ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4373】 鶏そば 山もと (東京・JR三鷹) 特製塩生姜そば [麺変更]中太平打ち麺 〜しみじみ優しい魚介に穏やかに広がる生姜感!麺の甘味を最高に引き出す崇高塩生姜そば!

本格焼鳥ダイニングが手がける二毛作店!拉麺も一級品!

 

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「焼鳥山もと」と言うちょっと高級そうな焼鳥ダイニングの二毛作店。地元に近い知人の情報では、夜は相当いい感じらしく旨いらしい。4月5月のコロナ第1波でピリピリしていた頃では、わざわざ焼鳥テイクアウトを予約提供などもされたようで、人気あるんですね。
 

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 こちらは地下1皆にあるのですが、店に入ると右手にはデカいカーヴの様なのがあって、そこには日本酒・ワインなど大量に保管されているのが驚き。酒好きには堪らない光景で、料理の実力度がそれだけでもビシビシと伝わって参ります。夜にふらっと行きたくて、以前嫁さんを誘ったことあるが、息子も呼べる焼肉がいいと言う流れがいつもで、まだ一度も夜の部に行けてません・・・。
 

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 さてそんないかにも旨そうな店が手がける拉麺。旨いはずで結構気に入っております。最近ちょっと足が遠のいた様だったので、久しぶりに平日ランチで突撃訪問してみました。一歩入ると大人の空間って感じで落ち着きが広がってる。大きなL字カウンターのみで、夜メインの店らしくカウンターにはスポットが当たってムードを高めております。
 

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<全体> 研ぎ澄まされた柔らかさの様なオーラ!?緊張の中に和やかさが滲むコンテンポラリー感覚!

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 今回はちょっと今まで無かった新作に挑戦!それが「塩生姜そば」。特製でキメた麺顔はこんな感じ!
 

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 おおお!お洒落で都会的な器とその雰囲気で少しばかり緊張感を湛える第一印象。肉の上に乗る、紫芽や三つ葉など和食センスも感じたりする・・・。しかししっかり見てみると全体的に柔和な部分がじわじわと伝わり、例えば透明感だと思うと少し霞がかかって優しさも覚えるし、中太な麺の膨よかさに和みを伝えるかのようす。ワンタンも素朴さも醸し出し「柔和」なオーラも伝えます。
 

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<スープ> アゴ出汁と鯛煮干しから抽出したアニマルオフ!すり下ろし生姜がじんわり溶ける穏やかな清涼感!

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 さてスープ。一口啜ると瞬時に笑みが溢れそう。和出汁の風合いが実に優しい!。白出汁風に見えてしっかり塩ダレの余韻あり。そして何よりも生姜の風合いがほのぼのとしており、塩生姜と言うテーマがしっかりと当てはまります。
 

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 正直行って、店の蘊蓄が無かったらアニマルオフとはすぐに分からない。アゴで出汁を取り、鯛煮干しでコク滲ませているとのこと。他の乾物も溶けていると思うが、実に芳醇で明るい旨さ!。「鶏そば山もと」と名乗るくらいだから鶏ガラでも入れたくなるところだが、魚介の旨味がしんみりと響き渡ります。実は個人的には鯛煮干しってクセがそれなりにあると感じてます。華やかな魚介感はピカイチだけど、結構主張してくる味わい。それがここでは出しゃばらない。出汁の引き方が見事なのでしょうが、生姜の風味もそれに加担している様にも感じます(妄想の話)。
 

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 琥珀色に透き通るスープが何故か微妙に霞んでいる。その正体は生姜。非常に雲のように細かくすり下ろしたのがほんのりと出汁の中で漂ってるよう。よくイメージするジリジリとした感覚や刺激が全くなく、清涼感漂わせる風味のみ。こんなに優しい生姜出汁は初めてかも!。円やかな魚介出汁と絶妙にマッチし、これはマジで唸ってしまいそうになります。
 

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<麺> 中太平打ち麺!風味豊かで汁を吸いがち!時間が経過するほどに甘味としなやかさがアップ!出汁との一体感が素晴らしい!

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 自分が気が付かなかっただけですが、最近になって麺を選べる様になった様です。従来の細麺の他に、中太手もみ麺、中太平打ち麺が加わり3種類。何となく中太平打ち麺と無意識で答えてしまいました。これぞ直感と言うやつで、実に好みだったし旨かった!。
 

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 序盤には風味もあるが、やはりこの麺は甘味がいい感じ!。汁を吸いがちで早い時点でしなやかさが増し、汁の浸透を感じるのが早いです。その上汁も持ち上げ易いから、汁との一体感ある甘味がしっかり伝わり、しかもそれが優しい味わい!。
 

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 ニュルっと滑らかにスベリ、スパスパと千切れもナイス!。奥歯でクチリと潰せば生姜の風味と魚介出汁の旨味が、炭水化物の糖化した旨さにジャストフィット!。大盛の設定がないのが実にイタイ・・・。丼の底に最後に泳ぐ一本は伸びかかっているかの様に柔らかいけど、それでもまだ旨い!汁を吸い込んでナンボな麺ですな。
 

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<肉> さすが高級鶏ダイニング!胸肉のコンフィは滋味深く!モモ肉は炭焼き炙りで皮の香ばしさが広がる旨さ!酒を誘う!

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 さすが焼鳥のスペシャリスト。やはり炙りが入っている方の肉に目が行くね。モモ肉の炭焼きとのこと。鶏肉に限らず皮を嫌がる人も多いがそれが旨い!。炭焼き炙りの香ばしさが絶妙で、モモのしっかりした歯応えと肉味!少し出汁に染まった味わいもまた相乗効果で旨し!。もっと野趣誘うモモ肉かと思いきや、繊維質と肉味が上品系でした。
 

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 定番の鶏胸肉。こちらは淡白なれど汁を吸い込んだ旨さがいい感じ。パフパフしておらず、引き締まり少し保つ柔らかさがいいね。こう言うのを食らうと、どうしても酒が欲しくなってしまいます。目先の遠くには、酒の瓶が100本??ほど綺麗に横たわってるが・・・あれを飲む日がいつ来るのだろうか。コロナよ早く立ち去れ!。
 

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<ワンタン> 鶏と海老の合い挽きの様なふわふわ食感!出汁が滲みて柔らかい味わいと食べ応えある大粒感!

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 素朴でこれも優しい味わいでした。鶏挽肉に海老のすり身を加えたような味わい??。ちょっとありそうでなさそう。海老の風合いを感じつつ、肉餡の食べ応えがしっかりあると言う感覚で、これは面白い旨さです。
 

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 しかも比較的シンプルな味付けに、優しい塩生姜出汁が絡み浸透するのもまたいい感じ。そしてとても大粒です。2つ入ってます。味わいの優しさにボリュームも感じられる食べ応え!。特製を激しくオススメ!。
 

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<味玉にハズレなし!> 円やかな薄出汁がしっかりと奥深くまで浸透!ジュレ状濃密な卵黄は甘味を含む旨さ也!

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 白出汁ベースの様な出汁が浸透する味玉。塩味玉に近い色合いで薄出汁系ですが、味の浸透はかなり深いです。卵黄の奥までしっかりと染まり切った深さ。全体的にジュレっぽい状態の卵黄は、濃密感ありありでマチュアな風合いを感じさせる旨さです。少し温度が低くなければ相当旨かったハズですが、最後は出汁に浸して温もりと旨味を与え、堪能し尽くしました。嗚呼、味玉の旨さに今回もハズレなし!。
 

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総じまして「しみじみ優しい魚介に穏やかに広がる生姜感!麺の甘味を最高に引き出す崇高塩生姜そば!」

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 ・・・と言う感動!。アニマルオフの上品な出汁感と生姜の刺激がもとても柔らか!。麺のバリエーション次第で甘味も感じる逸品!。夜の部もナイスですが、昼のラーメンもかなりハイスペック!。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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