今年初めての有休を楽しむ
年が明けると第4四半期スタートと言うことで、年度の最終コーナー回ったかと言うタイミング。有休取るなら1月のうち!と言うことで自宅でゆったりと過ごします。それがとても、ゆったりし過ぎて・・・やっぱり地元エリアで拉麺活動という流れです。
そう言えば、まだ店主と顔馴染みで年始挨拶に回れてない店がたくさんあるよな・・・と思い始め、やってきたのが「KEN軒」さん。名店「麺屋さくら井」の3号店で水曜限定営業。訪問ハードル高いので狙うチャンスです。
<CAPTAIN CROW EXTRA PALE ALE> 苦味が図太い!旨味が図太い!ガッツリ感あるクラフトビール!
とにかく図太い!とにかくガッツリ!そんな感じで苦味が効いてて実に痛快っ!。クラフトビール特有のホップの華やかさもたっぷりですが、固有な苦味がガツンと映えるので、飲み応えの確からしさは格別です。
<純米大吟醸 花陽浴 THE PREMIUM> 仄かに濁る見た目!スッキリな甘口系!果実感ある華やかな風合い!旨味にチリチリした刺激あり!
櫻井店主・ケンさん、に続くNo3と思しきイケイケなスタフさんから勧められたのがこれ。辛口系なオレだけど、絶対にオススメと言われると信用する!。あとから気が付いたが「花陽浴」は「とんちぼ@鶴ヶ島(移転前)」で飲んだことある。とても華やかだった記憶は強烈に残ってます。
おいおいおい!これはスゲー!。「純米大吟醸」とあるから、研ぎ澄まされた崇高淡麗な味わいも感じる。しかし「THE PREMIUM」とあって、妙に米のこだわりが感じられるようで、全体的に仄かに濁ってる。
クチに含むと、スーッと広がり甘口の味わい。それが濁った液体なのに、澄んだような切れ味。そしてその反面で醸造感を醸し出して、アルコールの余韻が舌の上でチリチリと軽い刺激を与えるようで、ちょっとした辛口感も楽しめる寸法です。何より、香りは極上華やか!。
<メンマ皿> 今回は別皿で!凛々しくも柔らか!深い出汁の浸透と素材の旨味のバランスがナイス!
長さが揃いつつ、小皿で山盛りにいただきます。綺麗に並んでるだけでも気持ちよく思えます。また、まじでメンマが凛々しいもので旨そう。薄いクリームのような褐色が明るく感じられ、またエッジが立ったフォルム。繊維質がとてもきめ細かくて、全体的にも上品です。味わいはライトで優しい感覚。歯応えは、ポリポリ感と言うより、サクサクと千切れる感覚からも上品。<全体> 釜焼きと低温調理の肉三重奏!きめ細かさに以前より濃厚に漂う魚介感覚!
おおお!やはり特製!肉が多くてデカくて一部丼からはみ出しとるのが、この店のの流儀です。またスープの豚骨魚介感がまたナイス!。豚骨魚介の深いベージュなのだが、濃厚さがうかがえる反面で、シルキーなきめ細やかさが窺えます。肉が大胆な割には、とても心象的には上品にも映ります。まるで大胆さと繊細さが両立するような一杯!?。
<全体> 濃厚なのに上品!整う美しさに落ち着き感じるきめ細かな豚魚感覚!
配膳も絶妙タイミング。その実物はズシリと感じる見栄えなのになぜか上品さが漂います。濃厚豚魚と聞けば、パンチのある迫力や、ズドンとした素朴さがイメージなのですが、非常に整っており、粗さの中にクリーミーな溶け込みを感じるような美しさを覚えます。
以前食したつけ麺でのアクセント「魚粉」もしっかりあってこれがまた嬉しい。魚介の香ばしさと甘さを期待させます。
<スープ> 円やか濃厚なコラーゲン感!優しい甘味と軽い苦味が凝縮する煮干感!濃ゆくても飲干す!
ううう!初動から旨さが響く!。とっても柔らかいクリーミーさでほど良い濃厚さなのだが、こってりさが滲んで妙にアピール力があるようです。しっかり煮干の甘味が感じ取れるが円やか。合わせて苦味が軽やかに響き渡る感覚です。魚介タレが追加で垂らされてます。
いつもなら口の周りにカピカピと張り付くようなコラーゲン感ありますが、今回は気にならない程度。とは言え豚骨をかなり煮出していると思うし、やっぱり微妙に鶏系のコラーゲン感覚が溶けてるのかと妄想が止まらん・・・。
<麺> 低加水高密度ストレート細麺!強い素地風味が濃厚魚介を受止める!出汁を絡め取るような!
やっぱり、濃厚豚骨魚介を感じるスープに、低加水で細さとストレートさが際立つ麺を絡めて食らうと言うのが、すぐには似た味を思い出せずに新鮮に感じてしまいまます。濃厚な出汁を受け止める麺の素地感が楽しくも旨い展開です。
その展開に、動物系の旨味が滲んで、ナチュラルにコラーゲンが絡むと想像すれば、少しは伝わるだろうか。しかも、まるで麺がスープの浸透を許そうともしないような感覚。スープは麺に張り付くだけで、自由に伝わるのは熱だけなのか?。熱で品やかにはなるが、それで持ってスープを絡めまくって持ち上げまくるような流れが面白い!。
<チャーシュー> 豚肩ロース!新定番の釜焼きバラ肉!仄かに香ばしいランプ肉?肉味に濃厚魚介が絡む
豚肩ロース。全体的に柔らかくしっとりしており肉味と脂身の甘味が優しい。特製だと4枚ありこれが中々質感と食べ応え!。豚骨魚介スープに沈めれば、濃厚な甘味が加わって一段とコクが厚くなる。
大人気の釜焼豚!デカい!長い!はみ出しとる!脂身と赤身のバランスがよいが、脂身多めでベーコンを彷彿します。外側は皮に近い部分は若干飴色な雰囲気で、まさしく吊るしの焼豚!。程よい引き締まりのある歯応えがナイスで、噛み締める楽しさ!噛み締める度に迸る旨味の展開!。さらに燻しの雰囲気が実にそそります!。上品とすら感じるスモーキーさがいいね!。これは絶品。
さて、3番目が一見フツーだがとても美味い。ランプ肉に相当するのかは不明ですが、赤身の肉味・脂身の甘味・・・そこに軽く燻りを感じるようです。赤身本来の肉味ととても調和する旨さでしょうか!?。
<味玉> 仕上がり極上!浸透する甘い薄出汁に蕩ける卵黄!ふるふる震えて風味ある白身!那須御養卵!
卵黄が濃密で濃ゆい旨さとのこと。出汁が深くストレスなく浸透してます。白身はふわふわのまま。卵黄がトロトロな飴色でもあり、ジュレのような緩さがナイス!。
濃密なコクに出汁に染まって熟した様な甘味が素晴らしいです。仄かな出汁に香る白身と合わせて食らうのがオススメ。さらに濃厚豚骨スープに沈めて合わせ食らうもいい感じですよ!。
総じまして「美しさに濃厚迫力感アップ!細麺に絡めて激しくオススメ!」
・・・と言う感動の嵐!。本当に完成度よくできてる!あちこちに質感の高さが伝わる豚骨魚介の一杯!。百聞は一見にしかず?いや一食にしかず!。三鷹駅から少し歩くけどその価値ありでございます。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!