ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4277】 らぁ麺 すぎ本 (横浜・青葉台) 塩特製らぁ麺 + チャーシューご飯 + アサヒスーパードライ生 中瓶 〜新たな拠点で新たな進化!支那そばスピリッツ継承者の意気込み感じる・・・迫力の旨さ!並んででも食う価値あり!

まだ移転開店フィーバー冷めやらぬ・・・

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 鷺ノ宮から青葉台へ移転・・・個人的にはとても寂しい!移転先が遠すぎるじゃないか!東京は旨いラーメン店が多いとは言え、トップクラスの店がどこかへ行ってしまうのは痛恨の極み。しかも、活動エリア内の店だったからツライ。こんなことならもっと通っておくべきだったと後悔しても始まらんので、ともあれ再出発のお祝い気分で一回行っとけ!と自分に鞭打ちましょう。青葉台なら出勤と外出移動の寄り道程度では収まらないので、何とかやりくりして午後休暇とさせてもらい、平日午後2時前に突撃訪問してみました。
 

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 多少は移転開店フィーバーも少しは落ち着いたでしょう・・・と期待して行ってみたら、遠くから信号待ちしてる状態で行列が視認できた!。平日のこんな中途半端な時間で、外待ち16名でっせ(汗)。曇っているから直射日光は避けられたんだが、実は超湿気が高くて風が吹かずサウナ状態。ちょっとした蜜も懸念されることからマスクも外せんし・・・途中から雨降るわでもう・・・想像以上にツライ行列だったわー。40分程度で入店できました。因みに食い終わって出てきても10名以上は並んでた・・・まだフィーバー続いてる!。
 

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 さて何を食おうかと並びながら考えてましたが、佐野実氏最後の直弟子とあれば、やっぱり支那そばで塩!。お祝い気分で特製!。ここまで朝飯食えず昼飯も当然まだだから、腹減りすぎて「チャーシューご飯」」追加!。暑さで頭がパニックになってしまいましたので、みなさんと同じようなメニュー展開にさせてもらいました!。何だったら大盛にしても良かったかも・・・・。
 
 
 
 
 
<酒> アサヒスーパードライ!午後休暇の特権!汗びしょ直後のキンキン冷え冷え!震える旨さ!一杯目のビールは神の味!

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 へへへ・・・平日でも午後休暇だから当然のむぜ!メニューの価格設定がお高めではあるが、ビールは中瓶で500円ワンコイン!今回はもう蒸し暑すぎて死にそうだったので・・・昼間から飲むことに背徳心のかけらもありませんよ。思えば青葉台駅から、かなり緩いとは言え登り坂だったし、バスを利用するほどではないとは言え、汗だくで歩いた感覚。タオルハンカチが一枚完璧に汗グショで使えなくなった・・・それくらい水分が抜けていたオレ。
 
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 ううう・・・一杯目のビールはまさに神の味だぜ!この瞬間には絶対に脳内麻薬が分泌されてると信じてる!。喉が渇いているなら水を飲めば良い。しかしそれでは今のオレでは満たされぬ。勝手な妄想なんですが、絶対に、渇いている時は水よりビールの方が、脳への直接アピールが優れていると思うのよね・・・「今渇きを潤しています」的な電気信号が脳の中で駆け巡る。もしも喉が渇いたオレが道端に倒れていたなら、迷わず冷たいビールを差し出してください。その方が復活が早い!銘柄こだわりませんからー。・・・・とまあ、そんなバカ話を先日、嫁さんと家で飲んでて話しておったばかりでありますよ。何度か語ってますが、自宅では妻の希望によりビールはいつも、アサヒスーパードライ。自宅でのバカ話の傍らには、いつもこの銘柄。店のカウンターで思い出しながら飲んでました。
 
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<全体> お!吊るし叉焼が新規加入!?以前にも増した麺顔の迫力!そして期待通りの華やかさとしっとりさの融合!まさにスペクタルな麺顔!

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 確かこちらのご店主って、ラーメンの鬼!佐野実氏最後の愛弟子でしたっけ?。おっかないオヤジによく仕えてましたね・・・と思ったが、先日偶然にYouTubeで「褒めてる佐野実氏」を発見!。そんな穏やかな表情もするのだと驚きでした。この店主も、きっと厳しさと優しさを、幾度も繰り返してこられたのでしょうね・・・。しみじみと後ろ姿を眺めていたところで、スタフさんから配膳完了!。それはこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!この店の特製ってこんなに具沢山の迫力でしたっけ?もっと「支那そば」感ありありだったような気もしたんですが・・・。しかし、具材や全体の質感やら丁寧さはビシビシと伝わっており、佐野JAPAN系の繊細さが浮き出るイメージも確かにありなむかと。スープの表面に、場ミリでも貼ってあるのか?と思えるほどに均整取れたパーツの配置。色バランスもいいね。特に今回は、食紅に彩られた吊るし叉焼が新たに加わり、以前とはまた違った迫力にも感じますよ。
 

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 そしてその一方で、塩スープは黄金色で透き通り、他に二種チャーシューが白とピンクでデザインパターンのように並んでいる。小松菜の茎がビシッと揃って斜めに流れ・・・・フライドオニオンをワンタンと協力して堰き止めている。メンマは・・・嗚呼スープの中を飛龍のように斜め上から全体を睨め付けるかのよう。まさにスペクタクルのような麺顔ですな!
 

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<スープ> 旨味が濃ゆい!芳醇な鶏ガラのコク深さ!キリリとしつつ円やかさな塩気!そして・・・節系の深みが落ち着く旨さ!

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 さてスープだが・・・本当に黄金色だが、とても柔らかくも感じる表情。先ほどまで暑くて汗だくで並んでた凹んだ気持ちが消えて何かに変化してゆくような心持ち・・・ゴールドエクスペリエンス!。いや、これ以前にも使った例えだから、今回はゴールドエクスペリエンス・レクイエム!と最強で褒めておきましょう。確かに味わいのベースには、鶏ガラエキスを感じる味風景。実にコクの深いっす。手間と時間をかけてるのはありありで疑いようがありませんが、丸鶏の煮込みとすら覚える芳醇さ。気のせいか、鷺ノ宮の記憶では鮮やかなコクと思ったんだが、何だか派手さより深みの方が迫力的か?。
 

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 もうビールが回ってしまって舌のセンサーがバカになりきってるんだが、塩気もよく効いている。しかし、円やかだなぁ〜と少し感じたかも。煮干しエキス引き出す塩の響きとは別で、他のエキス旨味とナチュラルに結びついた塩味にも思えてきますよ。いわゆる「「鶏塩」という単純さじゃないね。特に申し上げたいのは、乾物系の旨味が実に巧妙と言うところ。個人的には節系の旨味の接触がキッカケで結びついたような妄想が広がる一方、きっとそれだけじゃなく、昆布とか香味野菜とか、ちょっとづつでもたくさんの旨味が溶けているような感覚がいい・・・・・。
 
 
 
 
 
<薬味> 香味野菜の軽やかさに溶けるフライドオニオン!甘みと香りでぐぐっとレベルアップ!

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 次第にスープの旨味表現がまとまり始めます。きっかけは、フライドオニオンが溶け出すポイント。揚げた香ばしさと油のコクが、徐々に広がる。そして玉ねぎ本来の甘さが、熱を予め帯びたこともあってすでに高まってる。それが一気にスープに放出されますので・・・全体に強く反応してゆきます。香ばしさがライト感ありつつ強く反映するし、また後味に甘みを醸し出すところが好き。また麺の地肌に貼りついたりして、歯ごたえに面白みを与える。味風景の変化としてはとても優れた薬味で、今回もその役割を存分に発揮!。
 

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 また薬味とは違うんだが、青菜が凛々しい。そしてその先端には細かい刻み葱がまとまっており、青さの清涼感と仄かな苦味。そして甘味を醸し出す様な仕掛けになっとります。
 

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<麺> 自家製麺!全粒配合の風味良さ!全体的にきめ細かくホワイティ〜なストレート細麺!スパスパ歯切れよく汁を吸い込んだ旨さ絶品!

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 支那そばやの系譜をまさに表すストレート細麺。色白さがとても印象的で、加水高めで密度感が低め。コシ付きがとても柔らかしなやかで、麺と麺がいつも寄り添ってスープの持ち上げが高いです。汁吸い込みが優れている上に、麺の隙間にスープがよじ登ってくるような持ち上げの良さが印象的。そして、以前より増して全粒の配合が見て取れ、風味の良さと見た目の風流さもありあり。
 

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 ライトな感じで口元や内頬、舌の上に当たります。啜り揚げても抵抗感がないほどで、ズボボボボボボボボーーーーと吸い込むのに思わず力が入る!。そして前歯を当てると安易に千切れ、続いて奥歯へ運んでプレスにかかるとあっけないほどにクチリと潰れます。この時すでに汁の味わいが染み込んでいるので、そんなに咀嚼しなくとも、唾液と糖化し一体化した旨味が感じられる。旨い!と思った瞬間にはもう飲み込んでいるんだが・・・。あとは喉ごしのシルエット感を追うだけで、次から次へ麺に箸が伸びるのです。
 

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<チャーシュー> 王道2種の鶏豚!いや、厳密には3種3様な旨さの展開?特に食紅でお化粧された吊るし豚ロース肉で迫力満点!

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 2種の素材で3種の味わい!?いや、厳密には3種3様な旨さの展開です。以前より増して肉が旨かった!。まず鶏胸肉。4枚トッピングされる中で2枚を占めます。もう自分の中では「またおま」感すらあるパフパフな鶏肉ですが、これが飽きない。しかしこれは飽きないどころでなく、肉質の柔らかさに厚みがあって、噛み始めると、千切れる前に肉繊維が解ける様にスローモーション感覚で潰れてゆくのです。そしてその淡白な滋味あるや旨し!でして、思わず残りのビールをあおる次第。何がどう特別と言うより、柔らかさの仕上がりが最高でした!。当然スープに沈めて吸わせてから食らうのがオススメ!。
 
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 そして豚肩ロース。鷺ノ宮に通った頃は、もっとレア感が高いタイプで、スープで熱調整しながら食らった様な記憶。それよりは熱の入りが高いが、全体的にほんのりとピンク色を残しております。このため赤身に差した脂身が程よく蕩けて旨味を浸透させてる様なイメージ。肉本来の味と脂身の甘さ、そしてスープに浸した時の旨味の一体感があって旨し!。他の薬味などと絡ませてもう旨かろう。
 
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 さて、ニューカマーの吊るし叉焼!?。食紅に彩られたロース肉。分厚目にスライスされてスープに浸っているんだが、他の肉とは違う種類の旨味を感じます。やはりカットされて汁に浸っても、肉が香るニュアンスがありまして、燻しの様な雰囲気も微妙に感じるところが旨し!。これは酒にも合うが飯にも合うね。これは噛み締めて旨しなところがありますので、ぜひ意識して咀嚼を増やして欲しいと思う次第。妙な話・・・食い始めて後半になると、腿肉にも思えてきた(相当酔ってたか??)。
 
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<ワンタン> ミドルサイズで2個入り満足感!細かくシンプルな塩味ひき肉感!尾ひれが強調されたワンタンが気持ちよく滑る

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 タイプとしては三角巾タイプです。通常なら肉餡は少なめでワンタン自体の滑らかさを楽しむものかもしれませんが、これは肉餡とワンタンおヒレを両方楽しむのがいいですね。つまり肉餡もふんだんで大きい!肉餡の感触とワンタンの滑らか滑りを、是非両方楽しんでください。ワンタンの尾ひれも大きいので、レンゲのくぼみに押し込むのに一苦労しますが、ぜひ一口で食せませう。
 

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 餡は鶏豚の粗びきっぽいタイプで、練りこみはほどほどあり細かい感覚。プチプチした歯応えではなく滑らかな肉団子気分。味付けは塩味メインで、スープの余韻と肉餡本来の肉味で楽しめます。ワンタンは肉厚でグルテンの伸びきったちゅるちゅる感が実にナイス!ワンタン本体の風合いを残像として残すような味わい感がありありです。他のメニューでワンタン麺もありますが、特製で大ぶりが2つ入っていれば、かなり満足。そう考えるとかなりお得感がある特製ですね。
 
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 白身ふわふわ!卵黄しっとり!軽めのタレ染み込み具合でより玉子自身のまったり感が映える!

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 淡白な色合いに感じますが、塩味玉ではなく軽く醤油ダレに浸してあるような仕上がり。白身のふるっとした感覚がとても旨くて、中の気味はトロトロ&ねっとりとアピールしております。卵黄は、芋羊羹状態になる部分とジェル部分が半々。沸騰後9〜10分と言った感覚でしょうか。
 

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 味わいとしては、漬け出汁の塩気と甘味のバランスが良いため、卵黄の本来味によく馴染んでます。コクが混じってマチュアな甘味が深まりすぎない程度に・・・ややフレッシュ感を残す様な旨さ。当然卵黄の濃密さは完璧で、出汁に沈めようとも形をかえず蕩けようともしません。
 

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 だがスープに混じると一気に玉子らしいコクが広がる。少しスープに滲んだ卵黄って・・・とても旨くてマッタリとしていて旨し。後で気がつきましたが、これ名古屋コーチンの味玉なんですね。最近なら100円では食えないところも多数。ならプラスして加える価値ある味玉であります。
 
 
 
 
 
<〆飯> チャーシューご飯!吊るし焼豚のサイコロカットが満載!醤油ダレとペッパーの助演で別腹でガッツリ食える旨さ!汁かけても旨し!

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 おそらく滅多に来れなくなるのだから、思いっきりサイドメニューまで手を広げてしまいましょう!。こんな時にはチャーシュー系ですよ。迷わず「チャーシューご飯」をチョイスしましたが、配膳の瞬間、「叉焼ご飯」と言うイメージ。そう!吊るし叉焼のみをサイコロカットして、これでもかとてんこ盛り!。箸やレンゲで食おうとすると、肉が溢れそうになるのを防ぐのに苦労しながら食い進めましょう。
 

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 嗚呼、この肉・・・汁に浸っても旨いが、やはりダイレクトに食うとか胡椒とネギを紛れさせて食らうと格別!。噛み締めると肉汁が滲むのね!そしてその汁に燻しの余韻の様なものを感じるし、何より奥歯で全体を潰せるサイズ感が楽しい!。これは腹パンでも間違いなく食えるカット叉焼!酒も進むかも。
 

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 またご飯には少しチャーシューのタレがかかってるのか?それがまた旨くて白飯だけでも食い進められる様になってます。だからチャーシューと絡めて食らうと、箸が進むスピードがさらに倍になってしまうと感じる興奮!。どうせなら3倍速にして食ってやろうと、残った塩スープを少しだけかけて食らい、一気にフィニッシュとなりました!。嗚呼、飲んで食ったと言う満足!。
 

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総じまして「新たな拠点で新たな進化!支那そばスピリッツ継承者の意気込み感じる・・・迫力の旨さ!並んででも食う価値あり!」

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 ・・・と言う感動!。これで遠くになってしまい滅多に来れんと思ったものの・・・正直また食いたいと思いました。そして、やはり支那そば系譜は、横浜にあると似合うねと言う感覚。きっと地元リピーターが既にできてると思われ、行列は多分ずっと収まらないでしょうね。今度は気候がもっと過ごしやすい時、携帯折り畳み椅子と本でも持って、並びも楽しんでみようかと思います。まだ、つけ麺食ってないし、その内に限定も出ることでしょうから。東急田園都市線利用者、また神奈川のラーメンファンには激しくオススメ!・・・って言わなくとも集まるか(汗)。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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