もはや三鷹の夏の食風物詩!?満月冷やしワンタンメン!
5月末あたりからリリースされるのは知ってましたが、どうせならもっと蒸し暑くなってから食らおう!とこのタイミングで訪問!。近年、私にとって毎年食うべしローテーション化している冷やし麺です。ご存知山形酒田の名物「冷やしワンタンメン」。すっかり三鷹でも定着化しており、ランチタイムでは満席&行列必至。ちょっと時間をずらして何とか滑り込んで、私が座ると満席でした。
へへへ・・・案の定、冷やしが大人気ですね。厨房も忙しく、暖かいのと冷たいのが同時進行で進んでいる様子。着々と配膳が進みますが、店内はご年配も多くゆったりとした雰囲気も和んでいい感じです。
<全体> 冷涼さに溶けこむ和風の落着き!山形名物冷しが東京三鷹で食えるこの幸せ!この夏一回食うべし!
お土産の中華そばも人気な感じ!。お隣の年配客さんが、食べ終わってから口頭で追加のご注文。そのお土産が届くまで、その視線を直に感じながら・・・私の実食が進むことになります。そんな一杯はこんな感じ!。
おおお!もはや山形系譜の冷やしと言うより三鷹の名物冷やしってな安心感すら覚えます。写真では、冷たさが伝わりにくいのは、ほぼデフォルトのワンタンメンと風貌が近いから?。でも冷やしワンタンメンの涼やかなオーラは相変わらず。氷が浮かぶだけでも相当涼やかですね。そして麺顔全体が優しく落ち着いている感覚もあります。個人的には気軽に三鷹で食えることに感謝ですな。
<スープ> 氷が浮かぶ涼やかさ!薄まらず一気に飲み干したくなる旨味の深い淡麗醤油!
柔らかく琥珀に澄んだスープ感。温麺とよく似た風貌で見てて安心です!。期待通りの優しく素朴な味わいと、やや和出汁が強めの傾向?。そして素朴なフィーリングもあります。スッキリした鶏ガラ?豚??の出汁がベースで分かりやすい旨さ。その一方で魚介系乾物の旨味と醤油の風合いが円やかです。温麺よりは煮干感が抑え目なのも印象的で、個人的には煮干しの甘さではなく、節系の旨味?昆布系の出汁感が強めとか感じてしまいそう。
以前にも感じたが、和出汁でいう「おつゆ」な感覚と「中華出汁」合間と言うイメージ。また氷が入ってていつまでも冷え冷えなのもいいが、氷が溶けて薄まりを感じないところが秀逸!。最後の一滴を飲み干すまで小さい氷が浮かんでましたが、しっかり旨味を冷たく味わえました!。
<麺> 透き通るような美しい乳白色!冷水で気持ちよく引き締まる歯応え!細く品やかで強い腰つき!つるつる滑り啜る快感!
ワンタンとは対照的な質感!構成的にメリハリが効いてていいね。多加水ストレート細麺。明るくモチモチとした弾力と、柔らかい歯切れが印象的。冷たいスープに合わせる前に、しっかりと冷水で締められてググッとした感触を与えます。そして見るからに透明感をます見栄え。透明感ある乳白色とでも言いましょうか。
実にツルツルさが磨かれスベリが最高です。!また麺と麺がかなり寄り添いやすく、スープの持ち上げが素晴らしい!。サラサラしたスープ感とマッチして滑らかさが快感を誘います。麺のしなやかさにワンタンの肉餡が抜け出たワンタン皮が絡む。似たようで微妙な違いがある滑りを楽しむのも一興です。
<チャーシュー> 何気に2種部位!淡白なモモ肉とコクを感じる肩ロース!冷えた和出汁を吸い込み清涼でとジューシー!
まずはモモ肉。淡白な肉味だから和出汁に傾斜したスープ感に合うのか?。まさにスポンジ感があって柔らかめなのがお気に入りです。噛むとしっかり出汁との一体感ある旨さが溢れる!。肉の冷製って肩ロースがメインと思っていたが、モモも柔らかい出汁に浸ると高級な旨さにも感じます。
そして2枚あるうちの1枚が肩ロースであったのだった!。この店はモモしか出さないと思っていたから:汗。こちらも柔らかい仕上がりで、曲げると割れ目がバクリとあちこちで割れ、隙間から出汁を吸い込みまくり。冷たい脂でも下味の旨味が深いのか、とても味わい深いのでありました!。2種展開なら肉増しは十分にありだね!。この夏もう一回来ようかと考えてますがその時トライしてみようかと!。
<ワンタン> 冷たく蕩ける不思議な旨さ!滑らかな喉越し!まさしくシルクを引きずるような滑り!
冷たいワンタンも旨いね!そして相変わらず、箸で持ち上げようとすると伸びるが、まるでシルクを引きずるようなフィーリング!。いつもなら途中で千切れそうでレンゲに持ち変えるところを、箸で対応するが切れ難く破れ難く。そんな感じで冷えてワンタンの皮も少し引き締まった感じです。
いつものように啜って食らうが、やっぱり一旦木綿にも似た全体像。口の中から喉奥に落ち入るまでそのシルエット感が実に嫋(たお)やか!。また肉餡があっさりした塩胡椒系なのもいいね。肉味と出汁の旨さがバランスし両方の旨さが深い味わいです。嗚呼、マジでワンタン増しって対応を検討して頂きたい!。
<他具材> 冷えた中で小松菜の酸味がアクセント!
青菜はこの中で唯一主張する味わい!?。野菜らしい苦味のある清涼感とともに、ちょっぴり後味に酸味を演出!。素朴で和やかな全体味わいに微かな緊張感を覚えます。
<味玉にハズレなし!> 薄味出汁が深ぁ〜く浸透してコク深し!マチュアな甘味をしっかり感じる旨さ!
ハーフでもあると嬉しい。とっても馴染みやすく典型的なマイルド煮玉子。微妙にネットリしたジュレ感の卵黄!ぷるんっとハードで薄い褐色に染まっ白身!実に旨そう。じんわりと下味が浸透してるので濃厚でマチュアな甘味を感じさせる仕上がりです。
これをやっぱり少し和を感じる出汁にも浸したりして味変化させて食らう。やっぱりホール1玉で食いたくなる衝動!嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
<メンマ> 下味の円やか旨味と淡い酸味!冷や出汁に浸し旨し!辣油を垂らしツマミ風に旨し!
実はJAF会員証を見せると特典があるというので提示したところ、トッピングを追加出来るとのこと。味玉ハーフ乗るのを知ってたので、考えた挙句のメンマ増し。つまりサービスです。
多少多めに載せられるのかと思いきや、別皿追加でやってきたから嬉しい!しかも多め。遠慮なくドバッと丼に移動させます。短冊状のフニャコリッとしたメンマで、薄出汁が深く浸透。あっさりした味わいに、さっぱりした冷たい出汁が良く合います。微妙に素材感に酸味が滲むところもいい感じ!
一部、辣油をかけておつまみ的に味わいました。これよく自宅でやるパターンでして、ビールに合うんですよね!。他に自宅では胡瓜の千切りと和えたりなんかして楽しみます。ちょっとオススメアレンジかも。
総じまして「まさに優しい清涼感!三鷹の夏の新名物!この夏食うべし激しくオススメ冷やし麺!」
・・・と言う感動の嵐!。冷やし中華に止まらず、今や東京では冷やしラーメンはすっかり定着化しましたが、やっぱりその先駆けというか伝統を感じる一杯は素晴らしき哉。気軽に三鷹で食える喜びも噛み締めている次第です。これは広くウケる夏の涼味!もう一度アピール!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!