ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5396】田無大勝軒(東京・田無)チャーシューワンタン麺 + 生玉子 〜明るくハートフルな店内!悠々たる出汁と麺の旨さは堂々たる永福町系の旨さ!

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使い勝手が良すぎて旨い大勝軒

 

 

 正月休みからぶっ通しで仕事してきた感覚。なので2月は2回も三連休があるなんて前日になって知りました。なぜか不思議と予定がぽっかりと空いた金曜日があるなーー・・・・誰も会議や打ち合わせをスケジュールに入れてこない・・・・って思ってた次第。新聞見て祝日だと気がつきました(日頃全くテレビ観ないもんでー)。どうりで家族はみょうにゆっくり寝てるわけだ(汗)。今回は、遅い昼飯感覚で、田無大勝軒へと足を運びました。
 

 
 何たって田無駅から近い。また通し営業。そして旨い。何と言っても永福町系!。実に使い勝手が良すぎて旨い大勝軒なのです。今回もフルスペックなる、チャーシューワンタン麺に生玉子を添えさせていただきました。
 

 
 
 
<全体> 全体的に安定するクラシカルさ!暖簾分け彷彿とする質実さ!肉肉しさと雲呑の優雅さが織りなす!

 
 永福町系大勝軒では、毎回同じことの繰り返し。「生玉子」をプラスです。そしてクラシカルでほっこり感漂わせる雰囲気が実に安寧!。実にティピカルな永福町様式。デカデカ丼にデカレンゲ。そしてシルバートレイ。まさに食の形式美。見た目はチャーシューメンそのものですな。ワンタンはすっかり肉の下に隠れております。あゝクラシカルだけど迫力あるオーラ感が私を勇気づける様です。
 

 
 波波と注がれたスープは熱々の湯気を立ち昇らせ、そこから漂う煮干しの風合いに思わず微笑んでしまいます。また肉が良いね。その全体を覆う麺顔が良い。先ほどまで霙混じりな雨で寒さを感じていたことすら忘れてしまいそうな勇気づけすら覚えます。
 

 
 
 
<出汁> 苦味軽やかな芳醇甘味煮干!豚煮出しは程よくラードがアシスト!円やかなカエシが全てをハーモナイズ!

 
 煮干しの粉のような細かい浮遊や、表層に膜のように張る煮干しエキスは感じるのですが、ニボっとした苦味が実に低くて馴染みやすい。あまりニボっとさせない煮干感が優しく感じます。それは甘味が存分に嫌味なくナチュラルに広がる展開なので、魚介系の旨味が芳醇なのだが重くないと言うバランス感覚。そしてクラシカルな風合いを醸し出します。
 

 
 とは言え豚のエキスも煮出しが深い。豚骨もありましょうが、豚肉の柔らかさを勝手に感じてますが、カメリアラード感がちょい抑え目なので、魚介がむしろ生きると言った感覚でしょうか・・・・。煮干しの甘味に醤油のカエシ感が染み入って豚エキスと混じって、円やかに感じる旨さ。永福町系は量が多いのが特徴なんだが、きっちり飲み干してしまうよ!。
 

 
 
 
<麺> 出汁との一体化素晴らしく柔らかさがむしろ旨さを引き出す!草野商店謹製ご多加水細麺!

 
 「保谷大勝軒」の暖簾分け。保谷は永福町系創業者の弟さん開業だったっけ???違ってたらごめん。伝えたかったのは、しっかりした伝承を感じるってことです。なので基本的に麺はカタメが好きな私が(最近家系では例外だが)、最初から認めてしまう柔らかい麺の旨さ。多加水細麺で、腰つき品やかと言うより緩々と感じてしまいそうだけど、これこそ永福町系です。
 

 
 汁を完全に炭水化物が吸い込んでしまった飽和状態で、そこを噛み潰して味わう。煮干の甘味が淡白な素地の風合いに実にマッチ。いや出汁に支配された麺って感じだが、やっぱり甘味のベースは麺ですな。そんなしなやかな麺を優しく啜り込むのです。そうそう!今回も生玉子で思いっきり気分弾けて食わせていただきませう!。
 

 
 
 
<生玉子> これしないと気が済まない!焼豚をすき焼き風に!細麺をつけ麺風に!存分すぎるほど楽しむ!

 
 永福町系では必須アイテム。箸で溶いてドバーッと麺の上に投入ってのもいいが、やっぱり絶対にオススメなのが【つけ麺風】スタイルです。
 

 
 もう最初から卵黄を箸で割ってしまいます。そしてあまりかき回さず。そこに麺を丼から箸でリフトさせながらゆっくりと麺を玉子へ投入です。そのまま食らうのもいい。すき焼きにして食う気分とも重なるわけです。ゆっくりと汁が生玉子にも溶けてゆき味が濃くなる。何よりも、麺と玉子が固まったトロトロ部分を、強引に吸い込むのが面白い。シュゴッ!と短い音を立てながら、啜り食うのも楽しいね。
 

 
 そしてブラックペッパーを振って見ましょう。玉子とブラックペッパーの相性は最高に良いので、少しだけカルボナーラ感覚が生まれたようで、これまた旨い!。特にチャーシューの欠片なんかが混じると特にそう感じてしまうのです。
 

 
 
 
<チャーシュー> 甘味と肉味の肉汁が煮干出汁と一体化!脂身は蕩けて赤身はふかふか!寒空に旨さ天晴れ!

 
 永福町系って麺と出汁と器のデカさに気を奪われがりだけど、実はチャーシューがノスタルジックでありつつ、これがマジ旨いのです。大勝軒系だとスカッとした肉と思うでしょ?。ところが豚肩ロースの脂は蕩ける!赤身はフカフカ!ってな感じで出汁を吸い込んで旨さが共鳴するようです。
 

 
 下味が素晴らしく脂が甘くも感じるし、赤身の肉味ととても引き出している。更に煮干し出汁をふわっと吸い込むのですからね・・・絶妙でございます。数ある大勝軒系列の中で、これも間違いなくトップクラスかと!。肉増しおすすめっす!。
 

 
 
 
<ワンタン>薄皮トロトロ雲呑!可愛い肉餡も出汁に浸って旨し!ノスタルジック雲呑!

 
 実にレトロ感たっぷりなワンタン。その安定感がまた好きなんですよねぇ〜。セロハンのように透けて見えるほどの薄さはないものの、しっかりと出汁を吸い切って煮干しと醤油の出汁に染まっております。
 

 
 出汁をたっぷり吸い込み溜め込んだそれを、確かめようとするとするりと滑って、逃げるように去ってゆく。実にずるい、もっとオレを楽しませてくれなきゃ。レトロな薄皮ワンタンは、そんな切なさを織り交ぜつつ味わうのです。そしてごく小さめな肉餡はシンプルな塩胡椒。出汁も吸ってこれも味わい深いが素朴な印象。それはまるで私に掬いあげられるのを待ってたかのようで、しっかりと箸とレンゲで受け止めます。
 

 
 
 
<メンマ> 素地と下味の味わいが煮干し出汁に合う!出汁にしっかり吸わせて食らおう!

 
 出汁の浸透は深いがクタクタとせずに歯切れが良い。しかもコリコリとせず、サクサクと食えて、味わいは馴染みのある薄味醤油系。定番中の定番なんだが、妙に質感こもってるようで旨し。
 

 
 
 
総じまして「明るくハートフルな店内!悠々たる出汁と麺の旨さは堂々たる永福町系の旨さ!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。実に質感高い永福町系ですので、この系統のファンの方なら一回食うべしです。田無駅からほど近いし、通し営業なので使い勝手が良いのもいいところ。また全メニュー「小」の設定があるので、量が多いとビビらず気軽に訪問してください。ノスタな旨さだけど本質的だから時代を超えて令和でもかなり旨し!。西武新宿線ご利用なら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

     
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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