一年半ぶりに訪問！楽しませていただきました！
休日の散歩がてらに井の頭公園を散策し、頃合いを見計らって実は早めに五日市街道沿いの店に向かうと大行列！。店先に贈花があったりしてたので、どうもイベントか周期記念があった模様。こりゃたまらんと踵を返してテクテク歩いて向かったのが「麺屋 YAMATO」さんです。
実は一年半ぶりに訪問！今回も楽しませていただきました！。少し前まで確か日曜休日だったのが、再訪問機会を逃して一員ですが、今は割と無休状態で営業してくれてる感じです。吉祥寺界隈で昼拉麺が難民状態なら、こちらへ向かってはいかがでしょう？。
＜酒＞ サッポロ赤星！丁度いいひえ頃！丁度良いグラスサイズ！クラシカルな旨さ堪能！
急ぐ心を落ち着かせるために、とりあえずビール！いつもの飲む言い訳です。あゝ・・・やっぱりこの味わいだよ！。もう何度も語るがズシリとした飲み口の割には、案外軽やかな後味。そして苦味の中に仄かに甘味を感じるのがいいってことです。
そしてグラスが妙にハマる気がします。丁度いいひえ頃！丁度良いグラスサイズ！クラシカルな旨さ堪能！。グラスの具合でビールの味わいも絶対に変わると思う次第！。
＜別皿メンマ＞ 凛々しく見えて解ける食感！出汁に染まりきった素材の旨さ！胡椒が旨さ演出！
見た目はスリムな細メンマ。以前は少し濃ゆい醤油感だった記憶だが、程よく素材感が楽しめそうな色合いです。この手だと柔らか系で繊維がとても細かいフニャっとしたのが多いイメージだけど、サクサクっとした歯応えが印象的で、あっさり味だけど味わいが深い。素材なのか出汁なのか。降り掛かったペッパーも実に味わい演出的です。
＜全体＞ コンテンポラリーな醤油そば？実はフツーに見えて肉が超大胆！見栄え以上ハイレベル！
う？特製なのか？？と配膳の瞬間に思うけど、実は薬味の九条ネギが少しサービス量が多くて、肉が見えなくなってるだけ。開店当初とは少し麺顔を変化させたようです。
印象的なのは肉だけでなく、出汁の質感。近年流行りのコンテンンポラリー醤油そばっぽい半透明感を醸す醤油ブラウンですが、微妙にエキスを感じさせるような霞が漂うのが素敵！。ダイレクトに甘味を予感させる風貌です。
＜スープ＞ 円やかな醤油のエッジ感！徐々に深まる節の甘味！更に鶏豚エキスが旨味を生む！
そのスープですが、個人的には醤油感が先行するイメージ。よく見ると鶏系の煮出しや香味油の予感はありますな。そしてカエシがとても円やかな仕上がりで、見た目より結構スッキリ。いろいろエキスの溶け込みを感じますが、なま醤油系のなめらかでスッキリした風合いを妄想したりします。
出汁に慣れてくると、じわじわと香味に似た甘いが滲みだすようなイメージが広がります。それは麺から吐き出される炭水化物の風合いもありましょうが、鶏ベースの旨味、そして乾物の溶け込みが実に膨よか！。更に淡麗な鶏ガラベースに節系の旨味が深い様子。
やっぱり乾物の旨味が深いよね？。節系の旨味がとても深い！濃ゆい！。その分厚い乾物感は、やがて麺にスープが完全に浸透し、麺の甘味も混じる頃合いには、節の旨味と溶けた麺甘味が一体化する味風景です。
＜麺＞ 全粒粉配合ストレート細麺！続く小麦の風味良し！プツっとした歯応え！出汁を吸込み甘味あり！
見た目から分かるように全粒配合。噛み締めると風合いも強いです。小麦の風合いに甘味すら覚えるもので、これが円やかな醤油スープに実にマッチ！。
麺を少し変えましかね？。以前は少しボコツキがあった記憶ですが、ストレート細麺に変更です。個人的に個性が失われたか？と思いきや、とても旨さを主張する質感じゃないですか。前歯で千切るとクニュッとした引き締まりがあり、閾値でプツプツと小気味よく千切れ、奥歯へ運んで潰す瞬間には、小麦の風味と甘さが広がります。出汁の旨味が加わって、更に別の甘さへ昇華したような旨味！。大盛にしとけばよかったよ・・・、。
＜チャーシュー＞ 肉が極まれり！豚鶏計４種肉！豚腿鶏腿！豚肩ロースに鶏胸肉！まさに圧巻！
ここでは特製をオススメ！。肉だけで小腹が張りそうなボリュームですが、豚鶏４種で６枚の肉！。どれも質感が高くて素晴らしいのです。
豚は、「豚腿１枚、豚肩ロース２枚」。ピンク色が濃ゆく繊維質がより細かくて脂身が極端に少ないのが腿肉。店の蘊蓄書きでは「肉芯」と表示されていたがたぶんそれを指してます。低温調理でも低めな設定と思われ、生肉のような貼り付くしっとりさがいいね。肉本来の味が上品え淡麗滋味深い味わい。そして馴染みの豚肩ロース！。これもソフトで歯切れも柔らかいが、脂身がある分、ジューシーで甘味を感じる旨さ！。
鶏肉は、「鶏腿肉１枚、鶏胸肉２枚」と言う構成。鶏モモ肉が素晴らしい！。もちろん皮付きで丁寧に軽く炙りが入ってるため脂が染みて皮が旨くて柔らかい。そして筋肉部分は味わい高く、鶏腿にしては柔らかいことこの上なし！。さっぱり出汁が良く浸透しており、そのままでも実に旨い！。更に鶏胸肉はイメージしやすいコンフィ状の一品。フカフカで化粧パフのような食感。
＜味玉＞ マチュアな甘みのゼリーのような味わい！実にねっとりと濃密に仕上がる卵黄！
全体的に濃いめの出汁に浸かった印象。白身も味わいがあるし、卵黄は濃密さに磨きがかかったものです。全体的にネットリ感が際立っており、形も崩れにくい。そして味わいはとてもマチュアで甘味が深い！。舌の上に絡みつくのがかえって味わいを増すイメージです。
これも醤油出汁に少し絡めてみたけど、卵黄の方が味が濃密なので少し緩んで温かみを増す。これだけでも卵黄がまたイキイキと別の旨さを発揮するような感覚で、思わず白飯を欲してしまうほどです。サイドメニューを既に注文済なんですが・・・・。嗚呼、やはり味玉って旨いよね！外れない旨さ！。
総じまして「醤油出汁のきめ細かい上質感！肉の大胆さが奥ゆかしき旨さ・・・隠れ名作醤油そば！一回食っとけ？」
・・・と言う感動の嵐！。レギュラーだけでも頼もしいが、実は定期的かつ頻繁に限定麺も提供し続けとても器用な店。正直言ってもう少し露出度が上がっても良い感覚ですが、サクッと行けて食えるのが個人的には嬉しいかも。もう少し定期的に訪問したいと考え中で、次は限定麺を狙ってみます。穴場的で質感高いお店！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思ます！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
