ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4532】ワンタンメンの満月 三鷹店(東京・三鷹) ワンタンメン 煮玉子入 こってり 〜身も心も蕩ける旨さの山形酒田名物!東京三鷹で気軽に食えるこの奇跡!未だなら勿体無い・・・一回食っとけ!

三鷹!心蕩ける雲呑!よくぞ山形酒田の名物ワンタンメン!
 GW入る前の昼飯。こんなコロナ時勢を受けて、少々長めな休みとなるGWとなる反面、休み前の多忙が続きます。時間ないけど、いい拉麺食ってモチベーションを保ちたいと・・・今回は「満月@三鷹」へとやって参りました。多忙な時ほど、いい加減な昼飯にはしたくないものでね!。ちょうど、素朴なれど質感高いワンタンメンが欲しいと思った次第。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220204j:plain


 
 それにしても、未だに思うが・・・山形酒田からの初東京進出で、場所を三鷹に選んだものだよ。個人的には神の啓示があったのかと思うほどの出会いで、ずっと行きたいと思ってた多くの店が、いきなり近場に支店を出したのだから興奮しきり。本当はもっと訪問回が増えててもいいのだが、結構ランチタイムだと客が店前で並ぶイメージがあったもので、億劫になってしまいました。あしからず・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20210427221243j:plain

 
 
 
 
<全体> 醤油ブラウンに溶ける出汁と雲呑の透明感!素朴な優しさが広がる感覚!まさに逸品たる存在感!

f:id:TOMASSOON:20210427220106j:plain


 
 おおお!配膳の瞬間は、素朴そのものな雲呑麺イメージなのだが・・・見入っていくうちに妙に共感すると言うか、美しさすら思えてくるのはなぜ?。確かに、チャーシューや味玉の飾りつけには気配りが感じられるし、周囲で、肉・雲呑・味玉と意識的に区別した全体調和なイメージはある。計算された美的配置ではあるが、その中でも雲呑だけが予測不能な表情です。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220014j:plain


 
 雲呑の薄皮が実に表情が多彩。元々薄皮なので茹で上がった様は透明感すら覚える表情。そこに醤油ブラウンが滲むから、まるで薄いベージュの羽衣のようにも感じます。それがスープが揺れる度に変化するので、出汁の中でオーロラのように神秘的にうごめくじゃないか。更にそれに同調するように、背脂の浮きが渦を巻いたり散らばったりして・・・食らうだけでなく、見ただけでも楽しめる一杯のようです。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220222j:plain

 
 
 
 
<スープ> 豚エキスの優しいコク!寄り添う淡い醤油感!されど背脂溶けてまったり!ゴクゴク飲み干す円やか旨さ!

f:id:TOMASSOON:20210427220319j:plain


 

 嗚呼、今回は妙に旨いぜ!。実に穏やか!引っかかりなど一切なく、あっさり醤油という味風景です。醤油はとても低めで、塩気は完全にバックアップ状態で表に出てこない。個人的には煮干系の乾物の旨味がすーっと広がるイメージ。実に軽やかです。苦味と言うよりライトに甘味が広がると言ったイメージ。動物感も優しく滲みますが、背脂コッテリにしたせいか、鶏豚ミックスと言うより、豚のエキスが伝わる感覚。豚も柔らかと言った印象です。全体的にさっぱりしているため、ネギの味わいも感じ取れるのもナイス。
 
 

f:id:TOMASSOON:20210427220326j:plain

 醤油の輪郭も柔らか。色合いよりは塩気を感じず、出汁の甘さを下支えしてるって感覚でしょうか?。仄かに・・・遠くに・・・淡い酸味を感じさえる程度かな。出汁のエキスに完全に溶け込んで一体化しており、醤油そば!と言う主張はないようです。そのライトさがいいね。また、ゆっくりと中盤以降は、麺とワンタンの皮の風味が溶け出すか・・・。炭水化物の風味や甘味としても滲むのも旨い。全体的には一層とマイルドとなり、ほのかに霞がかるのが濃ゆくなるのが実にいい感じ。当然飲み干しますよねぇー。
 

 

 
 
 
<スープ②> 軽く背脂が浮くだけでほんのりと色気が加わる!微かな肉厚さが上品!

f:id:TOMASSOON:20210427220232j:plain


 
 ここはこってりはオススメかも。三割以上のお客は、問われなくてもこってりの注文のようで、それ知ってるということは常連と言うことですかな。また、あっさり好きの常連もおられるから、かなりリピート率が高いと言えましょう(私もそれだが)。こってりの絶対値としてはかなり低めで、あっさり味にコクを少しばかりプラス?味わいを少し肉厚に?したような味の広がりです。決して味風景を完全に変化させるものではないので、安心して食えるこってり味変化。こちらもオススメです。
 
 

 

 
 
<麺> 大成食品!薄ら透明感あるボコつき細麺!出汁を吸い込むほどに甘味を増す旨さ!雲呑皮を巻き込む滑り!

f:id:TOMASSOON:20210427220125j:plain


 
 前にも述べましたが、酒田の本店では自家製麺。手配の都合から酒田からの配送は断念。価格維持しながら、大成食品さんが、スペックを受け継ぎ製造と言うことらしいです。そっくり味を再現と言うから、すごい執念ですな。その麺が今回も旨かった!スープやワンタンとの相性がいいね。総合的にマッチしている!。感覚的には多加水で小麦粉らしい薄い褐色を感じますが全体的には透明感があります。そして麺線に陰影を感じさせない細かめな縮れが旨そう。超細かくボコボコしたフォルムで、全体的には素朴に映るが見ているうちに繊細にも感じますね。デフォルトで180gと割と多めな麺玉が何の苦もなく、スルスルと一気に食えてしまいます。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220136j:plain


 
 多加水ならではの品やかな腰つきと、ライトな滑り。すすりあげると、マイクロボコボコ縮れが気持ちよく、口元や舌触り・・・喉奥へと高速に駆け抜けます。汁の浸透もよくて熱ダレもせず、軽いモチモチ感で汁と麺の甘味を感じさせます。実にスパスパと小気味よく千切れて、奥歯ではクチクチクチっと細かく順列で潰れてゆくのが楽しい感覚!。時々ワンタンの皮を巻き込んだり、貼り付かせたりしたところも楽しませてくれます。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220141j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 淡白な肉滋味と染み込むスープの一体感!薄ら歯応え感じるスポンジ感覚旨し!

f:id:TOMASSOON:20210427220257j:plain


 
  時々ロース肉!ってイメージで引き締まりを感じることもあるだが・・・今回は妙にいつもより旨く感じましたぜ。全体的に赤身部分が多く感じられましたが、それが柔らかくて部分部分で割れるイメージ。肩に近い部位だったのかは不明。スープを多く吸い込む。脂身は殆どないんだが、肉本来味が楽しめるタイプですが煮豚タイプでした。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220355j:plain

f:id:TOMASSOON:20210427220400j:plain

 スープを吸い易く、その味わいを浸透させて食らうと旨し。嗚呼・・・これが平日でなかったり、緊急事態宣言での酒類規制がなかったら、是非とも、この肉でビールを欲するってな感じですな。残念無念。噛み締めて味わい出汁を滲ませる肉は、やっぱり旨い!。次回は久しぶりにワンタンメンにしようかしら!。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220445j:plain

f:id:TOMASSOON:20210427220452j:plain

 
 
 
 
<ワンタン> 破れそうで破れない皮!ヌメるトロトロ感が最高!出汁の溶けるように泳ぐ雲呑旨し!

f:id:TOMASSOON:20210427220246j:plain


 
 嗚呼、やっぱりこのトロトロ尾ひれが実に好みですよ!。永福町大勝軒系を少し彷彿とさせるところもありましょか?。超薄で、皮が超ビロビロでデカいタイプ。溶けあって塊にはなら図、ひとつづつビローーーン!と広がっては伸びたりします。熱々なのもいいね。一口では大きすぎる上に熱過ぎて食えないのも、また楽しからず哉。多少の肉餡を中心に噛みちぎってしまうが、残ったワンタン尾ひれはフツーのワンタンのように丼を泳ぐね。決して皮は出汁に溶けたりしないのも不思議なようで面白い。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220433j:plain


 

 薄皮タイプの割には大き目な肉餡です。シンブルな塩コショウの薄味粗挽き豚肉。薄皮の少し破れた部分から出汁を吸い込み中々味わい深いです。これも益々ビールを欲するが、白飯にも合いそうなオールマイティーぶり。しかも、全体的にはボリューミーで、最後の食い終わりに近いところまで寄り添ってくれます。麺とワンタンだけでも、かなり空きっ腹を満たしてくれることでしょう!。さすがはワンタンメンがメインの店って感じですね。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220337j:plain

f:id:TOMASSOON:20210427220348j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 素朴で飾らない仕上がりに出汁が浸透!背脂の絡ませてコクアップ!優しい濃密感!

f:id:TOMASSOON:20210427220251j:plain


 
 白身はしっかりとした茹で上がり、一方で卵黄は全体的にネットリ。微妙にハードめなジュレ状態になっており、中は軽く蕩けています。まさに舌の上でネットリと絡む状態で、出汁の深い浸透により熟したような濃密な旨さが広がります。さっぱり醤油出汁ともリンクして卵黄本来の味もより出てくるような感覚。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220515j:plain


 
 ここで更に味を深めようと出汁に沈めますと背脂も寄せてくる。諸共にまとめて口の中へ入れると、やっぱりちょっとコクが増すようなイメージもありなむかと。旨味も足されたような雰囲気もあり旨し!。嗚呼、やっぱり味玉っていつ食っても旨いよね!。
 
 

 

 
 
<メンマ> 下味の深い浸透と歯切れ良い繊維質!麺や雲呑に絡ませて食らうと楽しからず哉!

f:id:TOMASSOON:20210427220306j:plain


 
 意外とこれまでのレビューで触れて来なかったのですが、今回はしっかりとした具材感あり。タイプ的には一般的な短冊型でフニャコリっとした歯応え。出汁の浸透がしっかりしており、おつまみには最適かと思われます。素材と下味、そしえ出汁を吸い込んだ味わいが、妙に今回はそそるね。醤油感もあるんだけど、素材感もあるというか・・・。これなら緊急事態宣言明けで、ビールと合わせてゆっくりと味わって対峙したいかと!。
 

f:id:TOMASSOON:20210427220407j:plain

 
 
 
 
総じまして「身も心も蕩ける旨さの山形酒田名物!東京三鷹で気軽に食えるこの奇跡!未だなら勿体無い・・・一回食っとけ!」

f:id:TOMASSOON:20210427220035j:plain


 
 ・・・と言う感動の嵐!。一番メインなメニューでこれまで何回も食ってきた中で、今回は特に旨かった!。何となくブラッシュアップが更に進んだようなイメージもあるので、近くに寄れば一回食っておくことをおススメ!。いや既に実食済な方にも再認識してほしいような感覚で激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20210428191518j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

関連ランキング:ラーメン | 三鷹駅