ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5077】支那ソバ おさだ(東京・大山)チャーシューワンタンメン + サッポロラガービール 赤星 〜質実!丁寧!穏やかさと迫力の魅力的ミスマッチ!お見事焼豚雲呑麺!

自分にご褒美!チャーシューワンタンメン!

 
 ホント忙しい・・・。土曜日はガッツリと朝から夜まで仕事をしてしまいました。よって所定休日なのに、拉麺を一才クチにしておりませぬ。その日は自宅飲みで憂さ晴らししたのですが、日曜日は何食おうかと頭をフル回転させてたら、酔いが早く回ったようで早々に寝入ってしました(爆)。
 

 
 朝起きてみると、すっかり気持ちがワンタンメンモードになってたため、実は「八雲@池尻大橋」狙い。・・・だったのですが、中央線で移動中にラーメンデータベースの自分のブックマーク店をチェックしてたら「おさだ@大山」が目に入ってきた。確かTRYラーメン大賞新店部門を獲得してたよね。だったらと久しぶりにガッツリと行列覚悟で目的を変更して突撃してまいりましたー。
 

 
 
 
<サッポロ赤星> 冷えた小ぶりのグラスに赤星ラベルが並ぶだけでワクワクが止まらん!

 
 そうそう!こういう小ぶりのグラスがやっぱいいよね。しかもグラスが冷えてる。もっと言うとビール瓶の栓の部分にカブせて配膳されるのが、昭和生まれのオヤジとしては嬉しい!。とにかくビールを注ぐだけで絵になる・・・。
 

 
 黒ラベルと似た甘味ある麦芽感。個人的には苦味から甘味へと抜けるような変化の時間が、黒ラベルより赤星の方が長く楽しめる気がして、そこが好き。あと飲み口のズシリとした感覚が、ちょっと赤星の方が重厚かと。苦ければ、重ければ、それでいいというのではなく、苦さと重さと終わり際の速さもいいね。そこが痛快と感じさせるのかも・・・。
 

 
 
 
<全体> 素朴さと迫力の焼豚!肉餡デカい雲呑軍団!穏やかな出汁!整う麺線!完成度高し!

 
 おおお!配膳の瞬間、それは職人技と思える完成度の高さがオーラとなってダダ漏れ状態です。旨さの余韻が垂れ流し・・・。特に肉が手前に置かれたから、肉迫力がたまらんぜ。昔ながらの風貌なる焼豚なのだが、肉厚さのプレゼンテーションが効いてます。
 

 
 そして出汁の穏やかさに安寧を覚えます。更に少し肉を箸で触るとその直下に美しく整った麺線が素晴らしいじゃないか。当然ながら看板商品のワンタンは、ミニてるてる坊主風なフォルムで数多くまとまっており、まるでズゴックの一個連隊のように丼の中で何かを待ち受けているような緊張感すら漂います。
 

 
 
 
<スープ> 穏やかな動物感に深い魚介が溶け込む落ち着き感覚!カエシ円やかにして素朴な充実感!

 
 初めてなのに、とても馴染む味わい。今風の煌びやかや、透明感などはないのだけれど、妙に落ち着くと申せましょう。穏やかなれど食べ応えあるのは動物感があると言う感覚で、鶏豚の煮出しが効いてるけど重くない。そこに節や煮干系の乾物溶け込みが効いてて、とても優しく染みる出汁感覚です。
 

 
 魚介の風合いにリンクするように醤油系の味わいがとっても穏やか。カエシの感覚も円やかと言う感じで、食らい始めて時間が経つと麺の風合いも溶け出すので、一層円やかさが増すといった感じです。
 

 
 
 
<麺> 柔らかい乳白色で煌めく地肌!きっちり整う麺線!出汁の持ち上げと吸い込みが抜群!しかもボリューミー!

 
 チャーシューを麺顔から剥がすように移動させると、そこには、枯山水の庭園を彷彿とさせる流麗に整い揃う麺線が覗けます。しかも、柔らかい乳白色で煌めく地肌!。箸でリフトするたびにピタ!ピタ!と麺が揃う感覚で、出汁の持ち上げが大変よろしい!
 

 
 歯応えは前歯でプツプツと小気味よく歯切れる感覚で、徐々に出汁を吸い込むので、柔らかさが増してゆくようです。奥歯へ運んでクチリと潰すと、素地がすっかり出汁を吸い込んだ旨さが、クチの中で炸裂!。しかもデフォルトでも相当の麺量を感じますので、食べ応えありありです。想像以上にボリューミー!。
 

 
 
 
<チャーシュー> ほんのり食紅が滲む焼面!燻しの香ばしさ漂い出汁を吸い込んだ肉汁が旨し!食べ応えアリ!

 
 ワンタンメンらしい焼豚と言う感覚。軽く食紅が施してありような周囲で、その部分は下味の浸透が深いので軽く飴色に変化しているところもあります。そして焼き具合がとてもよろしい!。燻しの感覚も感じる焦げ目が、とても香ばしく感じます。
 

 
 肩ロースの分厚いスライスが4枚と、バラの端っこのようなのが2枚。脂身は蕩けて半透明な仕上がりで、それが出汁と相まって赤身に浸透しています。赤身の肉味がそれらを受けてめて実に旨いじゃないか!。
 

 
 
 
<ワンタン> 大粒肉餡を包む厚めの皮!出汁をバクバク吸い込んで滑らか!ちゅるりとスベる楽しき食感!

 
 これは東京のラーメン好きには、王道のワンタンですな。たんたん亭・かづ屋・八雲等に通じる、てるてる坊主か金魚かにも似たフォルム。大粒肉餡を厚めな皮で包んでぎゅっと絞り込んだかのような雲呑です。まさに食べる雲呑って感覚。このお店のロゴにもそういった感じが表現されてます。
 

 
 味わいとしては、豚挽肉と塩胡椒と言うシンプルな肉餡なのですが、じわじわと皮を通して浸透する出汁が混じって、超旨し!。出汁をバクバク吸い込んで滑らか!ちゅるりとスベる楽しき食感!
 

 
 
 
<メンマ> 見ため素朴にして安寧なるさっぱり旨さ!繊維質が解れるような柔らかさ!

 
 すっかり肉と麺の隙間にあってしおらしいポジションですが、これも程よい箸休めとして楽しませてくれます。シンプルでオーディナリーな味付けで、煮出しによる程よい繊維質の解れがいい感じ。醤油感は見た目より少なくて、出汁を吸い込んでより一層さっぱりと味わえます。
 

 
 
 
<味変> 揚げ葱をプラス!葱油より控えめなコクだが甘味と香味が力強く広がる展開!オススメ!

 
 青葱を素揚げにしたようなアイテム。テーブルセットにあるので好きな分量で入れてください。葱は揚げることですごく甘味と香ばしさを高めるため、とても味変化としては有効的ですね。葱油より控えめなコクだが甘味と香味が力強く広がる展開!オススメ!
 

 
 
 
総じまして「質実!丁寧!穏やかさと迫力の魅力的ミスマッチ!お見事焼豚雲呑麺!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。TRYラーメン大賞入賞だけあって、新店舗にしてはすごい完成度の高い一杯を提供してくれます。別メニューの担々麺が凄く気になっておりまして次回はそれ狙います。テーブル席もあって使い勝手も良いお店!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの様にしめたいと思います!。