荻窪丸長の再現度半端なし!
いやぁー・・・本当に7月8月は身動き取れなくて・・・・。そんな中でも、7月初旬に何とか訪問いたしました。もっと前から情報掴んでおりましたが、ハナイロモ麺@吉祥寺の系列の居酒屋「でき心」のランチ営業で「丸長荻窪オマージュつけそば」が提供開始やっと辿り着けましたよ。行ってみるとそこは、10年前の「パーミーラーメンセンター」があった場所ではないか。雰囲気はあまり変わってないが、カウンターが変更され、壁に有名漫画家の自筆サインがあったりして、相変わらず砕けた感じの居心地良さすら覚えます。
それにしても、どうしてこの一杯を提供することになったのか、知りたいところだな・・・。単に荻窪丸長のファンだからなのか?。食い終わった後、女性スタフに「再現度ハンパない」と伝えたところ喜んでくれたが、御店主は忙しそうで直接聞けなかった・・・。
<サッポロ赤星> 図太い苦味と仄かな清涼感!後口にふわっと過ぎる甘味?いつもの安定感がナイス!
まずはサッポロ赤星!居酒屋だから当然あるだろうと思って聞いてみると、出してくれたのがこれです。小ぶりグラスがいい感じ!赤星の中瓶に良く似合うわ!。泡立ちもろとも喉に流し込むのが楽しいわけで、最後まで泡立ちを味わう。ビールの泡が好きと言う方なら共感いただけるかも。また一口で飲みきり空ける痛快さも楽しめるのが良い。メリカリで同じようなグラスをゲットしたので、自宅でも同じように楽しんでいる私です。
<全体> 山盛りでタレを蓋する細切り肉!レトロな気分にさせる中太多加水麺!昭和の懐かしさが滲む麺顔!
おおお!これまたレトロノスタルジーそして肉迫力!荻窪丸長のルックスそのままじゃありませんか!。丸長ふぁんとしては、ワクワクが止まりません。このチャーシューつけそばの肉量がハンパなく、完全に蓋をしている状態。まずこの肉を食らって処理しないと、一歩も次のステップに移行できない状況また隙間から覗けるつけダレが丸長のつけそばと言えばやっぱり胡椒。じっとりとした醤油色のタレの上に、降り注がれているのが良い感じです。
そして麺も丸長オリジナルなのか?と見まごう再現力!?。レトロな気分にさせる中太多加水麺で、昭和の懐かしさが滲む麺顔です。居酒屋昼営業のちょっとしたメニュー展開とは思えぬ質感に、戸惑うばかり。
<チャーシュー> 大胆なボリューム!煮豚タイプの豚ロース細切り!一旦沈めて肉とタレの味を噛み締めて楽しむ!
まず肉をやっつけてからでないと、先に進めぬ。残ったビールのおつまみとして食するには最適です。見るからに煮豚タイプ。分厚めスライス&カットで揃えられてます。部位はロース。赤身の肉味をシンプルに感じる味わいで、噛み締めて楽しみます。少し煮られて抜けたようなところも、素朴な旨さという感覚によく合います。
個人的にはまずこの焼豚をそのまま少し味わってから、麺皿へと焼豚を引き上げます。出ないと、つけダレが現れず、麺を浸すことができないから・・・・。ちょっとお行儀良くない食べ方ですが、あしからず。
<麺> 甘酸っぱい醤油ダレと胡椒を貼り付けライトな滑り心地!時折細切り焼豚を絡めて食らう!
練水が浸透しナチュラルな乳白色合い。無造作に散らばった刻み海苔が、ノスタルジー感を高める様子です。流水で締められたとは言え、麺の密度は高くなく、むしろもちもちと弾むような歯応えがナイス。そのまま食らうと瑞々しい中に仄かな甘みが潜むという感覚でしょうか。
つけダレに浸すとじわじわと胡椒が貼り付きます。モチモチと噛み締めたあとでクチリと潰すと、柔らかい麺の風合いに、甘酸っぱいタレが絡みつつ・・・胡椒の刺激が広がるような味風景。意外と単調に感じることなく飽きずに食えます。そしてやっぱりチャーシューやらメンマと絡めると格段に旨いよね!。具材に絡めて食らうべしかと!。
<メンマ> 醤油感ある一方で出汁の甘味がしっかり伝わるレトロな味わい!
それほど深く染まってるというレベルではないものの、醤油系の出汁の浸透があって、甘味も滲むような味わい。また柔らかい歯応えで、メンマラーメンにどさっと乗せても良さそうです。荻窪丸長で竹の子皿でビールを飲むのが好きだった経験上、穂先部分が混じったり、解けるような柔らか中太さが懐かしいところだが、そこまで求めるのは酷かな。
<つけダレ> 豚エキスがゆったり溶ける醤油ダレ!甘酸っぱさと共に節系の旨みがじわじわ染みる!
初動から丸長王道?と感じてしまった私は、ミーハー(死語)なのか。その甘酸っぱい味わい動物系やら乾物から滲む旨味と甘味が、酢とナイスバランス。やっぱりシンプルな旨さという印象です。やはり酸味がいいね絶妙。
ライトな醤油つけダレですが、豚肉と野菜が丁寧に長時間煮込まれた感じです。そして微妙に乾物の旨味も溶けており、節一方、醤油の塩気と胡椒の刺激も大切で、その塩気と刺激が、甘酸っぱい味わいと絡み合います。この甘酸っぱさと胡椒の妙に懐かしい刺激の共存が、実に惹きつけます
<スープ割> 空いた平麺皿につけダレ器を乗せて!荻窪丸長スタイル!
荻窪では、空いた麺の皿の上につけダレ器を乗せて、店奥の厨房横へ向かう。そして注いだのを受け取るスタイルですよね、確か。そのままとは言えませんが、スープ割をコールすると、皿と器を回収されて、荻窪丸長スタイルでブーメラン形式で返されます。ううう・・・味わいも節が
総じまして「荻窪丸長の再現度半端なし!一回食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。荻窪丸長のつけそばも、御店主ご高齢のためいつまで食えるかと心伏せておりましたが、この一杯の出現でかなり個人的には希望を感じてしまいました。居酒屋昼だけ営業では勿体無い・・・これからどのように落ち着くのかが気になリマス。とは言え疲れたらこういうノスタルジーな一杯がいい感じ。レトロな旨さとその一杯!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!(実食の梅雨時節気分で)。