豚骨一燈からのリニューアル!?新たな系譜のスタート!
麺屋 鈴春 (東京・本郷三丁目) 塩味玉らーめん + 挽肉丼 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> 具材の質感アピールの高さはさすがは一燈系譜!スープもただ物ではないエキスの溶け込み感!
- <スープ> 最初のひと口目で明確に伝える鶏油の旨味!裏打ちする魚貝の溶け込み!清湯なれど旨味は濃密濃厚!
- <麺> 平型の多加水ストレート麺!良くまとまり汁を持ち上げる!良く浸透させスープとの一体感を高める!超微細な小麦ふすまで甘味あり!
- <チャーシュー> 2種肉!鶏油香味とベストマッチなフカフカプルプル肉厚鶏胸肉!肉本来の旨味と脂の芳醇な甘みを伝える豚ロース肉!どちらも大判でナイス!
- <穂先メンマ> 大ぶりゴツゴツした長尺竿型が2本!下味と出汁の旨味を繊維のスキマ溜め込んで旨し!
- <味玉にハズレなし!> 見た目ハードだが中は円やかマイルド仕立て!出汁と融和したネットリ卵黄がマチュアな濃密感で深い味わい!中は熱々!
- <〆飯> 挽肉丼!肉粒がとっても大きくワイルド感ある「鶏そぼろ丼」と言う感覚!甘めの味付けが食を進ませる!最後は少しスープをかけて旨し!
- 総じまして「透明感に溶ける鶏と魚貝の濃密旨さ!さすが名店系譜ハイパフォーマンス!並ぶ価値あり近くに来たら是非是非!」
場所は、本郷三丁目とな・・・あれ?このエリアにも一燈系無かったっけか??と思って来てみたら、やっぱり見覚えがあるロケーション。豚骨一燈 本郷店の跡地だね。そのためかスゲーたくさんの開店祝の贈花だよ。それだけ関係者広く知られた新店舗だったようで、すでに名だたるラーメンブロガー・レビュアーさん達が訪問済。今更ながら自分の情報アンテナの低さには参るね・・・。
それにしても9月だというのに暑いのなんのって・・・。店前が直射日光がモロに当たる場所で日陰がねぇ。4人並んだ後に連結したが、あと2~3人多かったら並ぶのに萎えてたかも。15分程度でカウンターに座れたから良しとするが、これだけ暑くて汗かいたら、ビールを激しく欲するところだが・・・ここはググっと我慢!。腹いせに、サイドメニューを追加させてもらいましょう。
<全体> 具材の質感アピールの高さはさすがは一燈系譜!スープもただ物ではないエキスの溶け込み感!
さすが一燈関係者、接客がすこぶる良い。暑さとビールが飲めないイライラが吹っ飛ぶ。まず先客への配膳が進むが、それぞれスマホやカメラでパチパチ・・・その手慣れた動作に同じ匂いを感じましたよ。一番遠くにおられた方は以前にもよく見かけた方で、察しはつくが挨拶までは・・・・。誰か思い出そうというのを諦めたころに配膳完了。仕事早いなぁー・・。それがこんな麺顔です。
おおお!いきなり肉感とスープのエキス感が物語る雰囲気に飲み込まれそう!デフォルトの価格設定ややや強気だなと感じてたんだが、麺顔のオーラで何となく納得。さすが一燈系と言うか、肉感が崇高で迫力がまずあります。デカさと質感の高さがあってこれは絶対に旨いと説得力がありあり。そしてスープが透明感あるんだが、妙にエキスの深さが伺える印象で、ただものは無さそう。香味油の漂いも大きく、鶏塩かニボ塩かどっちだと予想してたんだが、明らかに鶏塩系だね。ただ煮干っぽいエキスの浮きがある模様。意外なのは味玉の色の深さ。コッテリ系に乗せても張り合うような味の濃さなんだろうか・・・。
<スープ> 最初のひと口目で明確に伝える鶏油の旨味!裏打ちする魚貝の溶け込み!清湯なれど旨味は濃密濃厚!
さてスープ!これをまず頂くが、レンゲを沈めた瞬間から鶏のエキス感がありあり。白いレンゲだからキラキラ光る成分が丸見えです。そしてレンゲを持ち上げた瞬間から、既に鶏油のニュアンスを感じ始め、口に入れたらもう鶏の旨さが溢れておりました。うわぁー見た目以上に旨さが濃ゆい!塩気強いという意味ではなく、旨さが豊潤てつまってるって感じ。清湯系に見えてまるでじっとりしたような旨味の濃ゆさよ!。かと言って鶏油特有のバター感はある程度抑えられている点、スッキリさもありなむか・・・。これは楽しく明るい旨さ!。
しかしそんなに単純なわけもなく、鶏塩系と割り切れないんですよねー。つまり魚介系、いや魚貝系というべきか、乾物類を含めた旨さも深いのでは?。個人的には表層の成分の浮きから、煮干系が溶けていると思われ、それもかなり上品なタイプで白身魚系かも知れんと、妄想が止まりません。しかしそれだけでなく、どこか滋味深い余韻もあるなぁーと感じるところは貝類か?。ホンビノスのような明るさとは違い落ち着いた風合い・・・となれば浅利??。しかし、全体的な余韻は鶏系に占められているので、細かい部分は鶏油がブロックして分からん・・・。
全体的には、塩のパンチと言うより、素材に寄り添う塩味と言うイメージ。食べ応えのある塩清湯といった感じで、白飯に注いでもそのまま美味しくいただけましょう。清湯なれど旨味は濃密濃厚!。さすが新店舗といえども一灯系の実力といった感じです。
<麺> 平型の多加水ストレート麺!良くまとまり汁を持ち上げる!良く浸透させスープとの一体感を高める!超微細な小麦ふすまで甘味あり!
実に滑らか!平型の切り口できっぱりとしたストレート麺。やや加水が高めで色白だが、微妙に小麦麸が練りこまれた感覚で、これがなかなか素晴らしい。箸で引き上げると纏まりやすく、スープの持ち上げがそこそこ良いです。多加水のしなやかさもあって滑りがナイス!。そして前歯と舌で千切るとプツプツプツプツと柔らかくもリズミカルに切断されるのが快感です。奥歯へ運んでクチリと潰すと・・・嗚呼、麺の風味は既に出汁と一体化しており、唾液と混じれば別の甘味へと感じる・・・。
そして意外と汁を浸透させる多加水麺なのね。中盤以降はますます出汁と一体感ある旨さを味わえる様子。終盤に近づくほど微妙に透明感を増すところが、汁と一体化してるサインでしょう。それでもダレたイメージもなくて、麺のエッジも感じられるほど。だからなるべく噛もうとするんだけど、やっぱりすぐに飲み込んでしまう・・・・。喉の奥へ落とすと、喉越しシルエットも微かに感じられるのが平型麺のイメージだったりしております。
<チャーシュー> 2種肉!鶏油香味とベストマッチなフカフカプルプル肉厚鶏胸肉!肉本来の旨味と脂の芳醇な甘みを伝える豚ロース肉!どちらも大判でナイス!
鶏豚2枚のチャーシューだけで、麺顔の約4割を覆っております。デカイ。そして質感も圧倒。まず手前の鶏胸肉が実に分厚い。外側にはペッパーを貼り付けており、食らうとその旨味も確かに肉に染み込んでいます。どこか洋風にも感じるテイストで、噛み締めると・・・毎度の例えだが化粧パフのようなフカフカ感覚。また繊維質が柔らかくもみっちりと詰まってますので、持ち上げるとプルプルと力強く震えるようです。鶏胸肉本来の優しい滋味に、豊潤な鶏スープが絶妙にマッチし、普段より明るい旨さに仕上がっているのも特に秀逸でした。
ロースの一枚肉も久しぶりに食った気がします。脂身と赤身がきっぱりと別れ、それぞれの旨味を楽しめるし併せて食ってもまた楽しい。赤身部分はやはり鶏肉よりは引き締まった歯応えですが、こちらの方がずっと噛み締めて味わう楽しさがあるような・・・。スープを吸い込むと言うより濡れてる状態を奥歯までダイレクトに運びぎゅっと顎の力を入れると、豚肉本来の旨味って感じ。スープの旨味がアシストして旨し。そして脂身もまた楽しくて、多い部分を同じように噛み締めると脂に甘味すら覚えるコク深さがあります。残った部位を最後はまとめて食いましたが、赤身と脂身の旨さが一体化した旨さが秀逸!。肩ロースよりは豚食ってる!って感じがしますよねぇー。
<穂先メンマ> 大ぶりゴツゴツした長尺竿型が2本!下味と出汁の旨味を繊維のスキマ溜め込んで旨し!
デカ!メンマがデカイ。それに2本もあります。画像では分かりにくいが、これ極太メンマに相当するサイズ感でして、色合いから下味の深さも伝わると思います。しっかりとゴツゴツした形状も明確に保っており、やや硬いのかと思わせながら、実は解けるように繊維が砕けちぎれてゆくのが面白い・・・。こいつも素材の素味と下ごしらえの味がしっかりキープ。そこに鶏スープが混じって、ほんのりと明るい味に変化しながら味わえます。味とボリュームと質感の高いメンマなので、別皿でビールや酒と合わせたい逸品かと!。
<味玉にハズレなし!> 見た目ハードだが中は円やかマイルド仕立て!出汁と融和したネットリ卵黄がマチュアな濃密感で深い味わい!中は熱々!
見た目は濃厚つけ麺向けかと思えるほど濃ゆい色合い。さぞかし濃密感あって味が濃ゆいのだろうと思って割ってみると、表層だけでした。あとは馴染みのある淡いクリーム色した白身が多く、部分的にフルフルしてる柔らかさ。もっとハードな味かと思えばマイルドな感覚。
しかし卵黄はすごくリッチな旨さでした。全体がまるであんぽ柿のようにネットリとしており、出汁と一体化したマチュアな旨さがありあり。甘味とも塩気とも言いにくい味の濃密さが素晴らしい!。酒のアテとしても十分に通用する濃ゆい旨さで、割ったのをスープに浸してみると、スープと融和した旨さがまた素晴らしい!。嗚呼、やはり味玉の旨さにハズレなし!。
<〆飯> 挽肉丼!肉粒がとっても大きくワイルド感ある「鶏そぼろ丼」と言う感覚!甘めの味付けが食を進ませる!最後は少しスープをかけて旨し!
「挽肉丼」と表現されガッツリイメージが頭に浮かびますが・・・イメージとしては「ワイルド感ある鶏そぼろ丼」と言った感覚。150円とはお得です。挽肉の粒がかなり大きめで出汁を含んでふわふわしている。少し醤油の下味もありましょうが、鶏油のような濃密感もあり、また味醂??・・・少し甘味ある味付けですから、これは誰にでも好かれる旨さ!
そのまま食らってもいいが、鶏そぼろ系に、鶏スープをかけて合わないはずはない・・・と思って少しだけ汁をかけて味わいましたー。へへへ・・・狙った通りですぜ。これならフツーに丼飯サイズでも楽勝で食えそう。これは付けない手はありませんよ!激しくオススメ!。
総じまして「透明感に溶ける鶏と魚貝の濃密旨さ!さすが名店系譜ハイパフォーマンス!並ぶ価値あり近くに来たら是非是非!」
・・・と言う感動!。いきなり新規オープンでこの完成度はやっぱりすごい。本郷三丁目とお茶の水のちょうど中間地点ですから、アクセスにも良さそう。もう少し涼しくなれば行列店になりましょう。暑さ対策して早めに訪問するってのもいいかも知れません(暑い時は日傘がわりに雨傘を貸してました)。うう・・・すでに次は醤油をいつ食おうかと考え出してる自分がいる。一燈系譜のニューカマー!旨さ間違い無いから一度はおいで!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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