これはニュース!江ぐち系の新店舗が三鷹の住宅街に!
実は年末からその存在は知っておりながら、なかなか訪問できなかった店。それが「中華そば 下連雀」さんです。最初、ここの拉麺情報とその画像見て少しびっくり。「中華そば みたか」と似てる!っていうか名店「江ぐち」系譜じゃないかって感じでそわそわしてしまいした。で、年明けてすぐにでも行きたかったんだが・・・・やはり、いつもお世話なってる「中華そば みたか」と「らーめん高尾」の年始挨拶もせぬうちに訪問するのも憚れる。なので、ちゃんと仁義を切るかのごとく、前々日は「みたか」、前日は「高尾」、そして本日「下連雀」と言う流れで訪問させてもらいましたー。
それにしても・・・・マジで住宅街だね。そしてそこそこ駅前から歩く。冷たい雨がパラつく夜だったから、寂しかったー。スマホの地図情報が無かったら彷徨ってたかも。とても地味なエリアでひっそり営業という感じした。
<キリンラガー> うっひょ!これぞキンキン冷え冷え痛快!いつもの苦味がパワフルな旨さ!
まずはビール!メニュー表が壁に貼ってあるので、それを見ながら注文。あれあれ?とまそん、赤星あるのにキリンからスタートなの?って思われるご友人の方々へ。どっちかが間違ったようです。メニュー表には「キリンラガー」「サッポロラガー」と書いてある。だから「サッポロ赤星と伝えるのがフツーだろ」と思いつつ、メニュー表通りに「サッポロラガー」と伝えたつもり。で、配膳されたのが「キリンラガー」。
え!って思ったけど、1000%「サッポロラガー」じゃなくいつも言い慣れてる「キリンラガー」とオレが言ったかもしれないと言う不安が拭えない・・・・。で、ぶつぶつと考えながらそのまま味わい始めるが、解決策は簡単でありました。どうせ2本飲む気じゃないか!。だったら2本目で赤星を確実に飲めば良い。
とまぁこんなドタバタ初訪問スタートだったが、ここ数ヶ月で一番冷えてて美味かったかもしれない。とにかく熱いものは熱く!冷たいものは冷たく!それが一番うまいと思ってるオレなので、ツボにハマったー!。うっひょ!これぞキンキン冷え冷え痛快!いつもの苦味がパワフルな旨さ!。いつも苦味が強い方のビールは後回しにする性格ですが、たまにはトップバッターで味わうのもまた良いね!。
<サッポロ赤星> これも冷えて旨さ沁みる!図太いに苦味に温度で鋭さ増す旨さ!
次注文する時は「赤星」と自分の中で一番滑舌に気をつけて注文いたしました。ようやく配膳されて心が落ち着きます。これもまた冷えて沁みる旨さだなー。
瓶ビールの泡立ちってサーバ型と比べて粗い気がするんだが、冷えた泡だとググッとインパクトを喉越しに感じます。ましてや赤星の図太い苦味と共に押し寄せてくるって感覚でしょうか。そして飲み干した後に残る軽やかな甘い余韻がまたたまらん。
<チャーシュー皿> 醤油タレの風味がよく効いた豚バラ肉!調味料の塩気と脂身の甘味が相性良し!
江ぐち系譜なら「チャシュー」と呼びたいところですが、そこは一定の気遣いか、一般的な呼称への配慮でしょうか。そんなチャーシューは、江ぐち・みたかとは少しニュアンスが違うようです。それらと比較してやや大判なスタイル。部位はバラ肉で統一されております。
感覚的には醤油ダレがやや強めでいい感じ。それが少し甘くも感じ取れ、そして脂身の蕩けた甘味と一体化して旨し。まさに白飯に合う旨さでしょう。でもよくよく考えたら、江ぐち・みたかとは違っても、一般的なラーメンチャーシューのイメージに近寄ってきたかもと!。
あゝ、調味料の降りかかりが良いね。塩気のようで舌に溶けると旨味に一瞬で変化するよう。そこに刻みネギのザクザクさっぱり感が押し寄せると旨さ爆発!。麦酒を無限大で飲み干せと頭がバズります。またカウンターに自家製辣油らしきものがあったので、それを垂らしても旨しです。
<竹の子皿> やっぱりあっさり仕立てなメンマが良いね!調味料や薬味で楽しみ麦酒を流しこむ!
メンマ皿を「竹の子皿」と呼ぶとことろで、江ぐち系意識高いですよね。とはいえワタクシ、元は関西生まれで、江ぐちでリアルに食ったことないのですが(瀧汗)。
ちゃんとあっさり系を意識した仕上がりで、素地の味わいはシンプル。フニャコリとした食感も似ており、ここにも調味料と薬味葱がのって旨しかと。同様に自家製辣油を垂らして旨しです。
<全体> 名店江ぐちの余韻を残しつつ思った以上に焼豚メンマ雲呑等具材多め!ナイスコスパ!
チャーシュとメンマは酒のアテとして食ったから、あとはワンタンということでチョイスは「ワンタン麺」。この系譜だったら「半熟玉子追加できますか?」と聞いたら快諾でした。茹で卵ハーフがデフォルトでインするとも知らずに(笑)。
最初、またオレがオーダーミスしたか?チャーシューワンタン麺に?と焦ったが、これで正解のワンタン麺の麺顔です。半熟玉子がワンタンを隠してしまってますが、あゝこの醤油出汁から透けて見える麺の素朴な表情がいかにもこの系譜です。それと同様にワンタンの皮が出汁を吸って半透明になり、じわじわと褐色に染まるのがいい感じ。旨そうじゃないか!。
<出汁> ガチ・ノスタルジックな醤油出汁を彷彿とさせるあっさり仕立て!やや醤油感強め?
まずは出汁から。レンゲでゆっくり掬って味わうと・・・やっぱりガチなノスタルジック拉麺です。とてもサラサラとした仕上がりと、ライトな旨みと醤油感覚の優しさが広がる様子。豚肉・野菜類・昆布類等の旨みがシンプルで旨しです。時間経過に従いじわじわと麺の炭水化物が出汁に溶けるのもまた旨し。
個人的な感想では、やや今の「みたか」に比べるとほんのちょっぴりだけどこか甘め?。また野菜や昆布の風合いはライトでしょうか。やっぱりどうしても比較レビューになってしまうなー・・・・以下できるだけ自重しよう。ベースは系譜を引用しないと説明にならないので。
<麺> 序盤は微妙にボソっとしつつも中盤以降は出汁をバクバク吸い込み旨さ高まる!
この醤油出汁に濡れた風貌は、素朴な茶褐色という感じで、やっぱり感覚的には蕎麦ライクな印象です。エッジが立ち目なストレート角細麺。色合いから蕎麦を連想し、それによってザラ付きを予想させますが、実は漆喰のようにきめ細かいです。
プツプツとしっかりした歯切れが良いです。そして奥歯で潰した後の素地と出汁の味の一体感も分かりやすいですかと。意外と出汁をバクバクと吸い込みやすいようです。麺量は150g前後?。デフォでも食べ応えありです。終盤はすっかり出汁を吸い込む。また半熟玉子の卵黄や、チャーシューの脂まで溶けたのを吸い込んでるかの様子。そこを肉や雲呑やメンマで絡めて食らうとよろしかろうです。
<半熟玉子> 卵黄崩して絡めて溶かして食らえ!妙に月見そばの感覚に似た味展開!?
ポーチドエッグと表現したいが、全体的に平べったいため、ひょっとしたら雪平鍋かレミパンのようなものでの茹で上げかもしれませんね。でもやっぱりこの系譜なら外せないアイテムで、しっかり対応してくれる心意気だけで嬉しいじゃないですか。感覚的には、麺が蕎麦ライクで、さっぱり醤油出汁であることから、妙に月見そばの感覚に似た味展開!?でございました。
<ワンタン> 江ぐち・みたかイメージに近い?やや豆粒肉餡が主張し食べ応えにも貢献!
うん、こんな感じのノスタルジックな雲呑が好き!。肉餡がしっかりしてるネオ雲呑も勿論好きだが、肉餡があるのかないのか、はっきりしてない程度で、探すとやっぱり肉餡あるやん!って嬉しくなる展開が好き。なので、旨さの主体は皮のほう。たっぷりと出汁を吸い込みまくり、全体的に茶褐色に染まっております。「みたか」でワンタン油そばを頼むと、茹で上がったワンタンを、雪平鍋にひいた醤油ダレに絡ませてから飾り付けをしてくれるが、その雲呑によく似た色合いで、ガチで旨そう。いや旨い。
ちなみに豆粒程度の肉餡がしっかりありました。割り箸を割る前の幅四方前後のサイズ感でしょうか・・・薄味豚粗挽きですが、出汁の味が染みて旨し!。
<チャーシュー> オーディナリーな豚バラ肉!基本忠実を感じさせる安寧なる旨さ哉!
すでに上述の「チャーシュー皿」のくだりで基本的には説明済み。だがやっぱり温かみのある汁と麺の上にのると、少しまた話が違います。赤身がスポンジぶりを発揮し、脂身を一層溶かして半透明にしてしまうかと。その溶けた脂がまた赤身もじわじわと吸い始め、これが結構うまいかと。
<メンマ> 出汁を吸い込むとむしろ一段と素地のあっさり感が印象的な味わいかも?
すでに上述の「竹の子皿」のくだりで基本的には説明済み。だがやっぱり温かみのある汁と麺の上にのると、少しまた話が違います。温まるとメンマの素地感がしっかりと生まれ、また繊維質が柔らかくなり始めるので、歯応えも軽快により一層と感じます。
総じまして「新しいけどガチなノスタルジック拉麺!しかも名店江ぐち系譜!駅から歩いても食らう価値ありかと!」
・・・と言う感動の嵐!。私はこんな江ぐち系スタイルってもっと広まって欲しいなと思ってる人間。ノスタルジックな拉麺の中でも独特なのですが、そこがまた良い。そんな店が、三鷹エリアに生まれて嬉しいです。多分私の活動ローテーション入りなお店に入ろうかと!。駅から1.2kmとちょっと歩くがそれもまた適度な運動かと。名店江ぐち知る人なら一度は体験いかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!!!
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