不景気なので年末に休暇消化〜めげずにラーメン活動！
- ＜酒＞ アサヒスーパードライ！小粋なおつまみ！いつものビールも一味違う旨さと楽しさ！
- ＜全体＞ 見ただけで鶏と醤油の円やかさが伝わる安寧さ！ワックス感で煌めく出汁に肉の質実さも伝わる迫力！
- ＜スープ＞ 円やかな生（なま）醤油の風合いに優しい鶏油のコク！乾物も深く溶け込み穏やかな甘味！まさに豊潤！
- ＜麺＞ 引き締まりある中加水ストレート角細麺！クチリと噛み締める旨さ！しなやかな腰つきで出汁の持ち上げもナイス！
- ＜チャーシュー＞ バラと肩ロースを織り交ぜて風味の良い豚肉！パフパフしっとり感があり上品な鶏胸肉！出汁吸込み旨し！
- ＜他具材＞ 細長フォルムでコリコリ感楽しいメンマ！さっぱり感で口休め的な青菜が嬉しい！
- ＜味玉にハズレなし！＞ 明るい褐色の割にはしっかり目に出汁が効いた味玉！フレッシュな風味にマチュアなコクが深し！
- 総じまして「円やかさに穏やかさ！きっちりピントのあった醤油感覚！間違いのない醤油清湯の旨さ！」
でもこういったタイミングで思いがけず大きな出費が重なる。家族のインプラントはいいとしても、突如ガス給湯器が壊れて全取り換え。そしてクルマの点検だしたら、タイヤのひび割れがハンパないことが判明してこれも急遽交換。息子のスマホも長らく古いの辛抱させてたから・・・約束通りに新機種に交換。他にいろんな出費も重なり・・・ボーナス既に残ってないっす。
そんな個人的にめげる事が重なり、ディーラーにクルマ預けた帰り道に、憂さ晴らし！そんな気分でラーメン活動開始です。武蔵関に近かったことから、狙うは「ラーメン屋ジョン」さん！。ちょっとでもテンションが上がる店に行きたかった次第！。
＜酒＞ アサヒスーパードライ！小粋なおつまみ！いつものビールも一味違う旨さと楽しさ！
ラーメンも旨いけど、この店はビールについてくるおつまみがいい！。それも立派な訪問モチベーションを高めるアイテム。質感もあるしボリュームもある。一軍クラスの鶏胸肉のぶつ切りに、メンマと青菜。それでアサヒスーパードライを楽しませてくれます。
ううう・・・めげる落ち込みとかストレスとか、ビールは気持ちまで洗い流してくれますな。こんな気分にはシャープなキレある辛口ビールが似合うというもんです。本当にあっと言う間にビールだけ先に出してくれるのも好印象！。こういった小気味よいサービスは気分を高めますが、味わいだって感じ方を高めます。今日はいつもよりシュワシュワしたのど越しが快感でしたー。やっぱ昼酒最高！。
＜全体＞ 見ただけで鶏と醤油の円やかさが伝わる安寧さ！ワックス感で煌めく出汁に肉の質実さも伝わる迫力！
ご店主はベトナムご出身の方だけど、割と知られた名店ほん田のご出身。となるとどれ食っても旨いものの、何だか落ち着いて明るい醤油が食いたい気分。そんな感覚の一杯はこんな感じです。
おおお！特製らしい肉々しさに溢れる麺顔！。低温調理系の鶏豚２種ですが、豚はバラと肩ロースと２種あるところも嬉しい！。そして深く煌めく醤油ブラウン！まるでワックスをかけたかのように眩しくて美しい出汁感覚です。薬味のネギのカットは修行元を感じさせるルックスで、脇役のメンマ青菜も質感高そう！。写真で見るより実物の質感は、ビシビシと伝わるよう・・・。
＜スープ＞ 円やかな生（なま）醤油の風合いに優しい鶏油のコク！乾物も深く溶け込み穏やかな甘味！まさに豊潤！
間違いない旨さだね！序盤はいかにも鶏醤油と言った、鶏油の明るいコクが広がりつつも、なま醤油の優しい風合いが溶けて、実に分かりやすい旨さ！。醤油感覚が芳醇なイメージで汁と言うより「露」と呼びたくなるイメージ。
しかし食べなれてくるとまた少し甘味の方が気になり始めます。乾物の深い溶け込みがじわじわと感覚として広がりだし、甘味が混じって「甘露」と化すような味風景。魚介系なので煮干しは一番ピンと来るところですが、節も昆布も染み入る様子。どうも個人的には椎茸の甘味に反応してしまうが、甘い煮干しかもしれませんな・・・。
終盤には麺から滲む炭水化物の風合いが滲みます。この時点で当初の透明感は無くなってるけど、その風合いもまた別の甘味を感じさせるもので、カオスさ高まってこれもまた旨し！。
＜麺＞ 引き締まりある中加水ストレート角細麺！クチリと噛み締める旨さ！しなやかな腰つきで出汁の持ち上げもナイス！
凛々しくもエッジを感じさせるストレート細麺！。美しい乳白色でツルツルしたきめ細やかな地肌が旨そうです。特に濃いめの醤油ブラウンに透けて見えるとそんな感じ。麺と麺がそろい易い腰つきなので、序盤はスープの持ち上げがいい感じです。
噛む楽しさもあるイメージ。芯はないけど周囲は軽く汁を吸い始めたような感覚で、噛みちぎると素地の風味を少し感じる旨さ。そして咀嚼に従って出汁の旨味で甘さが増す味風景・・・毎度だけど、すっきりしてて深いスープとの相性いいです。
具材と絡めて食うも旨いが、出汁をしっかり吸い込んでからもまた旨い！麺の旨さと出汁の旨さの一体感に、具材の欠片が絡む面白さもありましょう。柔らかい麺が好きという方々の趣向も分かるきがしてきたかも。
＜チャーシュー＞ バラと肩ロースを織り交ぜて風味の良い豚肉！パフパフしっとり感があり上品な鶏胸肉！出汁吸込み旨し！
改めて写真を眺めると落ち着いて感じますが、実物はもっと肉肉しい。厚みとボリューム感がしっかり伝わる迫力です。豚肉に重きを置いているのか？４枚もある。よく見ると、バラ２肩ロース２と言う構成。低温調理タイプですが、熱の浸透はややアクセルが効いた印象です。煮豚タイプの蕩けるバラ肉が好きなんだけど、ほんのりピンク色が残るのもいいね。噛み締めて脂身を知ると言うか、燻しよりも油の甘味がスープとマッチして旨しです。
一方の肩ロースは、割と淡白な部位と脂が差した部位の合わせ技。こちらの方が醤油スープを吸い込みがちで、赤身の肉味との一体感が楽しめ、適度に脂が沁みるイメージで旨いね！
鶏胸肉の仕上がりも上々！。パフパフした歯応えと言うより、しっとりとした滑らかさを感じる質感。肉にシルキーと言う例えが通用するなら、この肉に与えたい気持ち。肉繊維を噛み千切るのがちょっとだけ躊躇われる・・・そんなソフティーな感覚。歯応えと言うより「感覚」。元々淡白な旨味なので醤油スープと良く合う！。
＜他具材＞ 細長フォルムでコリコリ感楽しいメンマ！さっぱり感で口休め的な青菜が嬉しい！
ビールのおつまみに既に頂いているのだが、やはり修行元「ほん田」のイメージが、メンマにもありあり。スリムで長細くコリコリとした軽快な歯応え。程よい出汁の浸透ありつつ、フレッシュなイメージもどこかしら残す感覚？。「ほん田」から言うと孫にたる？「さくら井」のメンマと似たフィーリング。だから、何となく個人的には馴染み深いんですわー。
青菜！やっぱりあるだけで見栄えと清涼感があっていいです。青菜にも少し流行を感じませんか？。ラーメンの麺顔に一時期「水菜」が一気に広まったような記憶ございます。しかし、小松菜には、ほうれん草より、水菜より、清涼感と歯応えがあり、色合いがしっかり鮮やかな緑だから、トッピングとしてはもってこい。醤油出汁の円やかさとは、味のベクトルが全く違うところが面白し！。
＜味玉にハズレなし！＞ 明るい褐色の割にはしっかり目に出汁が効いた味玉！フレッシュな風味にマチュアなコクが深し！
さて味玉。そこそこ訪問してて知ってるつもりだったのですが、見た目に反してこんなに濃密な味わいだったとは。年齢による記憶力低下を感じざるを得ません。色合いは明るいベージュ色。資生堂マキアージュのファンデーションで例えるなら、「ベージュ オークル１０」の発色感。ムラなく均一に浸透しておる・・・そんな出汁感。化粧品も出汁も同じこと。目指すは卵肌と言うのも論理的です（ウソです）。
そんなマキアージュの如くフレッシュなターゲットイメージの味玉と思っておったら大間違い。その味わいは、とてもマチュアで、その味の深みは、ランコムかディオール並ですよ。いやいや・・・シャネルと言った方が分かりやすいか。たっぷりとたゆとい、卵黄の濃密感と出汁の円やかな旨味との結びつき。トロミが深い卵黄の感覚は、SKⅡのスキンパワークリームの様に滑らかですぞ！。この味玉のパート・・・自宅で酔いながらの駄文なのであしからず。
総じまして「円やかさに穏やかさ！きっちりピントのあった醤油感覚！間違いのない醤油清湯の旨さ！」
・・・と言う感動の嵐！。修行元「ほん田」でのご経験が真摯に表現されつつ、仄かに個性が溶けた旨さと感じます。崇高なイメージする旨さでありながら、人柄の真面目さが沁みる。今日も明るい「ありがとうございました」の言葉に何だか温かみを感じます。武蔵関・・・ちょっと地味な駅なんだけど、途中下車して食ってみない？激しくオススメ！。旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
