・・・したことないわ
恋泥棒・・・されたことあっても、したことないわ。中学２年後半から高校卒業して浪人するに至るまで、ロクな思い出ありゃせんわ。もう少し素直に生きてたらもう少し人生が変わっていたかもしれませんが、それはそれでこうやって今の家族に巡り会えたのだから、良しとすべきですな。たまには都心で新店舗開拓ってことで、遅ればせながらこちらへ訪問です。
名店「支那そばや」監修って触れ込みですから本当はもっと早く行きたかったのです。その流れからすると特製でビシッとキメたいところですが、お値段見て怯んでしまい、今回はデフォで楽しませてもらいましょう！。
＜酒＞ サッポロ黒生！やっぱり瓶より華やかな生ビール感覚！休日の心地よいアイドリング！
グラスだったか・・・。ま、良しとしましょう。たまにはビールサーバーからの黒生もいいもんです。なんだかんだ言っても、瓶より香りと華やかさはしっかりと出てるものだし、図太い苦味と軽やかな甘味を今回も堪能ですー。程よく休日のアイドリングタイムを楽しませていただきました。
＜全体＞ 醤油感しっかりで本格的な支那そば感覚にハート型の茶目っ気かじる飾り麩に心ほころぶ！
おお、意外としっかりと醤油ブラウンが深いです。表層は鶏のエキスが浮かび漂いきらきらとしており、九条葱を座布団にこの店アイコンのハート型の小さい飾り麩が遊び心と茶目っ気を演出するようです。
オヤジ世代としてはちょっと小っ恥ずかしい次第だが、それ以外は実に本格的な醤油系鶏清湯の面持ちで、存在感をも感じますでしょうか・・・。
＜出汁＞ 水鶏系のコク深さに醤油の輪郭くっきり！分厚い節系ニュアンスで分厚い旨味！
うん、期待通りの味わい！。水鶏系を思わせる動物系の旨味が深く、それでいて重くないのが印象的です。そこに醤油の味わいが結構深めに浸透するようですが、カエシのニュアンスは円やかです。鰹節と言うより鯖節系かと食ってる最中は思ってたんだが、帰りがけに店先の蘊蓄書きを確認すると鰤節とのこと。私の駄舌ぶりを丸出しですー。
そうそう、結構この節系の旨味が濃ゆいと言うイメージで、旨味に強さすら感じるようです。とは言え魚介先行な感じはなく、香味野菜系も抑えとして滲んだ感覚でしょうかね・・・。実に食べ応えある出汁感です。
＜麺＞ 支那そばや系譜の多加水品やかストレートモチモチ細麺！出汁を絡み吸い込みまくりの一体感！
支那そばや監修だと、やっぱり多加水系の品やかな麺が似合いますね。出汁をバクバク吸いまくるようでもあり、実は絡めて持ち上げる力が強いだけかもしれませんが、とにかく出汁とよく絡みます。スパスパと小気味よく歯切れる一方で、束になったのを奥歯で噛み締めるとクチクチと潰れる刹那に感じる少しモチモチした感覚が気持ち良いかと。
表層がツルツルしているので、啜る時のスベリもさすがです。ま、いつもの通り出汁との一体感を楽しんだ後は、薬味と具材を存分に絡めて堪能し尽くすばかりです。
＜チャーシュー＞ 豚本来の赤身と脂身をシンプルに楽しませるバラ肉！出汁と麺に浸し絡めて味わう！
シンプルな薄味仕立て。大判肉厚な豚ばら肉一枚。蕩けるタイプではなく、しっかりと歯応えを適度に感じさせ、噛み締めて味わうタイプ。奥歯で潰すと出汁を吸い込んだ肉味が迸り、脂身は潰れて甘味が出汁に混じって口の中で旨さが一体化いたしましょう。もっと食いたいと思うが、３連休何気に散財したのでちょっと今月は抑えねば・・・。
＜メンマ＞ 素地感キープのあっさり味わい！歯切れコリコリと小気味よく楽しい哉！
ま、特筆すべきことはないが、その分安寧感ありといったところでしょうか。
スリムで短尺なフォルムで、素材感キープのあっさりした味わいです。特に歯切れがコリコリとリズミカルに感じるようで、食っててとても楽しい感覚。麺に巻き込ませて食うのもいい感じですー。
総じまして「シンプルなれど奥深い醤油と出汁の深さ！旨さ侮れず！」
・・・と言う感動の嵐！。ガード下とは言え、中目黒駅からもほど近いし、落ち着いた店内なので過ごしやすい。料理人がしっかり丁寧に仕上げるって感覚もあって、大人な中華そば屋というイメージでしょうか。頻繁に通うにはちょっと懐痛いところですが味は確かかと！。東横線利用者にはオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
