ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5257】麺屋 さくら井(東京・武蔵野市西久保)特製塩らぁ麺 〜醤油の名手渾身の塩!飽くなき探求心と向上心!いつも旨さを実感!

まさに何に食っても旨い!

 
 初夏に冷やしを食して以来、久しぶりの名店「麺屋さくら井」。やっと来れました。本当は飲めるタイミングで来たかったのですが、色々帰ってやること多くて(汗)。ここ最近、ずっと拉麺に酒の楽しみを加えることができてません・・・。
 

 
 でもいいのだ。これでいいのだ。ここはまさに何食っても旨い店なのだから。初訪問ならまず看板の「醤油らぁ麺」を激しくオススメしますが、大抵この醤油にハマってそればかりと言う方が多いはず。でも開店当時は、東京は煮干ブームもあって煮干も人気だったのでした。なので意外と塩系は見逃しがちなのだけど、実はこの塩が美味いのですわ!。特に数年前にググッとアピール度合いが上がったと個人的に感じてます。なので今回は「塩」一択で訪問いたしました。
 

 
 
 
<全体> 穏やかな黄金出汁に浮かぶ肉達!ぶどう山椒が散りつつ鶏油の明るさ!魚介の風合い!

 
 僭越ではございますが、この店で伸び代というかググッと旨くなったのが「塩系」。以前は帆立風合いがメインでじんわりと感じられた出汁感ですが、今では鶏の旨みと塩ダレの風合いが変わったのか?更に「和山椒」がそこに加わり、清涼系も滲ませる様子です。
 

 
 嗚呼、今回はその全体的な黄金出汁のニュアンスに、じわじわと鶏エキスを感じるか?その鶏油の明るさが印象的でございます。一味が軽く振られておる。まさに風雅が漂うイメージ!。
 

 
 
 
<スープ> 今日は山椒増し!淡い刺激が淡麗感を高める!そして鶏油のコク深し!更に乾物とホタテ感が滲む!



 

 まずは表層のスープを味わいます。香味鶏油が煌びやかに流れる中に、表層に魚介系のエキスの集合が漂う雰囲気がいいね。その味わいは、初動は鶏油が円やかに広がる感覚です。濃厚ではないものの、やはり鶏のエキスは主張する風景で、それなのに鶏塩系と真逆と思わすような魚介が染み、結果的に複合的な円やかさを感じます。この鶏と魚介のバランス感覚がいつも日によって違うので、楽しくてなりません。
 

 
 さて塩ダレですが、蘊蓄によると「白ワイン・煮干・椎茸・昆布・帆立」とのこと。塩は沖縄「ぬちまーす」等。白醤油がないのね。尖らない塩気なので個人的に意外だったりしてますー。そして、へへへ・・・更に今回は「山椒増し」リクエストをしてみました。和風スパイシーの冷涼さを醸し出したかったわけ。これが花椒塩のような刺激ではなく、はんなりとした山椒感覚だから出汁と合う。中盤から山椒が出汁に完全に溶けるのだが、それでもスパイシーと言うより風雅と感じる山椒感覚でございます。
 

 
 続いて中盤から終盤にかかると、これまた仄かな甘みを感じ出す。麺の炭水化物が出汁に溶けて霞むのが印象的で、軽やかな甘みが増すようです。更にこの段階に至って、魚介とホタテのフィーリングが浮かび上がるじゃないか。うう・・・醤油系の名手と言われる「さくら井」ですが、何とも塩系も華やかで旨し!。
 

 
 
 
<麺> 品やかな腰つきと滑らかなスベリ!クチりとした歯応えと仄かな甘味!出汁の滋味吸って仄かな旨味!



 

 周期的に、麺の茹で上げを変えているのか?。時々そんなことを思います。過去のレビューを見返すとそんな感じ。1ロット3杯のとても手際良い流れなので、ブレとは感じませぬ。今回は滑らかな印象で、出汁に合わせたのかとてもナチュラルな中加水感覚。その腰つきは品やかで、スベリがとても滑らかです。
 

 
 クチクチとして歯切れよく、素地に甘味を感じる展開がナイス。また麺が寄り添うのもあって出汁もよく絡み持ち上げもいい。奥歯で潰せば甘味すら覚えます。貼り付いた山椒薬味も淡い刺激を感じさせるのナイス!。塩出汁と一体感が良くて、麺の風味をそのまま楽しませてくれます。
 

 
 
 
<チャーシュー> 美しく整う極上3種肉!ぱふぱふ歯応えの鶏胸肉!レアっぽさ抑えた豚肩ロース!の香ばしい腿肉!

 
 まず右から。それはコンフィを感じさせる鶏胸肉もまた見事。まさにぱふぱふふかふか!。箸で持ち上げたり曲げると、細かいスキマが生まれ、そこから出汁が浸透するような感覚。淡泊な鶏肉の滋味が、一気に明るい旨さと滲みます。これも、スポンジのように出汁をたっぷり吸わせるのがおすすめです。
 

 
 そして豚肩ロース。以前は艶めかしい半生感覚の赤身と脂が蕩けるようだったっけか?。微妙に熱入りが進んだ加減調整が見事でした。今は熱入りがやや進んだようで、出汁の温もりで細かく差す脂が溶け、じんわりと甘味を感じます。あゝ・・・やっぱりこの旨さだと酒が飲めるタイミングで来たかった。
 

 
 そして豚腿肉。吊るしの香ばしさがナイス。漂い柔らかい歯応えと肉味が染みる逸品でございます!。まさに酒を誘うような旨さじゃないか!。出汁に濡れて吸ってるはずなのに、その赤身の肉本来の旨さに香ばしさが広がるようです。この極上3種肉があるから、私はついつい特製にしてしまう次第です。
 

 
 
 
<他具材> 色鮮やか!歯応え柔らか!隅々まで上品さ感じさせるメンマと青菜!

 
 きめ細かい繊維がみっしり終結しとりますが、非常に品やかで柔らかい歯応え!。醤油出汁に通じる旨さも浸透しております。また青菜・・・小松菜と思われますが、単品で立派なお浸しになる上質感!。たっぷりスープを吸わせてくらうと、青さの中に旨味あり。色鮮やか!歯応え柔らか!隅々まで上品さ感じさせるメンマと青菜!
 

 
 
 
<味玉> 熟したような濃密甘味!卵黄はねっとりジュレ感覚!白身は薄めの出汁浸透が深い乳白色!

 
 卵黄が濃密で、オレンジ色に輝く艶めくほどの色合いです。出汁が浸透すると熟したような甘味を広げます。ねっとりとジュレ状態で舌全体に絡まりつくのもナイス!。
 

 
 更に白身も旨い!出汁が浸透し旨味をしっかりと感じさせます。乳白色でぷるぷるした柔らかさも印象的。味わうと出汁の旨味が白身にも感じて旨し!。白身と卵黄を合わせて一体化した旨さは極上です。
 

 
 
 
総じまして「醤油の名手渾身の塩!飽くなき探求心と向上心!いつも旨さを実感!一回食っとけ!食えば分かるさ!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。かなり通ってるつもりですがいつも新鮮に楽しめる。その一方で気が付けばいつも旨くなってる感覚?。かなりの人気店ですので、最寄りの三鷹駅からそれなりに歩く場所なのに平日でもそれなりに混みます。週末は混雑必須。とは言え秋の穏やかな日にのんびりと並んでみてはいかがでしょう?。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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