ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5395】麺屋さくら井(東京・武蔵野市西久保)特製手揉みらぁ麺 + 山廃純米雪の芽舎 〜2月で提供とは名残惜しき哉!素晴らしき味技巧!ハイセンス背脂煮干拉麺!

冬限定の手揉み麺・・・名残惜しき哉

 
 2月末で提供終了とのこと。もう一回喰いたい・・・。でもいつも混んでる店。特に最近の行列はエグくて飛地にも達することもある。で、諦めかけていたんだが、めちゃ寒くて営業終了間際ならと狙ってみたら、案の定でございました。
 

 
 確か前回は、財布を忘れてデフォしか食えなかった記憶。今回は特製で存分に楽しませていただきましょう!。
 

 
 
 
<純米吟醸 雪の芽舎> 飲めば華やか!酵母風合い豊かで甘味すら感じる辛口吟醸!旨さ美しき!

 
 秋田の酒蔵。結構、目にする銘柄で人気も高いですよね。この旨さは実に分かりやすいし、アピール力がありあり。口に含んだ瞬間に華やかさが広がる感覚で、これは日本酒に日頃接してない方にこそ勧めたい気にさせます。純米酒の肉厚な風合いと甘味。そして吟醸らしいスッキリした辛口ニュアンス。双方がバランスよく、するすると飲めてしまいます。
 

 
 そして料理にも合いやすいと思われ、麺の仄かな甘味にすごく寄り添う日本酒。結構でかい器になみなみと注がれるので、飲み応えもしっかりとしております。
 

 
 
 
<全体> 上品な煮干背脂煮干!?出汁吸って深い褐色の透明さを表現する手揉み麺!

 
 この店の限定企画拉麺で、こんなに背脂が浮く一杯は珍しいのです。出汁の表層は煮干エキスの漂いあり。フツーの醤油と思って構えていたが、背脂煮干麺って感じで受け止めます。
 

 
 そして手揉み麺がまた独特な表情。出汁を吸い切って飴色を越える深い褐色の色合い。その染まり具合が魅力的です。しかも半透明にすら感じる見栄え。中央にはお馴染みの肉片があり、トッピングとして生姜が乗ってブラックペッパーが舞うって感じです。アイテムを一つ一つ確認するととてもワイルドになる路線だが・・・淡麗と思えるほど落ち着きを感じる麺顔ですよ。更に素朴さが入り混じったような印象かと!。
 

 
 
 
<出汁> 背脂が溶けて滑らかな味わい!生姜とブラペが染みる!煮干の素朴さも柔らかに滲む!

 
 実に素朴ですが、美しさも共存。やっぱり全体的には今風で崇高にまとまる感じです。割と煮干をダイレクトに煮出してるって感覚を覚えますし、仄かな酸味には鮮魚系の出汁にも通じるようす。醤油ダレと混じって淡麗にまとまります。
 

 
 また背脂は、悠々と汁に浮遊しており粒が大きくとても上質。大きな欠片を箸で摘んでしまう。歯応えなく溶けるだけなのだが、溶けた脂が味蕾のひとつひとつに染み入るようです。きっと豚と背脂の旨みに響くんだろうか、生姜の清涼感に脂の分厚さ、そして煮干醤油の円やかさが広がるようです。そこに生姜とブラックペッパーが溶けると味わいが豹変です。生姜は少量だが出汁に溶けると生姜醤油系の風味を表現します。なのだが背脂煮干の風合いが全体的には包み込む感覚。そこにブラックペッパーが後追いで染みるのでした!。
 

 
 
 
<麺> 肉厚手揉みボコボコフォルムなのにトロトロ蕩ける加減が素晴らし!出汁に染まり切る手揉み麺!

 
 これほど「出汁に染まった麺」はあっただろうか?。ほうとうに匹敵?。煮干背脂醤油の出汁が素地にも浸透しきって褐色透明感すら覚えます。出汁の旨みを吸いきった炭水化物の旨さが、密度を持って押し寄せてくる旨さ。元々の素地に甘味を感じる上に、出汁が染みて結合した旨みを発する様子。
 

 
 噛み締めた瞬間に太い麺が潰れて甘味を発します。そんな感じだから腰つきはとても柔らか。ぼこぼこなフォルムだってズボッと啜れば軽いタッチを喉越しに残しながらスルリと胃袋に落ちます。なぜ大盛にしなかったのかオレ!。悔やまれます。
 

 
 
 
<チャーシュー>焼豚の柔らか仕上げ!肉旨みと燻し香ばしさが口の中で蕩ける!

 
 肩ロース。豚ランプの吊るしチャーシューかと思うほどのスモーキーで、柔らかな赤身の肉味と脂身の甘味が溢れます。吊るしの燻し香ばしさをふわっと感じる仕上がり!。特にブラックペッパーと生姜が混じるところが美味すぎる!。
 

 
 
 
<他具材> 素材感が楽しめるメンマ!野菜の甘味に清涼さを醸し出す青菜!薄味で歯切れよし!

 
 スリムで凛々しい材木状。とても繊維質がきめ細かく、ぎゅっと引き締まっているようで、それでいて妙にサクサクと歯切れよく軽快に食えます。軽くスープに濡れて吸い込んでるのも旨い部分ですが、メンマ自体の素地も旨し。
 

 
 そして色鮮やか。瑞々しい色合いが凛々しく、歯切れもしっかり楽しめるもの。これもスープを少し吸い込んで旨い。野菜の甘味と清涼さとマッチするのでナイスな箸休め!。
 

 
 
 
<味玉> 熟したような濃密甘味!卵黄はねっとりジュレ感覚!白身は薄めの出汁浸透が深い乳白色!

 
 卵黄が濃密で、オレンジ色に輝く艶めくほどの色合いです。出汁が浸透すると熟したような甘味を広げます。ねっとりとジュレ状態で舌全体に絡まりつくのもナイス!。更に白身も旨い!出汁が浸透し旨味をしっかりと感じさせます。乳白色でぷるぷるした柔らかさも印象的。味わうと出汁の旨味が白身にも感じて旨し!。白身と卵黄を合わせて一体化した旨さは極上です。
 

 
 
 
総じまして「2月で提供とは名残惜しき哉!素晴らしき味技巧!ハイセンス背脂煮干拉麺!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。今回の評判で来年以降も季節限定として定着化することを希望します。素朴さに混じる味技巧の素晴らしさ!。なので激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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