ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4850】西荻燈(東京・西荻窪)手打ちらーめん 少し多め + たまご + ほうれん草増量 + お肉増量 〜さすがミシュラン・ビブグルマン!質感高し!オマージュを超えた白河らーめん!

怪しいビル地下に質実ほっこり白河らーめん!さすがのビブグルマン掲載店!
 本当は、3.11に合わせて悼む気持ちで東北系の拉麺を食そうと思ってたんですが、コロナ禍で土日限定営業とのことで、土曜日にやって参りました。それにしても実に怪しいビル地下で、ふつーだったらこんなところに人が昼間から立ち入るか!?と感じるところに、大人気行列が発生です。
 

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 食べログでも、ラーメンデータベースでも、あまり目立つ立ち位置ではありませんが、ビブグルマン掲載経験のお店!。今回は改めて堪能しスゲーと感じいった次第です。私としては、とても珍しい外で飲まない週末を過ごしましたー。
 

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<全体> 正しく白河系オマージュ!一面に広がる肉とほうれん草の迫力!穏やかな醤油感覚にほっこり感漂う!

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 おおお!まさしく白河系オマージュと言わんばかりの麺顔。肉など具材で厚化粧したものの、隙間から白河系のシンボリックな麺のぼこぼこフォルムが素朴で和むね。そして優しく穏やかなスープの醤油ブラウンが動物エキスを煌かせて実に綺麗!。
 

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 燻製風の肉が整然とした並びつつ、質実そうな迫力が伝わるじゃないか。さらに青菜と味玉の色合いが鮮やかで、実に白河系オマージュがありあり!。偉そうに語ってるが、東北に行ってラーメン食ったことない:瀧汗。
 

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<スープ> 優しい豚に明るい鶏!仄かな乾物の溶け込み!旨味しっかり穏やかな醤油ブラウン!あっさり仕立てでゴクゴク飲み干す!

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 いやぁ〜優しい旨味:笑!。鶏ならではの明るい旨味もありましょうが、個人的には豚の優しい甘味が幅を利かせてたような感覚。そして一体化しているような印象。全体的には「あっさり」というのがピッタリで、早朝でもゴクゴクと一滴残らず飲み干せますね!。その「あっさり」さですが、やっぱり魚介などの旨味も感じましょうか。そして動物系以外には醤油の輪郭が先に伝わってくるのです。一方で醤油系の輪郭は、塩気と言うより風味と言う印象かと。割とキリリとしているようで、麺から吐き出される糖と絡んでほのぼの「あっさり系」という感覚で楽しみました。
 

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 そう、麺が出汁に滲むようです。自家製麺から滲む炭水化物の余韻やら、燻製ちゃーしゅーから受ける香りなどもしたたかに出汁は受け止めている様子で、最後に残ったスープは、それなりに複雑な旨味が溶ける印象!。
 

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<麺> 自家製麺!ランダムでミクロに波打つ中細縮れ!多加水系で汁をバクバク吸い込腰つき品やか!スベリはツルツル!歯応えモチモチ!具材の絡みが楽しい!

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 優しい多加水系!縮れが強くて照明の影が立つほど。意外とツルツルと艶っぽい地肌もしております。それが汁をバクバク吸い込み、ズボボボボボボボーーーッと啜り込むと、ボコボコとした連続した感触!。途中で千切るように噛むとモチッとしてます。噛み締めると出汁の旨味と、麺の素地の甘味が十分に楽しめるはずが、楽しくてすぐに飲み込んでしまう!。
 

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 やっぱり是非とも具材とか薬味とも絡めて食してほしい!。ザクザクな薬味ねぎはもちろんのこと、燻製ちゃーしゅーや、青菜やメンマなどと味と歯応えを重ねて楽しみましょう!。確か以前は「東北サイズ200g」「大盛250g」という設定だったんですが、「東北サイズ=少し多め」な設定です。全体的にライトで旨いのでフツーに大盛ですらいけてしまいそう!。
 

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<チャーシュー> 丼一面に広がる古風な燻製仕立てのスライス豚ロース!赤身本来の旨味がナイス!噛み締め味わい深い!

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 食紅を周囲に染まらせた古風な吊るし?。それにしても妙にしっとり仕上がってたスライス肉です。これはロースですね。いずれにせよ脂身は少なめで赤身の肉味で勝負!そして燻製に香りが滲むので、見た目の大人しさよりは肉食ってる感覚です。
 

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 ほうれん草とメンマでわかりにくいが、ほぼ丼を一周する花びら盛りもいい演出。味玉・青菜・メンマの下には、チャーシューが埋まってるほど、実は肉ボリュームあるのがナイスです!。出汁の旨味と肉味と香りが同時進行で楽しめますし、どうせなら肉増しでいきましょう!。オヤジの胃袋に負担も少なくしっかり食える肉ですから!。
 

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<味玉> 極薄味で玉子本来のナチュラルな風味!出汁浸透も軽く感じさせる朗らかな旨さ!

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 茹で卵なのかと思うほど、超薄味なのに味わい深い!。卵黄は固茹でなりかけ準備段階でジュレ部分を少し残す様子で、薄出汁のはずだが白身への浸透が深い。なので相当卵黄にも浸透して、玉子本来の味わいがキープです。出汁と玉子の旨味は半々のバランス感もナイス。
 

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 そして卵黄は、マチュアな甘味や濃密なコクではない仕上がりです。これぞナチュラル味玉と言うべきか、全体のあっさり風合いにもすごくマッチしてます。あゝ味玉好きとしては実にこれも好印象!。
 

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<他具材> メンマはあっさり仕立!お浸しの如く甘味感じるほうれん草!どちらもボリューミー!

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 メンマは薄味で素材の味わいも感じる質感!これがデフォルトでもすごく多く感じ、ポピュラーが短冊型ですがサイズが大きめで安っぽさはなし。実に満足感ありです。そして青菜はほうれん草。今回は思い切って増しました。色鮮やかでこれはきっと、茹で上げ直後に冷水で締めてるような発色の良さ!。そんなほうれん草は甘味を感じるので旨しです!。出汁に沈めて吸わせて絡めて存分に青菜の素晴らしさを堪能!。ほうれん草増し激しくおススメ!。
 

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総じまして「さすがミシュラン・ビブグルマン!質感高し!オマージュを超えた白河らーめん!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。誰もが初めても食べて安らぎ感じる旨さ哉!されど完成度高く実は緊張感漂う仕上がりかもしれません。それにしてもこんな古びたビル地下までもビブグルマンの審査員はやってくるのか・・・恐るべし。かなり分かりにくい場所だが探検感覚で訪問してみるのも楽しいかも。老若男女世代を超えて激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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