ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4298】 麺処 ほん田 秋葉原本店 (東京・秋葉原) 特製塩つけ + 昆布水 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜肉の香りと麺の風味!それらを塩気で活かす豊潤鶏魚介つけダレ!秋葉原のランドマーク的崇高つけ麺!

連休だから Go To TOKYO!Go To Ramen !この際だからビックネームを狙ってみた!
 


麺処 ほん田 秋葉原本店 (東京・秋葉原) 特製塩つけ + 昆布水 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 秋の連休!シルバーウィークって言うこともすっかり忘れてしまってたよ・・・コロナ禍のおかげでね。この際、思い切って東京を離れて遠征ラーメン活動しようかとも思ったんですが、どうもダラダラ気分が抜けず、近場で済まそうかと考えちまうオレ・・・すっかりダメだな、好きなものにも怠惰になってる。せめて少しでも、同じ東京都でも東エリアに行こうよと自分に言い聞かせ、中央総武線に何とか乗って、やって来たのが秋葉原です。この際だからビックネームを狙ってみよう!と「麺処 ほん田 秋葉原本店」へ向かいましょう。
 

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 開店時間読み間違えて、30分少々前に到着したが・・・やっぱり行列発生中。ま、12名前後だからマシな方かも?。そんな悠長なことを考えてたら、並んだ直後からあれよあれよと行列が伸び始めるよ!。開店時刻には絶対に50名以上はいたと思われる人気ぶり。あぶねー・・・・あと1分でも遅れて並んでたらとんでもないことになってたよ。
  
 しっかし人生の縮図と言うやつか、店前はガード下になっており、そこに住んでいる?人がおられるのですね・・・。荷物だけ置いてあるのかと思ってたら(汗)。きっと行列がエライ迷惑に思ってると予想できるけど・・・。光と影を感じてしまいまして複雑な心境でございます。
 
 

 

 
 
<酒> サッポロラガービール赤星!昼間っから飲むのは秋葉原では当たり前なのだ!気兼ねなし!

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 そんな人生の浮き沈みを感じながらも、私は何とか第一順に潜り込むことができまして、非常にラッキーでした。ラッキーついでに昼前からいつもの儀式ですよ!。昼ビール!だって休みだもん!。秋葉原にラーメン店数多くとも、決してブランドだけでこの店を選んだわけじゃなく、ここには赤星があることを知ってたから!。まずは念願達成!。
 
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 サービスお通しも到着。お?以前のお通しが素晴らし過ぎたのか?少しボリューム感が減った気がしますが、いえいえ、相対的じゃなく絶対的に改めて考え直せば、なかなか良い質感ですよ。メンマは深い味わいだし少し辛味も効いてて酒を進ませる。また肉は鶏と豚の旨さを伝えてくれるし、しっかり3種の肉を楽しませてくれる!。多客は赤星を追加するほどハマってました。
  
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 このサッポロ公式グラスは、実に泡立ちやすいように仕向けられてるのか、いつも失敗して泡をこぼすが今回は成功!。いいビールは泡もいい。これ嫁はんの言葉(一体何者のつもりか?)。言われてみればそうかも。私はビールは苦味とか味を楽しむタイプですが、嫁の話しでは喉越しが第一とか(汗)!。ビールに関しては思考回路がオレ以上にオヤジでして、実に不思議ちゃんでございますな。
 
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<全体> デカイお皿のお洒落演出に埋もれず・・・質感高いつけダレと浮かぶ肉!素朴と洗練感じるストレート麺が迫力だね!

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 実は、今回は「特製醤油」を食らうつもりで並んでたんですが、行列客の話す会話が塩ベタ褒めで、暇だからラーメンデータベースでこの店の板を眺めていると、やはり塩系ばかりが並んでいて全体評価も塩が上か??。前回は塩の汁系食ったのですが、何となく情報に流され、気がついたら「特製塩つけ」のボタンを押しておりした。丁度ビールが空いた頃合いに、薬味→麺→つけダレの順で配膳。揃った麺顔はこんな感じです!。
 
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 おおお!麺皿デカ!そして美しくローリングしており、いかにも質の良さそうな深い緑色の海苔が扇状にトッピング。対角には艶かしくも豊潤なオレンジ色した味玉の卵黄!。いかにもハイソなつけ麺ってな雰囲気がバリバリ。方やつけダレはと言うと、動物系のエキスが豊潤に溶けているようで煌めいてる。そして肉が沈み切らずに表面まで盛り上がっておりますよ!。さすが特製と言う迫力!。また、よろしければと、塩と酢橘のカットも手渡されて味の演出深さ?味の計算高さ?も感じてしまう・・・さすが東京の名店の品だね!。
 

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<つけダレ> 丸鶏のエキス感豊潤にして拮抗する魚介の香りと旨味!塩気の柔らかさも染み入るね!浸ったチャーシューも出汁の素!?

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 さてつけダレ。まずはレンゲでひと啜りしますが・・・ちょうどいい塩梅とはこのこと。つけダレだから多少尖ったり強めの塩気があると思いきや、そのままグビグビと十分に飲み干せそうな濃密度。後々になって味が薄まりはしないか?とも老婆心が過ぎるものの、鶏の旨味が明るく映えるので旨さ楽しくてなりません。これはきっとブランド系の丸鶏煮出しなのではと・・・早速妄想が加速する。多少の香味油としての鶏油はありましょうが・・・バターのような妖艶さはなくてバランスいいね。
 

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 しかしこの落ち着く味わいの感覚は・・・確かに魚介の溶け込みと察します。色々複雑な構成なのでしょうが、個人的には煮干系のエキスが主体にも思われ、苦味のないタイプで単純に甘ったるいタイプでもない・・・出汁としての香ばしさが響くイメージ。しかも濃ゆく。
 

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 さらに前回の汁系も同様だったんだが、出汁の香ばしさにはチャーシューの影響を感じる部分もあり、例えばローストされた鶏肉の皮。または吊るし燻された豚肉の香りがつけダレに溶けているとも感じます。ひょっとしたら、豚系の脂が香味油に混じってるのか?。はたまたベースの煮出しに豚肉が既にあったのか?。ともあれカオスな旨さは確実。
 

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<麺①> 酢橘と塩!まずはこれだけで麺を楽しむべし!つけダレ不要と思える麺のダイレクトな旨さ!

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 つけダレの崇高な質感が分かったところで、いち早く麺を引き揚げてつけダレに絡め食いたいところをグッと抑えましょう。まずは麺の素性を確かめる。全粒打ち込みがありありと感じられる、ストレート麺。そしてどちらかと言うと加水は高めです。流水と氷水で締められてるので弾力はややハードですが、その分風味がましてうまい。
 

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 酢橘を絞りかけて、そして塩を麺にダイレクトに散らします。まずはそのまま食らいましょう!。きっと驚くはず。おいおいおいおい・・・つけダレ必要か??。このままこの味わいだけで全部食えそうだよ。麺自体が風味高く、味わいを感じて甘いと感じるような・・・仄かな味風景。塩気と甘味のクロスは無限に食える方程式です。酢橘がまたいい!。プレーンな状態に濡れた麺地肌に、柑橘類の酸味が実にマッチ!。塩気と甘味と酸味がクロスオーバーして、さらに旨味が広がります!。讃岐うどんでも似たような体験したことがるが・・・麺の甘味はこちらが上かと?
 

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<麺②> 滑らかで上品!かつ全粒打ち込みで素朴さ感じる多加水系ストレート麺!素地の風味が汁に浸ってもイキイキと感じられる!たっぷりつけダレに全部浸して食らうべし!

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 塩と酢橘の美味展開が過ぎ去ったところで、あとは心ゆくまで、つけダレに麺を絡めて食らうべし。見ての通り、全粒が多く打ち込まれた麺なので風味が高いのか?。美しくパラレルにまとまって一糸乱れずローリングする麺は、実に崇高な感覚を与えます。しかし、その地肌の淡い褐色とランダムな全粒斑点が、食らう側には素朴と映ります。引き上げると、引き締まってるようで意外に縦にも伸びるのね。
 

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 タレに入れて味わうと、麺の冷えと出汁の熱さ・・・いわゆる「ひやあつ」の感覚が口に広がります。冷えた温度の麺風味高まりと、タレの熱さから伝わる素材の旨味が、双方昂まりながらぶつかる味風景!。これが「つけ麺のダイナミズム」ですよ。濃厚つけダレじゃなく、淡麗系の方が「ひやあつ」の楽しさが如実だね。
 

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 麺を次から次へと浸しだすと、徐々に麺の風味もつけダレに移りましょう。炭水化物が酵素で糖化したようなものが???つけダレにも溶けるようで、ゆくりと霞が増えてゆくようです。こんな時には海苔も活用しましょう。例えば、麺に巻きつけて出汁に沈めながら食らうとか。いっそのこと海苔の風味もつけダレに溶かして、旨さのカオスを高めて楽しみましょう!。
 

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<チャーシュー> いつもの迫力!高品質3種の豚豚鶏構成!外の焼き目と燻しの香り高さ!中の肉の柔らかさ絶品!

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 秋葉原に移転してからは、肉がすごい!肉の旨さアピールの店!と言うイメージ。前回は汁系で一面に広がる肉展開に度肝を抜かれたっけ。そのイメージが強過ぎてゴメンね!。つけめんの場合、つけダレから溢れているとは言え、肉の大方が沈んでいるため、見た目はそれほどキャッチーではないかも。逆の言い方をすれば、掘っても掘っても肉が出てくる楽しさとも言えますがね。
 

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 豚は肩ロースかと思ったがバラ肉!?。ローストによる周囲の香ばしさがしっかり打ち出されており、肉汁が集中している部分。タレの熱で汗をかいたように脂が滴り染み出し、また全体に広がるような仕上がり。噛み締めるとすごくフカフカな感じがして、噛むほどに肉汁で喜ぶオレです。
 

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 さらに鶏モモ肉・・・こいつもいいね。これも皮の部分がしっかりローストされており?・・・いや厨房に目をやるとフライパン?これはポワレだったのか!。オーブンだと勘違いしそうでした。皮の深い琥珀にも感じる焼き色がパリパリして素晴らしい。それがつけダレで半分しっとりしてる旨さ。肉部分はモモで、噛む弾力も楽しい。その柔らかさはもう「ふかふか」で胸肉に匹敵。肉汁も豊富でさらに旨し。
 

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 そして肩ロース肉の吊るし。食紅の色合いがいいね。これがやっぱり深く燻しが効いてる!。香ばしさが逞しく、つけダレにも大きく染み込ませています。肉の熟成旨味も燻味に加わったような深い味わいで肉厚!。嗚呼・・・この肉ならサッポロ赤星を2本くらいかるくイケると思うんだがね!。次回はチャーシュー増ししてやろうかしらん!特製で更に肉増と言う男前な行動を!。
 
 
 

 

 
<昆布水割> 麺に絡めるもいいし・・・つけダレに割り入れるもよし!自由自在で楽しさと味わい深さアップ!

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 勝手に「昆布水のつけ麺」だと思い込んでたんだけど、券売機に「昆布水」ってボタンがあったものだから、押しておかないとイケナイと咄嗟に反応しただけです。これは、フツーは麺更にドバドバとかけるものなのでしょうが、麺に少しかけては素の味わいを楽しみ、あとはなるべくつけダレに投入して、割りスープ的に楽しみました。やはり・・・昆布水の粘りからくる旨味成分・・・フコイダンだっけ?。動脈硬化を防ぐらしいから、年配ほど摂取しておけと言うことですな。激しくオススメ!。オレ自身に特にオススメ!。
 

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<味玉にハズレなし!> 湿り気とトロミを感じる感じる柔らか!芳醇でマチュアな甘み!タレに沈めて食らう楽しさ!

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 つけ麺の場合は、最初から割ってくれるのね。嗚呼・・・やはり完璧。深く出汁が浸透して締まりがあると思えば、箸でさわるとふわふわです。白身はプルン!卵黄はトロトロとした仕上がりで、深く出汁が染みて旨し。塩系のつけダレに浸しても甘味を感じる仕上げだと分かります。
 

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 卵黄だが・・・これが実にマチュアとも感じるねっとり感覚。以前はあんぽ柿のようだと比喩しましたが、やはり舌全体に絡みつく感覚はハンパじゃありません。オレンジ色が深く濃ゆく、見た目通りに深くて熟したような甘味!やっぱり今回も酒のアテにしたい衝動を覚えるかと。旨し!嗚呼・・・やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 
 

 

 
 
<スープ割> やはり熱々の薄味魚介出汁で割ると落ち着くね・・・・昆布水も出汁として貢献!

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 もし宜しければと・・・差し出されたのが、小さい器に注がれた割りスープ。昆布水で割っておしまいだと思ってたが、せっかくもらったのだから活用しましょう。昆布水がタプタプと浸った状態で、一気に熱々のスープ割りを全投入。それは淡い魚介出汁でした。
 

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 面白い!昆布水の粘り気が一気に低下するのね・・・。気のせいか昆布の旨味のフィーリングも心なしか変化したようなイメージ。これは単純なスープ割以上の旨味の高さが広がりますね。最後の最後で面白い展開で満足!。
 

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総じまして「肉の香りと麺の風味!それらを塩気で活かす豊潤鶏魚介つけダレ!秋葉原のランドマーク的崇高つけ麺!」

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 ・・・と言う感動!。これは確かに並んででも食らう価値あり!でしょうか。しかし乍ら、秋葉原のメインエリアで超行列状態ですので、それなりの覚悟は必要かと。確かに強気な価格設定ではありますが、せっかく東京、せっかく秋葉原に来たのなら、食って思い出になること間違いなし!。在京ラーメンファンに限らず、東京ツーリストにも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした
 

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