し味に青唐辛子が滲む！
もうこれは、がんこファンなら言わずもがな。カリカリで甘味香ばしいフライドオニオン！画像では確認できませんが隠し味に青唐辛子が滲むのです。更に嬉しいことに青葱が多めに乗ってるところが嬉しい！。こういうの見ると、やっぱりまぜそば分類なのか？と思ったりする。しかしやっぱり、この一杯はどの分類にしていいかとても迷う。
＜スープ割＞ 長閑な豚骨の出汁感が広がり卵の風味で味わい肉厚な展開でフィニッシュ！
つけダレは、濃ゆいけどそのままでも飲み干せるレベルです。そうしても良かったんだが一応スープ割り。やはりこれすべきです。スープ割にすると味が全体的に馴染みやすくまとまる一方で、つけダレに溶けた卵の風合いが割りスープの熱で蘇るし、割って淡くなったため卵の旨さが分かりやすくなるから。長閑な豚骨の出汁感が広がり卵の風味で味わい肉厚な展開でフィニッシュ！
総じまして「まぜそばとしてもつけ麺としても完成度が成立するハイブリッドＴＫＭ！まさに自由自在！楽しさ倍率ドン！更に２倍！」
・・・と言う感動の嵐！。これでもか！ってなほど楽しさ演出の詰め込みすら感じる一杯かと！。令和の物価なりのお値段ですが楽しさと旨さで値頃感あり！。一応限定メニューとなってますので紹介しても食えないタイミングでしたらあしからず。つーかレギュラーに昇格しても良いのでは？と思うほど個人的には名作かと。話のネタ以上に旨い体験となるはず！あるうちに激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
