ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4168】 ワンタンメンの満月 三鷹店 (東京・三鷹) 冷やしワンタンメン + 餃子 + キリン一番搾り生中 〜コロナ憂鬱を蹴散らす旨さ!山形名物が三鷹に見参!素朴で優雅な冷やしワンタンメン!

宣言解除と夏麺解禁の交錯!?山形酒田の夏麺が三鷹に初お目見え!
 

 


ワンタンメンの満月 三鷹店 (東京・三鷹) 冷やしワンタンメン + 餃子 + キリン一番搾り生中 〜ラーメン食べて詠います

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 いよいよ5月も最終週に突入・・・そろそろ宣言解除も秒読み段階。その一方で、冷やし中華の本格解禁も間近かか?。今年は、コロナ禍で飲食業が思うようにいかず、メニューバリエーションも絞るなど苦労する。一方で4月5月とあまり気温が上がらなかったようなイメージ。冷やし中華の立旗もほぼ見られない・・・と言った感じですかね。今回は何の気なしに理由なく、日曜日の昼飯に地元駅近の「ワンタンメンの満月」さんに訪問です。

 

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 ところがだ!何か店先で水色の旗が風に揺れてる・・・よく見てみると「冷しワンタンメン」だってさ!何ぃ〜・・・提供開始だったらTwitterで呟いてくれてもいいのに!。これ解禁期待で頻繁にチェックしているオレ。まさか偶然に突然に食えるとは、頭の中だけで一人爆笑して喜んでしまいました。
 

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 ううううう待ちきれないぜ、早く開けてくれー。などとワクワクが止まらない中、開店前には続々と地元客が列を成し・・・20名前後の行列が発生。コロナであろうとなかろうと、もうすっかり人気定着。と言うか人気店になってますね。来週以降、このエポックな冷し求めてもう少し混雑するのでしょうか。
 

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<酒> キリン一番搾り:解禁とデビューを祝って一杯!飲む理由なんてどうだっていい(笑)

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 まずはめでたい!だって山形名物冷やしワンタンメンの三鷹初デビューなんですぜ!これは飲んで祝うしかないでしょ・・・一人ぼっちで:汗。結局飲む理由なんてなんでもいいのさ。当初、冷やしがあるの知らなくても、餃子が旨そうだったから、それに合わせて飲むつもりだったし。
 

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 ところで、最近ずーっと瓶ビールばかりだったせいか、妙に生ビールがうまく感じます。そう言えばビル屋上のビアホールなんて10年以上も行ってないが、ふとその旨さを彷彿させてました。精製技術が進んだ現代、生ビールだと樽も瓶も缶も実は中身が一緒だってことはよく聞く話。ところが「注ぎ方」「泡立ち」「グラス」だけは違いが生まれ味わいも違ってくるから生ビールってホント不思議。特に注ぎ方だけで味が変わるから、店で生ビールを飲む意味はここにあります。しかし、時々空港のラウンジや、大手寿司チェーンに置いてある自動サーバーなどもかなり本格的に旨し。機械化恐るべし。
 

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<餃子> 冷たいビールのお供とくれば・・・熱々カリカリジューシーな焼き餃子!

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 餃子も実は好きです。ラーメンヲタクに陥る前な2度ほどマイブームだったと記憶。初上京の頃、先輩が蒲田の羽付き餃子を紹介してくれたのが第一次ブーム。その10年後にゴルフにハマり、東北自動車道使ってコースに周ってたのをきっかけに宇都宮で食ったのが第二次ブーム。
 

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 皮付きというより、表層の打ち粉が水蒸気で溢れて焦げ付いたという感じです。焼き上がり方はベスト。焼き目はカリカリに仕上がっており、多少の焦げは愛嬌で香ばしさを放つと言った感じ。ひっくり返すと蒸された状態でモチモチとした皮の感触がいいです。
 
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 肉餡はシンプル。ニンニクとニラ結構抑えめで豚ミンチがシンプルに塩胡椒でじわじわ肉汁を放ちます。皮は標準的な肉厚タイプ。肉餡のエキスを幾分か吸い込んでおり、プチッと割っても溢れないでいい感じです。このサイズなら一口で食うのが流儀でしょう。ちなみに、タレは・・・酢>醤油>辣油(多め)、なのがマイベスト。ちょっと今回は手が滑って醤油に染まりすぎたが、酸っぱさで食いたい性格なんですー・・・。ジューシーな挽肉と香ばしい皮は、タレにつけたあと浸透しすぎないうちに口の中で処理して旨さを堪能させていただきました。
 
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<全体> これぞ山形名物冷しラーメン!満月名物冷やしワンタンメン!冷涼なる落ち着きオーラ垂れ流し!

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 ちょうどタイミングを見計らってくれたのかしら?。ビールと餃子で楽しんでるピークでワンタンメンが配膳されても、ちょっと興醒め?。だからあと客の方が先に配膳されたイメージだが、だったら粋な対応ですな。ゆっくりと餃子&ビール・・・通称ギョウビを楽しんだあと、暫し待てばちょうど配膳のタイミングと相成りました。それはこの麺顔!。
 

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 おおお!これが本番山形系譜の冷やしラーメンのオーラ!冷やしワンタンメンのプレゼンスって感じですねぇ〜。麺顔全体が優しさで溢れていると感じさえる一方で、夏のフェーン現象を乗り切る知恵を感じさせる冷え冷え氷のアピール感覚。多分ホシザキ製氷機の氷!。中心部の氷切ってない窪みにスープが入り込み、妙に綺麗な印象です。それにしても、青菜と氷以外は、温麺とそう変わりがないようなイメージ。味わいは変わりがあるのかないのか・・・非常に好奇心がそそられる!。
 

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<スープ> 和出汁と鶏醤油の中間・・・いや和出汁寄り?氷の薄まりも感じず一気にゴクゴク飲み干せる淡麗醤油系

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 見るからに柔らかく澄んだスープ感です。スッキリした鶏ガラ感に煮干し系の風合いが溶けてた温麺スタイルと非常によく似た風貌なので、知ってるだけに安心感先行!。そして気持ちよくレンゲですすり始めると、期待通りの優しく素朴な味わいと、ちょっと冷やし系によった和出汁ニュアンスへの傾向に、味の意識が集中してしまいます。
 

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 確かに素朴な味わいで安心できる旨さ!。とても上品でスッキリした鶏ガラの出汁がベースとなっており、表立って主張せず。それよりは魚介系乾物の旨味と醤油の風合いで実に円やかな味表現が秀逸!。温麺よりも和風と感じているかもしれません。そして温麺との面白い違いは、抑えた煮干感覚。確かに魚介系?乾物系として似た旨さなのですが、煮干しの甘さではなく、節系の旨味?昆布系の出汁感が強めと感じます。ひょっとしたら、煮干しは温度が低いと感じ難くなってるだけなのか?。
 

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 そんな感じで、すごく和風な出汁感に傾斜した味わいと感じましたが、和出汁でいう「おつゆ」な域までには行き着かず、中華の部分は堅持した味わいと思います。氷が入ってていつまでも冷え冷えなのもいいアイデアだし、それなのに氷が溶けて薄まりを感じもしない。この点は不思議なスープです。
 

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<麺> ちょい透明なストレート多加水細麺!冷気でキュキュッと引き締まる歯応えとツルツル高速スベリ感!汁の持ち上げハンパなし!

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 温麺と同じ麺だと思いますが、実はこの麺の引き締まりが痛快!ワンタンのシルキーな状態と実にコントラストを構成するタッチ感で、この点で全体的にメリハリがしっかりして大成功です。もともと多加水なフィーリングで明るいモチモチさと柔らかい千切れが印象的な麺。それが、冷たいスープに合わせる前に、しっかりと流水で解熱処理を徹底したようでググッと引き締まってる。さらに冷たいスープに合わされることでよりキュキュッと歯応えに締まりを与えてるような妄想を呼び起こします。
 

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 見るからにいつもよりは透明感をます見栄え。これによりツルツルさが更に磨きをかけられ、スベリが最高!すすり上げるととってもライトで超高速にズボボボボボボーーーーと捲し立てるように食えます。また麺と麺が、写真の映りよりはもっと寄り添いやすく、スープの持ち上げもさすが!。さらにサラサラしたスープ感なので、尚更に毛細管現象を起こすような妄想を呼び起こします。
 

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 麺のしなやかさや、寄り添いやすさで遊ぼう!ワンタンの肉餡が抜け出たワンタン皮・・・それを麺と絡ませながら食いましょう。二面性ある滑りの良さがコラボしあうような・・・・これも妄想の話。いかんな・・・・休日だからビール飲みながらレビュー原稿まとめしてると、妄想ばかりが沸き起こってくる:汗。
 

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<チャーシュー> 淡白なモモ肉の旨味と、冷えた和出汁にも似たスープがベストマッチ!冷たくジューシー!

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 脂肪が少ない部位・・・モモ肉。何も脂身だけが旨味だけでなく、赤身からも美味しい出汁が取れる。赤身の味を個人的には肉本来の味ってこれまで表現してきたのが、間違っているのかは別にして、子供にでも親しみやすい優しい肉味というのは、ここで感じ取れるかと。
 

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 おいおい・・・これ、温麺よりも肉が旨いぞ。和出汁に傾斜したスープ感にマッチするのか?。確かに淡白な肉味だから似合うのかもしれない。それだけでなく、たまたまなのか、スポンジ感が柔らかめで気に入った!。噛むとしっかり出汁との一体感ある旨さが溢れる!。これはこの夏、何回か食らうつもりでいるので、肉増しにして、また旨さの本質を確かめたい所存です。
 

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<ワンタン> 切れ難く破れ難く・・・伸びる伸びるビロロロ〜〜〜ン!シルクを引きずるようなフォルムと滑らかな喉越し!

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 おいおいおいおい・・・冷えたらワンタンもその表情が変わるのか!?。とにかく、箸で持ち上げようとすると伸びるのだ、すごく伸びるのだ!。ビロロロ〜〜〜ン!シルクを引きずるようなフォルム!。いつもの温麺なら途中で千切れるのでレンゲに持ち変えるところだが、箸だけでも切れ難く破れ難く。
 

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 そんな感じで冷えてワンタンの皮も少し引き締まりを持ったのかもしれません。啜って食らいましたが、一旦木綿にも似た全体像で、口の中から喉奥・・・そして落ち入るまでそのシルエット感が大きくて滑らかでした。ほんとにシルクを引きずって行ったかの如し。
 

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 前から一度リクエストしたいと思ってたんだが、ワンタン増しってできるのかね。ワンタンだけ大盛ってなことなんだが。これを冷やしで出来たとしたら、実に本望!。
 

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<他具材> 冷えた中でメンマの円やかな味わい、小松菜の酸味がアクセント!

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 頭の中は、和出汁感・引き締まった麺・のびのびシルキーワンタン・・・でいっぱい。ところがちょっと味のアクセントを効かせる部分があるとしたら、青菜とメンマ。青菜はこの中で唯一主張する味わいと、ベクトルの違う味わい。青菜らしい苦味のある清涼感とともに、ちょっぴり後味に酸味を演出し、素朴で和やかな全体味わいの中に、微かな緊張感を与えてくれます。そこを払拭して、気持ちよく麺・汁・ワンタンへと気分転換させてくれるのは・・・・メンマ。とっても馴染んだ味わいなんだが、円やかな旨味とクニャっとした歯応えで、気分はリフレッシュ。
 

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<味玉にハズレなし!> 薄味出汁が深ぁ〜く浸透してコク深し!マチュアな甘味をしっかり感じる旨さ!

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 950円の一杯。ハーフでもデフォで味玉サービスは納得させてくれます。とっても馴染みやすい、ティピカルなマイルド煮玉子。ややネットリさが強めな卵黄、プリンとしたややハードな白身が薄い褐色に染まって実に旨そう。しっかり下味が浸透してるので、とっても濃厚でマチュアな甘味を感じさせる仕上がりです。
 

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 これを少し和を感じる出汁にも浸したりして・・・ちょっぴり味変化させて食らうもいいね。次回はこれも追加して豪勢な冷やしとして食らおうかしらん!嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「コロナ憂鬱を蹴散らす旨さ!山形名物が三鷹に見参!素朴で優雅な冷やしワンタンメン!」

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 ・・・という感動。初体験というのもあったが、実に落ち着きのある旨さである一方、新鮮なイメージもあって一気に食い切ってしまいました!。おそらく間違いなく、この夏の一番人気メニュー。暑い盛りに食うともっと旨さが身に沁みるのかしら。ともあれ山形名物が三鷹に誕生して・・・新たな三鷹名物になることに期待です。コロナの余韻があろうとも・・・この夏激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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