【今週のラーメン５２５１】鯨人（東京・JR三鷹駅北口）ラーメン黒＋生卵＋ごはん　〜豚骨醤油の新境地！？白飯と相性抜群！腹を空かして行けよ！行けばわかるさ！

オーソドックスに攻めてみよう！デフォにお勧めのご飯をわあせて！

　佳境が過ぎてもすぐそこに上期末。また元通りの季節労働者になって忙しなく過ごす。そんな感じだから近場で比較的並ばずに旨い店！ということで、また「鯨人」さんへとやってまいりました。もう腹減ってるし余計なことを考えたくないし、オーソドックスに攻めてみよう！。デフォのラーメン黒に生卵とご飯！。

　本音としては、サッポロ赤星に、もつ煮とおでんで洒落込みたいのだが・・・いつになる事やら。

＜全体＞おお？醤油は深みを増したか？勿論豚骨煮出だしの深さはしっかり！上品な家系感覚！？

　相変わらず動物系のエキスが濃ゆく表層を漂い、重厚感与えつつもどこかしらライトな家系な雰囲気を感じさせます。この店は肉が期待できるところで、香ばしい雰囲気を醸し出す豚肩ロース。分厚めカットでしかも端っこのブロックに当たってラッキー。赤身と脂身のバランスもよく、上品な仕上がりの中にもガッツリ感が楽しめそう！。

　照明によるのか？ちょっとだけ醤油の深みを以前より感じた次第。そして葱の小口ぎりと極細メンマが多めに投入され、デフォルト設定としてはとてもリーズナブル！。

＜出汁＞コンセプトは家系＆徳島ハイブリッド！重厚豚骨！芳醇鶏油！強めの醤油！

　期待通り！ひと口目からじっとりと旨味の分厚さを感じます。初動は豚骨エキスのインパクト。香りは豚独特の野趣な風合いを色濃く表現しているようです。あとでニンニクが欲しくなるパターン。これを家系！？と頭に思い浮かべながら食らうとライトに感じるが、普通の醤油そばと比べるとかなり重厚。家系からシフトした分だけ、徳島に近寄っているような印象でしょうか。でも徳島のような甘みはない感じで、実は捉えどころがない旨さです。

　見た目はライトな家系に見えるが、醤油もしっかり効いておりインパクトある味わい。醤油の強さが凛々しい塩気と感じてこれまた旨しかと。そんな醤油の味わいに慣れ始めると、甘味がどこかしらしっかりと感じ始めます。なので鶏エキスも混じるのか？と勝手に想像してる次第・・・。

＜焼豚＞仄かにスモーキー！薄ピンクの赤身と蕩ける乳白色の脂身！バランス良い旨さ！

　確か開店当初はバラだったような記憶？。東小金井の本店では、バラ肉とロース肉が印象的で、実はあんまり覚えていません。軽くローストの香ばしさが周囲に滲み、タレが薄く浸透。そして赤身は仄かなピンク色で、白身は蕩けるような乳白色。複雑にマーブルのように入り組んで、バランスがいい感じです。

　分厚めなスライスをハーフカットしたようです。全体的に肉本来の味わいを残す薄味仕立てで、肉をそのまま味わう感覚。ほのかに香ばしさが残るところも嬉しいです。断面にはねっとりと濃厚豚骨醤油に濡れ、脂身の部分は独特の甘味があり、奥歯で噛み締めるとジュワーっと脂が口の中で溶ける旨さ！。

＜他具材＞デフォでもしっかり多めなザクザク青葱！出汁に絡む極細メンマ！

　やっぱりデフォルトでも青葱とメンマのボリューム感はいいね！。開店以来この姿勢は継続してるようで嬉しいです。青葱は濃厚豚骨では欠かせぬアイテムだし、いずれ青葱で盛り上がる麺顔を楽しみたいと思っております。

＜麺＞重厚な出汁を受け止めるしっかりとした素地の旨味！平型スリムな中太ストレート麺！

　白は細麺ですが黒は中太麺です。やっぱり濃ゆい豚骨醤油エキスには太麺が似合う。平型でややスリムな中太ストレート麺。しっかりと素地の風合いを感じるタイプで出汁を吸う。その粉の甘味と出汁の旨味が一体化した味わいが素晴らしきです。

　中盤以降は、表層は出汁を吸い始めて少し腰つき品やかになるが、そこがまた楽しいところ。太さ感じても喉越しがゆったりと楽しめましょう。意外と出汁を吸い込むタイプで、次第にしなやかになり細いメンマや青葱とよく絡むところもまた旨し！。うへへ・・・海苔や焼豚も巻いて存分に食らいましょう。

　終盤を迎える前に生卵を投入！。これは卵かけご飯用のものをラーメン用に振り向けてみました。濃ゆいエキス感と塩気が効いた中で、別の濃厚さが広がり全体を円やかに仕上げる感覚！。特に麺に卵黄が割れて絡まるシーンに興奮を覚えます。

＜味変化＞生ニンニクをクラッシャーで！一気にパンチが豚骨に染みて広がる爆発的旨さ！

　一応テーブルセットの薬味が種類豊富で、刻みニンニクもあるんだが、やっぱりここはどうせなら生ニンニククラッシャーで投入！。一気にワイルドに豹変です。一気にキレとパンチが豚骨に染みて広がる爆発的旨さ！。

＜ごはん＞肉を乗せて豚骨醤油出汁をヒタヒタまで垂らす！激しくオススメ！

　やっぱり濃ゆい味わいだと、最後にやっぱり食いたくなる白飯。豚骨醤油にニンニクと生卵が溶けているから更に白飯に合う仕組みになっております。それだけでなく、チャーシューの一片を早々にご飯の上に乗せてあり、肉飯としても楽しめるという寸法です。

　お茶碗の盛り上がりがよいね。肉の上から出汁を存分にかけて味わうと箸と蓮華が止まらぬ旨さ！。更に今回はブラックペッパーも振りかけたりして、最後になってもなお食欲に火がつく感覚！。一気に完食！。

総じまして「豚骨醤油の新境地！？白飯と相性抜群！腹を空かして行けよ！行けばわかるさ！」

　・・・と言う感動の嵐！。横浜家系と徳島豚骨醤油のハイブリッドと既述しましたがそれだけに語れない！独創性あるかと！。近いうちに赤のバージョンがリリースと言う事なので今度はそれを狙いたい！。今後も益々楽しませてくれそうです。激しく応援！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。