ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4477】 鶏そば 山もと (東京・JR三鷹) 特製塩そば + 鶏そぼろごはん 〜隠れた名作!武蔵野・三鷹エリアを代表する上質鶏塩そばならここ!

すっかり人気定着の二毛作拉麺店
 嗚呼、今日も忙しい・・・3月だものね。決算が近づくと仕方がない。そんなわけで今回も近場で通いなれたエリアで食おうと、またJR三鷹駅界隈で昼飯ラーメンでございます。忙しいときほど、飯は静かにゆったりと食らいたいものですよねぇ~。だったらここ!。今回は、焼鳥ダイングの二毛作店「鶏そば 山もと」さんへと向かいました。
 

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 路上に看板はなく、地下へ続く階段にメニューが置いてあるだけ。下ってゆくと落ち着きのある空間がある。隠れ家的でいい感じです。夜だったらもっとアダルトな雰囲気なんだろう。店内は焼き鳥オープンキッチン。店の奥には酒をカーヴのように大量保管です。まさに酒好きならそそる雰囲気!。そんな中で、BGMもなく静かに麺を啜る音だけがこだまする・・・。
 

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<全体> 鶏のエキスに和出汁の穏やかさ!肉の艶めかしさとほっこり雲呑!全体が明るく調和!料理店の風格!

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 実は未食のチャーシュー麺狙いだったのだが、この日は未提供とのこと。じゃあ定番の塩!しかも特製で気分を弾けさせていただきましょう!そんな一杯はこんな麺顔して静かに丁寧に配膳されました。
 

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 おおお!洒落た切立丼に注がれた塩清湯は、品そうで柔らかい琥珀色!。一転して中央には艶めかしい肉が堂々と鎮座!。スポットライトに当たり尚一層煌びやかで、眩しさと旨さを同時に伝えるようです。やはり夜の料理店みたいな迫力が伝わりますな。そして意外と肉と味玉だけというシンプルな面持ちですが、物足りないどころか迫力すら覚えるプレゼンスが素晴らし!
 

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<スープ> 鶏出汁の円やかさと秋刀魚節の落ち着き!和山椒の溶け込みで味と香りが華やか!

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 まずはスープ。焼鳥店らしい鶏エキスのアピールはなく、おとなしく上品なイメージです。とても品やかな鶏コクの広がり。そして確かに鶏の旨味は確かで、重くない鶏煮出しがナイス!。かなりさらっとゆったりとした鶏油のコクが広がります。全体的には円やかって感覚ですかね。そしてやっぱり丸鶏の芳醇さを想像してしまいます。
 

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 そして味わい慣れてくると甘味を感じ始めます。まず魚介から。紹介書きによると秋刀魚節を使用とのこと。なるほど、ほっこりするのはうどんやそばの出汁と似たところを感じるからでしょうか。言われなければ鯵と飛魚のブレンドとか、勘違いしていたところです。また後半になるほど、トッピングの肉脂とか、麺から吐き出される甘味とかが溶けて、霞みが濃ゆくなってくる。魚介の次はそんな甘味が複雑に混じり合う旨さへと転化します。
 

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 そして一番好きなところは和山椒配膳の直前にミルで挽いたようで、ぱらぱらと上に散らばっているのが見て取れます。和山椒は刺激物というより、出汁の素という働きもある様子。山椒が溶けた出汁がまた旨い!一気に味に華やかさが増すという感覚です。これは自宅でもよくやるので妙に馴染みの味わい!。
 

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<麺> 出汁を吸い込んで品やか!そして甘味を感じる優しい味わい!出汁との一体感を最後まで堪能!

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 実はこちらでは麺のバリエーションを感じてます。麺が4種類から選べる。細麺2種、中太2種。そしてデフォルトがラーメンの種類で微妙に変えているようで、少し混乱してしまう私。確か全粒打ち込みの甘味が強いタイプだと思っていたが、今回は全粒っぽさがない様子。しかし旨味の強さはしっかりと伝えてくれます。
 

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 序盤から出汁を吸いだすようで、とても滑らかさと品やかさが印象的なストレート細麺。麺と麺が寄り添い易いので汁の持ち上げも得意そうです。以前は加水低めにも感じたことあるけど、今時点のチューニングは中加水程度。プツプツと小気味よく切れ込み、奥歯で潰すときには素地から来る甘味を感じます。やがて中盤以降になると、出汁の旨味も加わり味がゆっくりシフトする感覚。
 

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 途中からワンタンの皮の切れ端やら、青菜を絡めて味変化させながら食らうも楽しいと思われます。終盤はたっぷり出汁を吸い込んで、柔麺好きには堪らん旨さかと!。大盛にして柔らかい味わいを楽しむと言う手もありますね。
 

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<チャーシュー> さすが肉のプロ!肉本来の味と脂の甘味が充実する豚肩ロース!ハンパない柔らかの鶏胸肉!

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 肉もバリエーションあり。メニューや時期によって多少入れ替えているのか、工夫を凝らしてるようです。焼鳥ダイニングとは言え、鶏以外の肉も大変楽しめるお店。例えばこの低温調理の豚肩ロースも絶品です。まず、低温調理の絶妙さと言いましょうか、レアっぽさがが多く残っているのが秀逸。ラーメンの熱でみるみるうちに変化してしまう内に、半レアを楽しむなら早めに食らうしかありません。存在すら感じないソミュール液と赤身の肉味がまたいい!。脂身はやや蕩けるように口の中の熱で溶かして合わせて食らう。それが旨いね!
 

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 そりゃ焼鳥店の鶏チャーシューですから旨いはず!鶏胸肉のコンフィタイプ。その歯応えのパフパフ感が最高!。少し湿り気すら覚えるしっとりとした食感。元の出汁と淡泊な肉に潜む滋味が溢れる一方で、スープも吸い込んでいるから、それら一体化した旨さ!。この肉だけで白ワインか冷酒を当てててみたいと思う次第です。夜営業に行くしかないか・・・。
 

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<ワンタン> 味わい上品!海老すり身と鶏の挽肉!仄かに大葉の香り漂う優雅な味わい!

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 ワンタンも手が込んでる!旨い!。肉餡はふわふわ。そして大きめ。皮もびろーんとデカい上に、2つあって申し分なし!。その肉餡は、優しい味わいで、鶏の挽肉と感じます。しかしもっとふわっとしたようで引き締まりもあり、これは海老のすり身の存在。淡白でふわっとした旨さです。
 

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 更に軽く大葉が入ってるからスーッと広がる風雅な香りと旨さ!。ワンタンとしても極上感ありです。皮はトロトロええちゅるちゅる・・・なれどやや肉厚。滑らかな食感も、汁を吸った後の味わいもナイス!。箸でつまめる程度の弾力はあります。
 

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<味玉にハズレなし!> 薄出汁が深く浸透!白身はふわふわ卵黄はネットリ!そちらも仄かな甘さが滲む!

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 優しい味わいと言えば、味玉もそう。しっとりした旨さ!卵自体は卵黄のトロトロさがなくなる程度の仕上がり。ネットリした部分が残ります。そこに薄めの出汁が浸透した感じで、白身がとてもフルフルとして、じわっと味わいを感じます。そして卵黄はしっかり出汁が浸透して甘い感じそして薄出汁の甘味が柔らかくて上品。熟したような濃密感でもなく、品があるって感じでしょうか。やっぱり今日も味玉にハズレなし!。
 

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<鶏そぼろごはん> 溢れんばかりの柔らか鶏そぼろ!甘い出汁がじわじわ白飯にも浸透!必食メニュー!

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 これが200円!お得感あり!。そぼろの量がハンパないのです。溢さず食らうに少し苦労するほどです。またそぼろの質もよく、本当にふわふわなのだ!そして優しい醤油出汁の風味とそれに鶏甘味も加わるようす。
 

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 その鶏そぼろの浸った出汁が、ご飯粒にひたひたと染みわたるのがいいね。サイズは小さいが、ほんとに丼物一品に匹敵する充実の旨さ!。汁そば一杯食ったあとでも別腹でバクバク食えます。これはここ来たら一回食っとけ!。必食メニューと申せましょう!。食うべし!。
 

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総じまして「隠れた名作!武蔵野・三鷹エリアを代表する上質鶏塩そばならここ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。いやホントにこの日は春の嵐に巻き込まれそうになったのだが、それでも食いに行く価値ありな感想。隠れ家的な落ち着いた雰囲気も恰好で、旨い一杯に集中して食せます。アダルトな麺好きには激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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