ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5314】自家製麺 うるち(東京・田原町)つけめん 味玉 + サッポロラガービール赤星 〜初めてなのに懐かしい?そしてやっぱりどこか斬新?旨さ王道ネオレトロつけ麺!

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良い店が隣り合わせで迷う

 
 どうしても気になってた「うるち」さんへ。一年ぶりなんじゃないかな・・・千代田区より東に出てきたのは(汗)。年内に行っとけと言うことで師走になって漸くの訪問でございます。なんでそんなに気になってたかと言うと、以前中野にあった「さいころ」さんの関係あるとのことなので。本当は神田まで出たあたりで面倒臭くなり引き返そうと思ったのですが、どうにか来ることができました。
 

 
 ・・・ってか店があると思しき場所に辿り着いた途端、またかなり面倒臭くて別の店に行ってしまおうかと思ってしまいました。店前に人だかり。あゝ並ぶのかと思いきや整理券の発行必要とのことで発券機の前では秩序なくなってる。それでもせっかくここまで来たのだからと整理券発券機の前まで来て、ここは「みつヰ」と言う別の店だと気が付きました。あゝ・・・・全く別の店に来てしまったーーーー。でも「みつヰ」なら価値ありか!?
 

 
 そう前向きに考え直そうとしていたら、隣の店の扉がガラリと開いて「ありがとうございましたー!」と言う元気良い店員の声が耳に入る。なんとそこが「うるち」であった(瀧汗)。「みつヰ」の隣かよーーーー。すごい競合だな(汗)。そんな感じでいきなり踵を返して「うるち」へ入店。周囲の方からは変なヤツ、おっさん間違ったな、とか思われてることでしょう。
 

 
 
 
<サッポロ赤星> 赤星オリジナルグラスで飲む赤星!ひとり手酌酒も楽しくなる!今日も苦味で気分最高!

 
 そんな訪問経緯だったので、気持ちはあたふたしておりました。それを一気に鎮めるのがサッポロ赤星。確か、さいころにも赤星出してたよなとか思い出します。
 

 
 とにかくここは接客が良い!ビールの出し方もそうで、赤星には木製の下敷きが配され、そして小ぶりなグラスには、赤星オフィシャルのプリントがされてます。その瓶のラベルとグラスのプリントを、きっちり前に揃えての配膳。
 

 
 もうこうなると、ひとり手酌が楽しくてなりませぬ。撮影の許可も快諾で、グビグビと苦味を味わい、後口の甘味を楽しみながら過ごす・・・・。
 

 
 
 
<全体> 丸長風な刻み具材と漆黒醤油感!つけダレ煌びやかで麺は嫋やか!ネオ・レトロつけ麺!

 
 ある程度予習はしてきたものの、配膳の瞬間はイメージとピッタリあって嬉しいです。つけダレの質感がとてもプレゼンスありです。漆黒に紫が滲む深い醤油ブラウンのつけだれ。そして妙に煌びやか。具材は細切りにカットされ盛りだくさんに浮いております。メンマと細切り焼豚&ナルトを見ると、どうしても丸長を連想してしまうのが私の悪い癖です。
 

 
 しかし全体的にレトロ感ありつつ妙に現代的な雰囲気もありなむかと。銀のトレーでそう感じるのかもしれませんし、また麺の上品そうな地肌に見惚れてしまうからそうなのかもしれません。
 

 

 
 
<つけダレ> 艶めく香味油と鶏豚分厚い清湯感!甘辛い醤油の輪郭に滲む煮干の香ばしさ!

 
 さてつけダレ。東京の拉麺活動家なら、見た目からも甘味を予想するでしょうがその通りです。芳醇な鶏豚エキスに、じっとりと魚介のエキスが滲みます。鶏豚はどちらが優勢という風でもなく、魚介は甘味がメインとなった溶け具合でしょうか。
 

 
 醤油の輪郭はきっぱりした印象で、醤の後口が香り高い塩気と感じます。そこに魚介の甘味がじっとりと結びつくようで、醤油感だけなら魚介醤油とイメージするかもしれません。そこに仄かに一味唐辛子が溶けているのも印象的な味わいです。
 

 
 そして仄かに煮干の個性あり。煮干の香ばしさが後味に残る展開です。この雰囲気は個人的には、さいころを少し思い出したりして・・・勝手に楽しんでました。
 

 
 
 
<麺> 多加水系で柔らかい引き締まりあるオーバル平型中太麺!地肌色白で腰つき品やか!

 
 厨房には5人のスタフがいた(汗)。何故と思ったが、半数は修行中な様子。つけめんの盛り付けの指導が耳に入ったり。とても真摯に教えてるのね・・・そういう店好き。
 

 
 麺は、スリムな平型ストレート麺が膨れっつらしたようなフォルム。そして水で締められて引き締まった様相です。地肌はとても色白で艶やか。水で湿ったからでしょうと言うこと勿れ。水切りが超完璧なのにこの艶めきなのです。
 

 
 麺自体はとてもしなやかな腰つきで、スパスパと千切り易いが密度感はそれなりにあって、多加水系みたいに奥歯でクチクチと潰れる感じでもないです。適度に素地感を楽しめ、何だったらそこに甘味すら感じるかと。
 

 
 腰つきしなやかなので、麺の寄り添いから持ち上がる出汁のからみ、そして啜る抵抗感の低さ、かなりつけダレとの相性良いです。ただ一点申し上げるなら、大盛にすべきだった。個人的腹感情では200g弱かと。ちょっと量が物足りない。つけめんはデフォでも麺多めと思って控えたが、つけめんなら大盛必須かと思います。
 

 
 
 
<具材> 下味しっかりなコリコリメンマと細切りナルト!釜焼感香ばしい細切りチャーシュー!

 
 まずメンマは、細い長い材木カットで、醤油系の出汁が深めに浸透した様子。繊維質はコリコリと主張するような歯応えですが、煮込みの段階で全体が柔らかめです。なのでフニャコリとした歯応えとまとめてしまいます。それだけで味わい深いため、つけダレに絡むと味がより一層しっかりとして楽しめましょう。
 

 
 またナルトは、説明もありませんね。蒲鉾よりも微妙にエアリーな練り物で、細かい隙間につけダレがよく浸透します。また細切りカットだからつけダレの接面も多く、タレを吸って絡んで旨しかと。
 

 
 更にチャーシューです。これはうまい。細切りでつけダレに沈んでいても、その釜焼の香ばしさはしっかりと伝わる。つけダレの味わいを通して香ばしいので、これは別皿で頼んで赤星と合わせたい逸品かと。
 

 

 
 
<味玉> 白身は柔らか仕上げで卵黄はトロトロ!出汁が浸透する濃密感に卵黄本来の味わい見え隠れ!

 
 ザクっと言えば、仕上がりは「柔らかめ」。出汁の濃さは標準やや低め。浸透は例に漏れず深いです。白身はフルフルさを残すような仕上がりで、薄出汁の素直な旨さが滲みます。
 

 
 そして卵黄は、出汁がしっかりと浸透した濃厚さですが、非常にトロトロとしており、かと言って生卵のように流れない。舌全体に絡む展開ですが、出汁と融合した濃密感というより、仄かに卵黄本来の旨味も残したような・・・そんな出汁加減が印象的でございます。
 

 
 
 
<スープ割> 鶏豚系の淡い出汁で割ると醤油感が一層柔らかくなり落ち着く旨さ也!

 
 最後はスープ割り。魚介系か動物系か、割りが店により違いますがこちらは後者のようです。一気に魚介感が薄まるものの、鶏豚の優しい穏やかさがいい感じです。
 

 
 
 
総じまして「初めてなのに懐かしい?そしてやっぱりどこか斬新?旨さ王道ネオレトロつけ麺!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。久しぶりに台東区まで出てきましたがやっぱり食って達成感ある旨さ!。気を衒うことなく丁寧な仕事ぶりは麺顔や味わいからも十分伝わりますし、更に接客の真摯で明るいところが印象的。拉麺屋稼業を楽しんでるとすら感じるフェスティブな雰囲気が素敵です。自宅やオフィスからはかなり遠いけど、こりゃ一度きりじゃ勿体ない。また来ます。田原町でランチなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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