やっぱ朝ラー!だったら「つばき」
そろそろ日毎に寒暖が大きく感じられるようになり、秋が一層と進んでいる雰囲気ですねー。朝に秋雨が染み入るとなんだか、気持ち的にしんみりとしてしまいます。ところがそんな心と胃袋は裏腹でして・・・妙に腹が減る。それもそのはず、早朝シフトで業務に集中しておりましたから、午前9時がすぎるともう腹が減って仕方がない。ここに来て朝飯を抜いたのが響いてしまいます。ちょとキリがいいので、休憩をシフトするか・・・と言うことで、サクッと車に乗り込んで短時間で朝ラーへ!。昼飯を兼ねてガッツリ食いたいので、流れとしては予定調和で「つばき食堂」となりましたわー。
<全体> 味ねぎの盛り上がりに気分も盛り上がって興奮!もはやラーショ的大衆形式美!
なんと午前9時台で駐車場はいっぱい。厨房前スペースは満席で、サブスペースへ案内されます。やっぱりこの時間帯では王道メニューの注文が多い様子で、私もやっぱり選んだのは「ねぎラーメン」。昼飯兼ねたブランチ気分で中盛です。中盛でも結構量が多いのが魅力ですが、その上に盛り上がる「味ねぎ」の盛り上がりがいいね。無意識でこれを目指して来てしまったのかもしれません。個人的には、ネギ大好きネギ星人だし、ラーショの王道スタイル「味ねぎ」で興奮しない訳が無い!。もはやラーショ的大衆形式美として受け止めております。
<スープ> 細く濃密に浮かぶ豚エキスにじっとり溶ける塩気!背徳的背脂が染み入る分厚い旨味感!
その日の気分や体調で感じ方も違いますが、今回は妙に深く染み入るコク深さ。少し濃ゆいと感じるくらいの豚骨醤油。個人的にはホープ軒系より少し塩気をストレートに感じるのが、むしろパンチを感じるようでナイスです。特に背脂のニュアンスが面白く、粒々が浮いているようで、半分以上溶けて、上層で分厚い膜となってる様子。レンゲを差し入れる度に、エキスが渦巻いて凹みに流れ、味が攪拌されて旨そうに感じさせます。もちろん、味ねぎのニュアンスや、具材の旨味、そして麺の風合いも溶けて後半にはカオスな旨さとなりナイス!。
<麺> カタメ指定で一層風味高まるストレート細麺!見る見るうちに汁を吸い込みしなるコシ!具材を絡めまくる楽しい展開!
今回は、こちらでは珍しくカタメ指定。きっちりカタメのアピール感が伝わる仕上がりがいいね。少し湿り気なクスクスとした歯応えと、そこから生まれる素地の風合いの高さが、じっとりした塩気の出汁と対抗するようす。美味しい展開です。ストレート細麺の隙間にエキスが引っかかったり、出汁が巻き込まれて持ち上がったりして、案外と啜り上げが軽い。そして出汁の吸い込みは早くていい感じ。
中盤以降は、しなやかな物腰で薬味具材を巻き込みます。出汁と素地が一体化した甘味も楽しく、量が多いと感じた麺は、いつの間にか見る見る減ってゆく・・・。
<味ねぎ> 王道!葱の甘味に軽いごま油と調味料の円やかバランス感!緩いザクリとした歯応えが快感!
へへへ・・・この味ねぎに会いに来たようなものだぜ。スリムで長めな千切りカットで、葱の中身にあたる甘い味わいが、噛み締める度に口の中でに広がります。そこにごま油のコクとタレと調味料の染みる旨さが浸透。ラーショ系の店によっては、この味ねぎに細かくチャーシューが混じることもあるが、ネギだけをダイレクトに味わえるのが好き。実はこのねぎでビールをいつかは飲みたいと思うのだが・・・お持ち帰りをできることならやりたい次第です。そんな妄想を覚えつつ、味わうと緩いザクリとした歯応えが快感!。チャーシューで巻きつけて食らっても旨し。
<チャーシュー> 大判豚肩ローススライス!出汁と脂を吸い込んだ赤身の旨さ!味ねぎとベストマッチ!
大衆っぽく見えるけど、質実な作り込みを感じる肩ロース。薄めのスライスですが、かなり大判です。折り曲げて重ねて食らうも、ミルフィーユ的に楽しいし、少しちぎって麺や具材を巻き込んで食らうもナイス。出汁の浸透を許すからか、割としっかりとした肉味が感じられ、確実に炭水化物と似合う旨さです。最近、この店でチャーシュー増しが多いのはこのためですが、やぱっり今回もそうすべきだったかーと、今さならながらプチ後悔。
<他具材> 背脂に濡れて生き生きするワカメ!濃ゆい味の中でフレッシュなる箸休めのメンマ!
あまりワカメを必須と感じない私ですが、ラーショ系なら必須アイテム。一旦少し出汁に沈めてから食らうのがいいよね。ワカメの色合いが一気に変わりフレッシュさが生まれ、そのサッパリ感が全体の濃ゆい味わいに調和します。
そんなサッパリ感は、メンマも同様で、薄味系でフレッシュな仕上がり。これは箸休め的にほっこりさせる役割が実にいい感じ。やはり必要必須なアイテムと感じ入ります。
<味変化> おろしニンニクとラージャンを溶かして朝からスタミナアップ!更にお酢を投入してサッパリとフィニッシュ!
ま、毎度伝えてほぼネタ尽きですが・・・汁っぽく緩いおろしニンニクが非常に合います。この業務用なニンニクも食堂感覚で気軽に楽しめる反面、やっぱり刺激を一番伝えるタイプなので、味に染み入るシャープさが痛快!。それと共鳴するように、ラージャンの大陸的刺激がラーショの雰囲気を高める!。味を足しすぎて味が濃ゆすぎる?と思われるなら、少しお酢を垂らしてみましょう。豚骨の重たい味を急速に軽やかに仕上がるし、そこに軽やかな甘味が新たに生まれるようで、一気に全体が食べやすくなりますので!。
総じまして「やっぱ朝ラー!だったら・・・つばき!気分高まるラーショ的大衆形式美!」
・・・と言う感動の嵐!。早朝から遅くまでの通し営業。それだけでも嬉しいが、かなり質感の高いこってり大衆ラーメンが楽しめる。駅から遠くクルマ他移動手段必須のロケーションですが、そこはやっぱりラーメンショップ系の様式。労働者の胃袋満たす朝ラーならここ!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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