長岡系生姜醤油が楽しめる激安町中華!
5年ぶりに訪問。高円寺は酒呑みにはとてもディープな場所であるだけでなく、町中華もそこそこあって激安エリア。以前高円寺のワンコイン拉麺シリーズなども、ブログでまとめたこともあったっけ。下記ご参考まで・・・。
でもまぁ、この原材料高騰の折だからそうもいかないよね。50円値上がりしてたがそれでも大変ご立派でございます。今回は売上に少しでも貢献せねばと言うことで(自分への言い訳)、ゆったりと酒とつまみを楽しみつつ、看板メニューの長岡系生姜醤油にチャーシューたっぷり乗せて味わってみましたー。
<酒> サッポロビール黒ラベル生!一周まわって斬新に感じる日本のメジャーブランド!甘味と苦味が実にナチュラル!
甘味と苦味がとてもナチュラルでいくらでも飲み干せるのがサッポロ黒ラベルの印象。クラフトビールやプレミアム系ビールだと、後半になると重く感じるだけでなく軽い頭痛を覚えるのだが・・・不思議と黒ラベルだとそれがないのよねぇ。実家に帰って飲んだくれる時はこのブランドばかり!。最近、若い方々のビール離れが言われてるが、そんな中でも若者には浸透してるブランドなんだって。コマーシャル戦略が当たってるとのこと?。
<アテ> 中華風卵焼き!我が家的なほっこり卵焼き!プロの技が滲むふわふわ感覚と中華風甘酢タレが絶妙!
中華の一品が多い反面、ちょっとしたツマミがないので、比較的ライトに食えそうな卵焼きをオーダー。それでも卵大玉2個は使ってるボリュームです。笑うほど家庭的な仕上がりですが、それでも中華風の甘酢餡がかかってるだけで、ご立派な中華一品と感じます。
表面は微妙にカリカリで、箸で割るとふわふわの卵感が溢れる仕上がりは、さすがプロと言った感じ。久しぶりに卵だけをガッツリ食ったわー。
<全体> 生姜が仄かに香る!緊張感ないほっこり町中華焼豚麺!素朴さと贅沢さ交錯する濃口醤油拉麺スタイル!
長岡系そのものも素朴でハートフルな傾向なんだけど、こちらのそれはそれに輪をかけるように町中華感覚を滲ませる穏やかな仕上がり!。濃口醤油系に覚える緊張感がまるでないのがむしろナイスです。チャーシュー増しとは言え圧迫感もそれほどなく、青菜の優しさもあって朗らかな印象。まさに素朴さと贅沢さが交錯する濃口拉麺スタイルがいいね!。
<スープ> 生姜の清涼さがきっちりと表現されつつも穏やか!ライトな醤油感に甘味すら覚える!仄かにラードを感じるコク深さ!
出汁を一口啜るだけで来てよかったと思うよね。生姜がしっかりと溶けた感じですが、とても穏やかで清涼さが優しく染み渡ります。少し強めな香味と言うレベルで、醤油系のカエシとすごくマッチするし、豚系の煮出しとも相性抜群。他に香味野菜と少しばかりの乾物の甘味も感じます。
とてもライトな仕上がりだがコクはしっかりと感じらるのが不思議で・・・麺の風合いが溶けているのかと思いつつ、豚の煮出しだけでなく実はラードが溶けてるのかとすら感じてしまいますが、それは個人的妄想ということであしからず。
<麺> 三河屋製麺!長岡系イメージの多加水中太ストレート!密度感少なく明るいモチモチ感と高速なスベリ感!出汁を爆吸いで旨し!
やっぱり長岡系を意識してると思えるのが麺。多加水系で中太ストレート。正確に言えば微妙にボコツキもあるフォルムで、透明感ある小麦の色合いに濃口醤油が滲んで微かに褐色めいて見えるのが、そう思わせます。
ははは!出汁を爆吸!それでもって腰つきがより一層しなやか!膨よかでグラマスな麺が、不思議なほどにしなやかに感じられ、それは細うどんの如しです。前歯で切れるスパスパ歯応えは実にライトで、奥歯でのクチリとした潰れ感も軽い。その後に広がる生姜醤油出汁と一体化し糊化した旨味は格別でございます。
<チャーシュー> ペラさと肉厚さが入り混じる煮豚タイプの豚肩ローススライス!生姜醤油を吸い込み実にジューシー!
京都生まれな私は、煮豚タイプのスライス系拉麺チャーシューには思い入れがあります。削いだような薄切り肉には特にね。出汁が完全に浸透した肉を噛み締めて、本来の肉味が出汁の味に染まったような味わいが好きです。特にこのタイプだと生姜系の清涼感が滲むので旨し!。豚肉と生姜の相性の良さは、生姜焼きが定番でしょうが、生姜醤油に染まった豚肉もまた格別です。
面白いのは薄切りと厚切りが程よいバランスで散らばっており、それが余計に肉好きとしてはそそる展開!。
<ほうれん草> 長岡系生姜醤油のアイコン的存在感!青菜らしい清涼感と甘さが入り混じる旨さ!
このほうれん草の青さがいいねぇー。九条葱とはまた違った落ち着きを感じます。子供の頃は腎臓を患ってたので、シュウ酸を含む野菜の代表格のほうれん草が一才食えなかったんだけど、大人になって食えるようになって良かった・・・。お浸しのような絶品柔らか青菜!。家系ラーメンのそれとはまた違った、青菜本来の清涼感も残りつつ、微かにクタって甘味を滲ませる仕上がりが素晴らし!。まさに大衆系の贅沢感ですかな!?。
総じまして「高円寺の庶民的感覚と長岡の朗らか生姜醤油が交錯する絶品町中華拉麺!一回食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。現代の崇高極まった拉麺とはまたまた別世界の満足感があります。お店の大将ワンオペで大変そうなので、気長に待ちましょう。そんな雰囲気も含めて実に味わいを感じるお店とその一杯!。高円寺で大いなるプレゼンスを発揮する一杯かと!これは激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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