2021年冷やし中華始めはココ！
雨の休日勤務の代休を取る。そして、今年初めての冷やし系を攻めてみました。全国的にも珍しい、冷やし中華専門店「HiyaChu」さんへと訪問してみました。一年中、冷やし中華一本のお店。このコロナ禍騒ぎで、昨年、吉祥寺へ間借り営業スタイルで移転。実に久しぶりです。
冷やし中華と言ってもここはＮＹ逆輸入スタイル。洋風創作系冷やし中華として楽しませてくれます。冷やしパスタっぽい一面もあるのですが、これが好みで、溜池山王→六本木→吉祥寺と移転する度に追い続けている私です。今回は期間限定という一杯を大盛でチョイス！。
＜酒①＞ カールスバーグ生！デンマーク王室御用達の透明感ある爽快な苦味が実にナイス！
先日、Twitterの返信でビールがあるか問い合わせたらカールスバーグをご提供中とのこと。これも訪問意欲を湧き起こさせたかもしれません。大き目なオフィシャルグラスで運ばれます。
さてこのブランド。言わずとしれたヨーロッパのメジャービール。同じグリーンボルなら、ハイネケンの方がよく見かけるかな？。どちらも旨いのだけど、カールスバーグの方がクリアというか、透明感ある旨さだと個人的には感じてます。ホップの清涼感ある苦味が軽快というか爽快というか・・・。なのでグビグビといくらでも飲み干せそうな気にさせます。かといって高級感もあるように思えるのは・・・デンマーク王室御用達麦酒というイメージからなのかもね？。
＜酒②＞ 白ワイン！羨ましそうに見てたら他客がご馳走してくれました！あざっす！
料理が運ばれる前にビールは飲み干していたのだが・・・、ボケ―と他客がボトルワインを空けてるのを眺めていると、「あちらのお兄さんにも差し上げてよ」なーんてお声がけがかかり、遠慮なく頂きました（爆）。なので銘柄も不明なのですが、おいおい・・・凄く旨ぇじゃねぇか！。辛口の白ですが、超ドライな後口で、当然冷え冷え。後味に嫌味が一切ないので、いくらでも飲めるやばい酒っすよ。冷やし中華と一緒に味わいつくしました～。
そして話は飛ぶが・・・ちょうど食い終わったタイミングで、「もう一杯いってよ！」とまたお声がけがかかり、二杯目をいただくことに！。すっかり仲良し気分（爆）。その方はご夫婦連れだったので、お邪魔しないように、挨拶御礼をしつつ退散いたしましたー・・・。永くラーメン活動してて、酒を店からおごってくれたのはあるが、他客からってのは今回が初めて～。この場でも感謝の意をお伝えいたします！あざっした！。・・・そんな感じで楽しく過ごした結果、やっぱりこの店でも確実に、顔バレHNバレになってしまいました（爆）。
＜全体＞ デカデカ棒つくねがデデンと鎮座！タレは優しく淡い色合い！素朴さに洋風な華やかさが滲む麺顔！
おおお！これはまた見た瞬間に楽しくてならない「つくね」の存在感！。フツーにあっても嬉しいものだが、これだけデカくて肉厚だと興奮すら覚えます。しっかり串刺しにされているのがナイスで、思わず童心にかえってしまいそうになる。焦げ目と上にかかる醤油系タレの色合いも素晴らしく食欲をそそるぜ。酒も進むというものです。
また、皿がデカいので写真では分かりづらいが、さすが大盛り！中太麺が逞しい風貌で、案外とボリューミー！。洋風な風貌で冷製パスタのようにも感じます。見栄えと楽しさと食べ応えを叶える一杯という感覚！。
＜タレ＞ 白味噌ベースの優しいコク！柚子の汁に混じり甘く円やかな清涼感！華やかな和洋折衷感覚！
タレは完全に麺に絡まっており、器の底に溜まることはないため、麺を味わいながらタレを感じ取ります。さてこのタレ・・・白味噌です。見た目は洋風でパスタチックだが、味風景は一転して和風感です。それでいて違和感がない。冷やし中華定番の、酸味や出汁感は一切なく、和食で言う酢味噌な感覚もありません。味噌のコクが甘いと感じる味風景。
そして柚子が浸透しています。柚子の汁が白味噌に浸透してますが、これが不思議とよりフルーティーに感じさせる。味噌の円やかな麹風合いが、柚子の香りが混じると優しい和菓子のような、清涼ある甘味へと演出するかのようです。その清涼さが何となく華やかな味イメージへと繋がり、明るく優雅な味わいと感じます。では完全に和食なのか？・・・と言えば、視覚からくるパスタな風貌からか、和洋折衷な感覚に落ち着かせる。とても不可思議な感覚で食らい続けます。
＜麺＞ 平型中太多加水麺！引き締まるモチモチ感に捩れるフォルムがタレを絡ませる滑らかさ！
平型な中太麺が、軽く手もみされたような感覚。縮れと言うより捩れと言った方がピンと来ます。多加水麺のような瑞々しい表情をしており、白味噌ダレと似た色合いをしている。そして、捩れによる凹みに味噌ダレが絡みつき、満遍なくペットリとしたスベリ心地。すすり上げると軽い粘度があって、ニュルニュルとした滑りが楽しい。
基本的に明るくモチモチとした弾力ですが、さすが冷やしだけあって、締められて引き締まるといった部分もあり。モチモチさが引き締まってヌチヌチと腰つき強まるイメージです。大盛にしましたが、250ｇ弱という感覚でしょうか。成人男子ならランチとして良さそうなボリュームです。麺自体の素地も甘味があっていい感じ。そこに白味噌の甘味も合わさるので、相性や纏まりが実にナイスです。柚子の風合いも麺にぴったりで、最後まで飽きずに食えると言ったところでしょう。
＜自家製つくね＞ ふわふわ感極まる！何と温かみを感じる素朴な風合い！串刺しスタイルが楽しからず哉！
さて本題のつくね！。これが実にふわふわで柔らかい仕上がりでした。串刺しが素朴な演出で、手で持って食べようかと思ったのですがー・・・それだとワイングラスがベトベトになりそうなので、串は外しました。箸を入れるとさくっと面白いほどに割れます。煮込みハンバーグの如き柔らかさ！
さてクチへ運ぶと、確かな温もりがあってほっこりさせます。そして優しい味わい。鶏肉ミンチの優しさが伝わり、見栄えよりは薄味。薄味だけどそれがいい塩梅で、白味噌のタレとよくマッチしてバランスがいい。また手作り感がすごくあって、この点も嬉しいポイントです。不思議と柚子の風合いともマッチする仕上がりで、なるほど・・・全体的に計算された薄味仕立てと感じ入る旨さです。
へへへ・・・当然、白ワインともマッチしますので存分に、酒のお供としても十分に堪能！。おごってくれたお客さんに激しく感謝でございます！。
＜他具材＞ 春菊！やさしい白味噌の甘味に軽やかな苦味を与えて凛々しさを演出！
色合いだけでなく、味わいとしてもアクセントと感じました。春菊の苦みは言わずもがなですが、あの独特の淡くアクにも似た感覚が非常に低い。それが白味噌の甘味とレベルが合っており、甘味を損なわない苦味として一体感があったかと感じております。歯切れも良かったし、案外ポイントの具材だったかもしれませんね。
総じまして「早くも夏を先取り！そして新感覚！素朴と華麗が織りなす創作冷やし中華！」
・・・と言う感動の嵐！。まぁ、冷やし中華専門店として、一年中やってますので、夏の先取りと言う感覚でもないのですがね・・・。ともあれ、徐々に冷やし系のメニューもこれから食べ進めようと言う気持ちの高まりであります。あなたも冷やし系事始めをされませんか？だったらこの店を激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
