ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4575】 貝麺みかわ (東京・下北沢) 味玉貝麺[貝白湯]+ 月替わり貝ごはん 小 〜ピュアな貝好きには実に堪らん!まさに貝出汁貝飯貝三昧!一回食っとけ!

令和3年お江戸の夏は貝出汁花盛り!下北沢でとってもピュアなの狙ってみたよ!
 5月は濃ゆい醤油系ばかりを攻めたせいで、6月に入ってから自然体で食らっているつもりですが、何気に塩系?貝出汁系が気になってちょくちょく手をつけています。近年は本当に都内で貝出汁系が増えたなぁ〜・・・なんて思っていたら、ラーメン評論家の大崎さんが、ラーメンデータベース「今日の一杯」でしっかりまとめておられてました!。これ超すげー参考になるので、ブックマークしちゃってます。
 
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 単純に「貝出汁系」と言っても、流行はあるようで、蛤もあればホタテもある。ポピュラーに浅利もあるし、また一時期はホンビノスも勢力を広げたような印象。もう一巡した感があるなぁ・・・と思ってたら、合わせるベースが、鶏出汁から変化して、豚白湯とか牛骨出汁などと、ダブルスープもでたりして・・・ミックス系?な進化がここ最近では感じますね。そんなことを感じながら、今回は「貝&牛」と言うコンセプトの「貝麺みかわ」さんに向かった流れです。
 

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 ・・・で、フツーに定番メニューを食らうつもりだったのだが・・・・貝白湯」ってな特別メニューが最近になって追加されたのでした。あまり聞かない言葉の組み合わせだよなぁ。ラーメンに関しては心移りが激しい私なので、場所柄来やすいのもあるから定番はまた後日食らおう!と言うことで、急にメニュー変更して今回は「貝麺(貝白湯)」をいただくことになりました。
 
 

 

 
 
<全体> 何となく見慣れて落ち着いた貝塩系!淡麗で華やかさを感じつつ肉感もしっかり伝える確からしさ!

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 すごく腰の低い接客!食券を両手で受け取ってくれて勧められたカウンター席に座る。この時点では、貝エキス追加とは言え、牛白湯?とのブレンドなのだろうと感じていたが、座席間仕切りに貼ってある蘊蓄書きで驚いた!。貝のみ!ピュアな貝出汁で白湯と言うことらしい!これは面白そう!急にまたテンションが上がったところで、しばらく待ち受けて配膳されたのがこの麺顔です!。
 

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 おおお!っと前のめりに驚きたいところだが、見た目は淡麗系な塩ってな風貌で、美しいが正直言って見慣れた風貌?。貝出汁中華そばって言う割に、しっかりとチャーシューが3枚もあって、肉肉しさも伝えます。へぇ〜ってスルーしようかと思ったのだが・・・何と香り高さに貝の風合いが湯気にも漂うじゃないか。やはりこの微かな濁りが貝エキスの深さを表してるのか!と香りから思わずのめり込んでしまった私。ふふ・・・では、貝白湯の性能とやらを見せてもらおうじゃないか!。
 

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<スープ> 貝出汁だけでこの濁り!確かにエキスの濃ゆさを感じさせる出汁迫力!

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 実はこの一杯、食い進めるほどに白湯さを増すのでした。麺の風合いが溶け出しただけではなく、貝エキスが攪拌し広がる展開です。
 
 
実にピュア!貝のみスープの迫力!浅利は隠し味?ホタテがパウダーとなって味が増幅!

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 ひとくち啜るだけで、貝出汁好きなら微笑んでしまう!。ホタテの旨味が冒頭から明るく優しくじわじわと響くよう。ホタテ出汁と言えば、個人的には古いと「おらが@新橋」、最近だと「Noodle Sounds@本郷三丁目」が頭に浮かびますが、それらは濃厚と感じるのに対して、こちらは「芳醇」であるとお伝えしたい!。流行り淡麗系な雰囲気が感じられるのと、味の広がり方が優しいと感じます。
 

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 なので貝の味が濃ゆいため、塩気が強めと感じるかも。それは塩気でなくホタテの旨味が強くでているためです。実はこの出汁は、ベースの出汁にホタテの粉のようなのを足しているようで、見た目じゃ分かりにくが少し粉っぽい舌触り感覚。それが滲んで薄く白濁させてるのではと思ってます。食い進めるほどにホタテパウダーが舞い全体に撹拌されるので白濁が少し進みます。そして後味の輪郭には少し凛とした滋味が残るのも印象的。それは浅利では?と個人的に妄想しております。浅利が下味に徹した感覚。浅利が下支えとあって、全体的には貝が実にパワフルです。
 
 
香味油にも貝の風味とアピール感が炸裂?滋味をちょっぴり感じさせる展開

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 実は香味油もそれなりにパワフルと感じるのだが・・・。若干、トッピングの肉の油が溶け出すのもあるけど、これは貝油?。植物系?(例:大豆絞油)のオイルに貝を煮出してエキスを溶かした感覚で、実に貝の雰囲気を伝える品です。ひょっとして浅利の風合いはこっちから来てるのか??。実に香味油がいい役割を果たしており、実に好印象です!。
 
 

 

 
 
<麺> 品やかさと滑らかさが極まる平打ちストレート!出汁を吸い込む甘味が実に上品な甘味!

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 出汁のインパクトが強烈ですが、実は麺が旨いし合ってる!。出汁がハードだとしたら、麺はそれを優しく受け止めるソフトな立ち位置。風味と甘味もすごく出てる逸品です。
 
 
上品さが溢れる色合い!滑らかさ!しっとりした歯応え!とっても優しい平打ちストレート!

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 白濁な出汁に透けて見える白地の平打ち麺が綺麗。多加水系ですが張りと弾力をアピールするタイプでなく、お淑やかと思わせる風貌です。まず滑らかさが上品。麺同士絡み合い箸ともつれて持ち上がりますが、その仕草が滑らかー。口当たりもソフトで、品やかな腰つきにより、啜り上げがとても平打ちにしてはシルキーとすら感じます。微妙に表面に透明感合って、出汁と絡みやすいみたい。細かいところでは、部分的に饂飩の端っこのような、細かい切れ込みができてる。
 

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 そして歯応えがソフトというか・・・しっとり?。プツプツと潰れるわけでもなく、軽く粘って潰れるような感覚で、舌触りや喉越しも優しい!。感覚的には出汁を吸い込み易いタイプで、食い進めるほどに品やかさが増してゆくようです。
 
 
出汁を含んで甘味すら感じる!粉の質感がそのまま伝わるような素地の旨味が素晴らしい!

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 噛み潰すと出汁の旨味の奥に麺素地の甘味があるような感覚。当然、ホタテの強いエキスに絡み吸い込みを始めてるが、序盤ではやっぱり出汁を受け止めた後の風合いが見事!。早い段階で出汁と完全一体化しますが、それでもホタテエキスと炭水化物の一体感の、楽しさは高まります。奥歯で潰すと瞬時に唾液を促す・・・。今回はこの出汁を吸い切った旨さが素敵で、肉に巻き付けるなどせず、そのまま素の味わいで、全部楽しませていただきました。貝ごはんを頼んだから大盛にはしなかったけど・・・これなら別腹で食えたわなぁ〜。この質感で大盛が+100円は上出来だと感じます!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 鶏豚3種肉!どれも貝出汁をマスキングすることなく淡麗で上品な味わい!

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 デフォでも3種の肉が乗るのね。特製と少し迷ったけど、これなら貝エキスをマスキングすることなく、バランス良い肉肉しさと言えましょう。
 
 
豚肩ロース!低温調理が既に熱でほてったような仕上がり!薄味に出汁が浸透するバランス感

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 これは元から塩ダレに近い下味?ソミュール液だったのか、とても出汁の旨味とシナジーあり。薄切りなので、完全にほ出汁熱でほてってしまうが、それもまた身の肉味に貝出汁が滲んで味わいが高まるイメージです。脂身は溶けるが若干出汁にも影響与えている様子。貝出汁の塩気と、脂身の甘味の合体も旨いもんです。
 
 
鶏胸肉!鶏肉の淡麗な滋味としっかり強めな貝出汁が浸透!テッパンの旨さ安定感!

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 これは元から淡白な肉ですから、出汁とマッチすること必然の旨さ!。パフパフな優しい歯応えで、細かい肉繊維の隙間という隙間に、貝出汁が浸透しまくりです。噛み締めるとスポンジのように出汁を吐き出して、鶏胸肉の滋味と貝出汁の旨味を口の中に広げる・・・。冷酒を誘うね!。
 
 
豚バラ肉!微かに醤油ダレとローストの風味を感じさせて貝出汁を受け入れる脂身旨し!

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 これが面白い。薄らと醤油味を醸し出す様子です。周囲のロースト部分には醤油系の出汁を感じるとともに、焦げが香ばしさを醸し出し、他の肉とは違う旨さを感じます。脂身の旨さで貝出汁をマスキングすることはないです。きっと醤油出汁の一杯だともっと旨さが楽しめるんでしょうね!。いつかここで醤油食らう時は肉増し決定です!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> ベースが貝とは思えぬ円やかな下味!白身柔らかく卵黄は崩れる柔らか仕立て!優しい甘味!

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 味玉の仕上がりが上手です。白身がとても柔らかいのに、じゅるじゅるとしない。また出汁が均一に浸透しており手間も感じます。とてもソフトな食感で味わいをしっかりと感じる白身の質感が非常にナイスです。
 

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 また卵黄はほぼ全体がジュレっぽい仕上がりとなり、少し緩さも残ってる仕上がりが好きな感覚。当然ながらしっかりと出汁を含んだ旨さだが、ナチュラルな甘さでそこがまた上品さを感じますね。あまり貝エキスって感じもしなかったので、フツーに薄口醤油の魚介出汁で染めたのか?。これも100円で追加可能。上出来なので激しくオススメです。
 

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<〆飯> 月替わり!あさりのしぐれ煮ごはん!まさに具沢山!ホタテも惜しげなく存分じゃないか!

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 小サイズとは言え、これで150円はお得!。6月の月替わり貝ごはんは、「あさりのしぐれ煮」です。しぐれ煮は、生姜を少し入れて煮るのがポイント。薄出汁佃煮の生姜入りって感覚なんですが、生姜をあえて控えめにしているのか?。それで浅利の旨味がしっかりと感じられるし、浅利の量が多いので貝好きとしては興奮ものです。
 

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 またそれだけでなく、ホタテもしっかりと投入されてることから、更に嬉しさを増す感覚。貝出汁をベースに飯を炊いているのか??・・・じわじわと貝の旨味が全体に感じられる逸品です。
 

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 そこにやっぱり、残った貝白湯のスープを少し足してかけて味わいましょう。まるで貝出汁茶漬けの超豪華版!。へへへ・・・これ以上述べる必要がないほど、わかりやすい旨さの展開です!。この他に、日替わりの限定ごはんもあるというのだから、すごくサービス性も高いお店!。一回だけ訪問ってのは実に勿体無いので、必ずまた来ようと更に決意を固くしてしまったのでしたー。
 

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総じまして「ピュアな貝好きには実に堪らん!まさに貝出汁貝飯貝三昧!一回食っとけ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。貝出汁中華そば専門店で、貝出汁純度高いエキストリームな一杯!ホタテの突き抜ける旨さが体感できると感じます。下北沢駅のすぐ側っていうロケーションも見事なので、フラッと下車した一杯啜るにはもってこいかと!。貝好きなら特に激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!!!
 

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