カップ麺発売記念に訪問!
麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹) 特製らぁ麺 醤油 +那須御養卵の卵かけご飯 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> 明るい醤油感覚に鶏とエキスの煌めき!全体的な凛々しさと艶かしい肉の存在感が素晴らしい!
- <スープ> スッキリ滑らかなカエシ!地鶏感伝わる鶏油の艶めく旨さ!落ち着く甘味を香らせる乾物の溶け込み!
- <麺> 三河屋製麺!漆喰のような地肌が整うキリリとした麺線の美しさ!出汁と絡んで吸い込みゆっくり甘味を醸し出す旨さ!
- <チャーシュー①> 鶏の胸肉の低温調理!ふわっとした食感!淡白な素材の滋味が出汁を吸い込んで旨さパワフル!
- <チャーシュー②> 豚肩ロースの低温調理!赤身本来の肉旨さ!脂身の甘味!出汁のコク!トリプルな旨味の融合が素晴らしい!
- <味玉にハズレなし!> かなり薄めの乳白色で味の浸透深し!卵黄はねっとりジュレ感覚でマチュアで濃密な甘味!
- <他具材> スリムで歯切れよし!薄味で素材の旨さも染み入るメンマ!清涼感と野菜の甘味を醸し出す小松菜!
- <〆飯> 那須御養卵の卵かけご飯!卵黄の弾力感と味の濃ゆさ!鶏節で旨味追加!味付け少なく卵本来味をじっくり堪能!
- 総じまして「カップ麺も発売!まさに東京代表クラスの醤油そば!未食なら一回食っとこう!ため息クラスの旨さ!」
とある雨が強い平日のランチタイム!逆境を逆手にとって突撃したのですが、やはり狙い通りに混まずに食えました!。平日でも、機転を効かせて時々早明けしてくれる店なのですが、いつも混んでて食えない。なので、こんな誰もが訪問するのに躊躇しそうなタイミングで狙って見て大正解です。特にこの日は月曜日だったからね・・・。雨の月曜日は誰もがおセンチ気分だからだろうか。
それにしても遂に出ましたか!麺屋さくら井のカップ麺!サンヨー食品さん、ありがとう!。実は少し離れたところに明星食品研究所があるのを最近知りましたがー。ちょうど駅からこの店に向かう途中に、セブンイレブンとファミマがあるんだけど、そこでもしっかりアピール販売しておりました。ちなみに久ぶりにカップ麺ブログを、このカップで更新しましたのでご参考まで!。
<全体> 明るい醤油感覚に鶏とエキスの煌めき!全体的な凛々しさと艶かしい肉の存在感が素晴らしい!
とにかくヒドい雨だ。ズボン(オヤジ世代はパンツと言わない)の下半分は傘をさしてもずぶ濡れ状態。スニーカーも水分を含んで重い。こんな日でもやって来るのは常連ばかり。御店主は入店客をみるなり「毎度」「毎度」と親しげに言葉を交わし続けるが、オレもそのひとり・・・連帯気分で待ち受けた一杯は、こんな麺顔をしておりました。
おおお!土砂降りの雨の中、座席についてほっとした気持ちをそのまま映すような、何だか励ましを感じるような明るさと優しさを感じる麺顔ですよ。照明の都合と言うのもあるんでしょうが、照らされたスープは透明感の中に穏やかさを残す感覚で、醤油ブラウンはとても明るい色合い。見ただけで円やかさを感じさせると言う質感が、いつものことながら見事!。そして浮かぶ半レアの艶かしさを漂わせつつ、整然と並んだ肉片がまたそそります。スープに浸っているのに、レアの感覚をまだ残すところに旨さの刹那を感じさせますな。また左右に揃った麺線の美しさのみならず、メンマと青菜の茎もパラレルに同調しており、全体的なまとまり感が素晴らしいではありませんか!。本当に何度見ても飽きない旨さのアイコンってな感じです。
<スープ> スッキリ滑らかなカエシ!地鶏感伝わる鶏油の艶めく旨さ!落ち着く甘味を香らせる乾物の溶け込み!
時々、周期的にブレンド感を変化させてるのしょうね。今回は特に鶏油の円やかさが私には響きました。仕上げに鶏油をプラスするのはよくあるパターンだけど、濃密感はやや抑え目のようで、そこに出汁の甘味が加わったような印象。妄想の範囲だが、出汁が鶏油自体に溶けているような雰囲気すら覚えるのです。お店の蘊蓄書きにある「本枯節・真昆布等」の旨味と一体感があるようです。他の乾物で言えば椎茸みたいな感覚もあるんだが・・・。
またカエシがスッキリしているのが印象的。しっかりと醤油の輪郭を伝える濃口醤油系も好きなんだが、ナチュラルにスッキリとした生揚げ系のカエシが、実に全体にあっております。塩気や後味に残るような酸味もなく、醤油のパンチ系な印象とは無縁で優雅な醤油の感覚。蘊蓄書きでは、6種類の醤油を「温度管理しながらブレンド」とありますが、ひょっとして白醤油もブレンドしてはおらんかと思えるほどの円やかさが実に秀逸です。甘味を感じるような後味なんかで、色々と妄想が止まらん・・・。
今回は、一段と円やかに感じたスープ。きっと体調とか環境の変化の影響が大きいのかもしれませんが、今更ながら「πウォーター」使用なんて記述を見つけてしまいました。仕込みからお冷まで全て使用しているとのことですが・・・ネットで調べてみたら、料理の味を円やかに変化させる役割もあるのだとかー。自宅にも欲しいと思ったがレンタル料を家計で負担無理!。
<麺> 三河屋製麺!漆喰のような地肌が整うキリリとした麺線の美しさ!出汁と絡んで吸い込みゆっくり甘味を醸し出す旨さ!
[最近のレビュー引用①]
序盤は出汁との交わりぬれる程度の風合い。中盤以降は、出汁との一体感!汁を吸い切るまでは麺の風味をほのかに残します。別に芯があるわけでもないが、麺の素地は湿った感覚で、出汁の旨味と麺の風味の混じったところを咀嚼で一体化してゆく・・・噛み締めると甘味すら覚えます。
少し補足すると、湿った感覚がとても艶やかで、まるで漆喰のような地肌感覚。それゆえ益々、キリリとした麺線の美しさが整いを見せるようです。旨いものは美しく感じるのかもしれません。
[最近のレビュー引用②]
決して低加水系でパツパツとしたイメージではないのですが、汁を吸い込み始める中に風合いを感じます。滑りはもちろんナイス!揃った麺線からも分かるように非常に寄り添い易いので汁の持ち上げも素晴らしい!。ズボボボボボーーーっと見栄えの上品さんとは裏腹に多少お下品に音を立てて啜り上げるのが快感!。
さらに付け加えると、最近は汁を吸い込んでからの旨さに私自身が目覚めつつあり、しなやかになってから汁の持ち上げや絡みが良くなる瞬間が旨いと感じ始めております。最近後半になってから音を立てるのが大きくなってる気がくる(笑)。
そしてやっぱり今回も海苔を巻いて食したり、メンマや青菜、肉の破片などからませて最後まで堪能し尽くす次第です。やはり特製は海苔が多くて最後まで楽しめるのがいいね!。
<チャーシュー①> 鶏の胸肉の低温調理!ふわっとした食感!淡白な素材の滋味が出汁を吸い込んで旨さパワフル!
この店の真骨頂は肉なのかもしれません。令和の今となっては、当たり前になってる低温調理の肉ですが、肉が蕩けたり貼り付いたりする艶かしい旨さは逸品。豚に関しても、鶏に関しても。
[最近のレビュー引用③]
コンフィを感じさせる鶏胸肉が見事です。まさにふかふか。細かいスキマには出汁が浸透しており、淡泊な鶏肉の滋味が色合い感じるような明るい旨さが滲みます。胸肉も本来淡泊な味わいながらも、ソミュール液のマジックなのか、実に淡麗滋味で味わい深い。
付け加えると、思いの外にジューシーなのです。スープが浸透しているだけでない、素材の旨味とか下味とか。ふかふかな食感を噛み締めると、それら飽和した旨味が溢れ出すようなイメージ。特にチャーシュー皿で別皿提供された際の、薬味である柚子胡椒などを捻りつけると、これまた旨さ爆発!。日本酒が軽く2合は飲めるでしょう。
<チャーシュー②> 豚肩ロースの低温調理!赤身本来の肉旨さ!脂身の甘味!出汁のコク!トリプルな旨味の融合が素晴らしい!
[最近のレビュー引用④]
形がいつもより整形された感がありますが、仕上がりも少し変化?。豚肩ロースは、かなりツヤっぽくも艶めかしい生感覚がある仕上がりだったのが、微妙に熱入りが進んだようなイメージ。少し温もりがあり非常に細かく指す脂が溶け、全体的に甘味を感じさせます。出汁の旨味も含むので、嗚呼・・・この旨さだと冷酒を思わず欲してしまいそう。
また補足すると・・・こちらの肉は別皿のチャーシュー盛りで食らうと一番よく分かるのですが、半レアなのに温かみを感じるような仕上がりなのです。スープの中で泳がせて熱入れをするのは、実は勿体無いと思っている次第。
また最近はこれらに加え、釜焼豚バラ肉も開発済。単に低温調理が得意な店ではなくなっております。水曜日限定営業のサードブランド「KEN軒」で、特製でガッツリと頂けますのでそちらも激しくオススメ!です。
<味玉にハズレなし!> かなり薄めの乳白色で味の浸透深し!卵黄はねっとりジュレ感覚でマチュアで濃密な甘味!
円やかな醤油スープの印象そのまま。薄出汁がしっかりとストレスなく浸透しており、形も押しつぶされたようなことが一度もなくて、美しい味玉です。こちらは那須御養卵使用を謳っているので、多分味玉はそう。卵黄の濃密なオレンジ色に輝く艶めきには、出汁が浸透して熟したような甘味があります。またねっとりとしているジュレ状態も秀逸で、舌の上に絡まりつくような粘りがナイス!。旨さが舌の上で粘ります。
それだけじゃない旨さ。白身が旨いのです。薄らとした乳白色で出汁の浸透がしっかりと感じさせる仕上がり。牛乳多めなプリンのようなフルフルとした柔らかさ。そして味わうと出汁の旨味が白身の柔らかさと一体化して旨いのだわぁ〜。味玉好きとしては、たまらん!嗚呼、やっぱり味玉ってのはどう足掻いても旨いね!。
<他具材> スリムで歯切れよし!薄味で素材の旨さも染み入るメンマ!清涼感と野菜の甘味を醸し出す小松菜!
単なる飾りつけ?いえいえ!絶品具材でございます。自家製のメンマ。スリムな材木状でとても繊維質がきめ細かくてぎゅっと引き締まっている様子。それでいて歯切れはとても良く、サクサクと感じるほどですから、一度白飯に乗せてメンマ飯として試して見たいと思うほどです。また薄味仕立てで旨味もナチュラル。素材感の生きる旨さってな感覚です。
青菜は小松菜。色鮮やかなのは、πウォーターのおかげか、はたまた仕上げの冷水浸しの効果か。瑞々しさを感じるほどの色映えは、見てて気持ちいいし歯切れもざくりと楽しませてくれます。出汁が滲みつつありますが、仄かな野菜ならではの甘味と清涼感も伝わるので、ちょうど良い箸休め的な役割。いや、それ以上で具材としての存在感もあるかと!。
<〆飯> 那須御養卵の卵かけご飯!卵黄の弾力感と味の濃ゆさ!鶏節で旨味追加!味付け少なく卵本来味をじっくり堪能!
実は、裏のサイドメニュー「バラ丼」に激しく心を揺さぶられたのですが、今回はこちら定番の王道飯、「那須御養卵の卵かけご飯」とさせていただきましょう!。こちらの特徴は、ブランド卵を使っているだけでなく、鶏節がかけられていること。鶏肉をどうやって加工すれば、こんなに鰹節らしくなるのかが摩訶不思議てたまらんのだが、旨けりゃそれでいい。
テレビCMみたいに、卵黄を箸でつまみ上げてみたかったのですが、途中で破れてしまいました(笑)。私は、卵かけご飯には、卵はあまり卵黄と白身を混ぜ合わせ過ぎない。醤油は混ぜ合わせる前の直注ぎ。と決めております。特に醤油は極力抑え目。卵の味わいだけでできるだけ堪能したいのが流儀です。今回は、それ以上に見合う旨さ!。鶏節の味わいが卵黄と白身に絡んで、醤油+アルファーの旨味。鶏肉と卵で相性が悪いわけなく、絶妙なる相性の旨さですよ!。あまりの旨さに、今度自宅でもやってみるつもり。鰹節とは全く別物の旨さの一体感!。
また比較的、ご飯は柔らかめな印象。この方が卵と絡みやすいという感覚でしょうか。麺はカタイのが好き。実はご飯もそんな感じ。だけど、それではお米の甘味が十分に発揮されないんだとか、聞いたことあるような・・・。なるほど、今回のご飯の旨さでそんなことを、急に思い出した次第です。
総じまして「カップ麺も発売!まさに東京代表クラスの醤油そば!未食なら一回食っとこう!ため息クラスの旨さ!」
・・・と言う感動の嵐!。土砂降りの雨の中、本当に来た甲斐がありましたぜ。甘味と深みを感じる醤油スープはやはり絶品。食べログ百名店は獲得済ですが、それに収まらない凄みを感じる旨さ。すでに名店だけど、もっと次のステップの飛躍も感じるほどかも。近場にこんな店がある幸せを感じておりまする。有無を言わず激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!