ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4204】 麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹) 煮干 冷やしらぁ麺 set 〜まさに名作!旨味に温もりすら感じる冷製煮干しそば!一回食っとけ夏の逸品!

毎年食らうことに決めてる冷やし系!間違いない旨さ!
 

https://youtu.be/Kxgjx1SV_N8

f:id:TOMASSOON:20200622122241j:plain


 

 この一杯は冷やしの中でも名作!毎年食らうと心に決めております。今年もそろそろ提供開始とは知っておりましたが、ご存知の通り行列がエグイため訪問タイミングを見計らうしかない。比較的ねらい目と思われる、雨の強く降る月曜日にターゲットを絞って突撃!。何とか開店第一巡目をゲットいたしまして、めでたく今年の安堵を勝ち取りました。
 

f:id:TOMASSOON:20200622121004j:plain


 
 何たって限定一日30杯。人気店なら天候次第では午後過ぎには完売ですからね・・・焦ってた次第。午後からまだ仕事が残っておりますので、今回は悔しいが酒抜きで対峙いたしました。持ち込み可能ならノンアルコールビールでも味わいたいのが本音(笑)。
 

f:id:TOMASSOON:20200622121005j:plain


 
 因みにこちら、開店以来ずーっとレギュラーメニューに変動はないのですが、それでも少しづつ変化を加えているとのこと。煮干の配合や濃ゆさ、最近では鶏を阿波尾鶏に変更したとの情報もあり、毎回そんな変化を楽しむのが粋なのです。さて今回はどこか変わったところあるのだろうか?
 
f:id:TOMASSOON:20200622121006j:plain
f:id:TOMASSOON:20200622121007j:plain
 

 
 
 
<全体> 冷製なのに煮干の香りが漂ってきそうなしっとり感覚!

f:id:TOMASSOON:20200622121020j:plain

 
 
 私は滋味な部類ですが常連のつもり。食券をスタフさんに手渡しますと、わざわざ「まいどどうも!」と声かけてくれます。デカめのマスクしてても、年恰好が他のお客からだと浮いて見えるのでしょうかね:苦笑。今年初の名物冷やしで逸る気持ちを抑えつつ・・・ガッツリ対峙させてもらいましょう。そんな今年の一杯はこんな麺顔でした!。
 

f:id:TOMASSOON:20200622121009j:plain


 
 おおお!一年ぶりというのに旨さの記憶がフラッシュバック!。薬味の揚げ玉葱と出汁氷はトレードマークなようなもの。これが冒頭からしっかりと楽しませてくれるんだよねぇ~。そしてチャーシューは例の鶏胸肉。チャーシュートップクラスのこの店ならではの、刺身のようなしっとり感が、見ているだけでありありです。そして冷たく引き締められた全粒粉配合のストレート麺は、煮干しの汁にひたひた浸っており、スープ表面にうごめく香味油は実にゆったりと漂いながら、キラキラと光り輝くではないか・・・。淡麗で煌びやかなのに、煮干しの落ち着きのためか、崇高にも感じる麺顔ですね。
 

f:id:TOMASSOON:20200622121010j:plain

 
 
 
 
<スープ> オイルにも浸透する煮干しの甘味!香ばしさ!冷たいのに温かみを感じる旨さ!

f:id:TOMASSOON:20200622122139j:plain


 
 嗚呼、冷えてても旨い。さくら井の煮干しは「甘味」が淡麗なほど素晴らしい。魚粉のようなストレスはなくナチュラルな煮干甘さの抽出が見事なのだが、甘味に優しさがあるというか・・・そういう印象が濃ゆいから旨味に温かさすら覚えるイメージ。冷製なのに温かみとは矛盾しているんだが。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122145j:plain


 
 もちろん煮干し特有の香ばしさもあり、苦味やエグミとは一線を画する旨さだと感じ入っております。片口鰯のようなニボニボ感ではなく、昆布とよく似あう和出汁感覚。蘊蓄ではアゴを使用とありますが、確かにこの上品さにはその説得力がありますな。今年もナイス冷や煮干しだぜ。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122146j:plain

 
 
 
 
<薬味等> 歯応えと香ばしさで楽しませてくれる揚げ玉葱と出汁氷!

f:id:TOMASSOON:20200622122142j:plain


 
 この薬味展開がいいね。煮干の甘さと香ばしさだけでも十分楽しめるが、中盤以降は一気に全体をかき混ぜてゆきましょう!。揚げ玉葱が一気に広がる!。あの玉葱特有の甘さ!そしてカリカリでクランキーな歯応えが、全体的に涼し気でしっとりしていたところに、明確なる味の色付けをしてゆきます。淡麗冷やし系なのに、一気に食欲に火が付くという展開。味わいの第二楽章の始まりといったところでしょうか!?
 

f:id:TOMASSOON:20200622122150j:plain


 
 そして出汁氷がナイス!。これは鶏ガラ出汁を凍らせたものらしく、ゆっくりと溶けてゆきます。一気にかみ砕いたりすること勿れ。ゆっくりと溶けてゆく中で、煮干しの味わいに、動物系の旨味がゆっくりと移ってゆくというのが演出です。なのでこの味風景の変化を楽しんでもらいたい!。また最後の茶漬け割でも効果を発揮するので、大切に最後までキープしていただければ幸い。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122228j:plain

 
 
 
 
<麺> 三河屋製麺:平型中太ストレート麺!引き締まりのクッシリ感に甘味と風味を感じる逸品!

f:id:TOMASSOON:20200622122141j:plain


 
 さあ次に麺だ!わくわくしつつ箸でリフトした途端に驚いた!なぬ!今年から平型太麺に変更なのか!。やっぱりやってくれたぜい・・・2020年バージョンは平麺仕様でございました。全粒配合であることは踏襲のままですが、ひょっとして配合が若干増えてないか?とも思える充実ぶり。こんな事なら大盛にしておけばよかったよ!。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122148j:plain

 
 
 平型だとピラピラと柔らかい腰つきなのかと思いきや・・・実に引き締まりのある歯応え。このため麺素地の風味が実に深く味わえると思われます。冷えた煮干し出汁に浸って濡れていても、麺の味わいも確かで、咀嚼していくうちに出汁と一体化してゆくように、妄想しながら楽しみ味わう・・・旨し。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122224j:plain


 
 平型だとやっぱりスベリも印象がだいぶ違うね。この店では初めて食する平型麺。淡麗なスープを纏ってスルスルとのど元を駆け抜けるが、舌ざわり以降のシルエット感もなかなか明確!。同じ仕様でも麺の形状が違うだけで、こうも全体のイメージが変わるものかと、今でも驚きが脳裏にこびれついております。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122226j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> いつもは柚子胡椒で食らうしっとり鶏胸肉を・・・煮干し出汁に浸しながら食う旨さ!

f:id:TOMASSOON:20200622122140j:plain


 
 いつもは冷酒か麦酒で、おつまみにする「チャーシュー皿」。東京トップクラスの拉麺チャーシューでして、豚鶏限らずしっとり感がエロいほど秀逸。鶏胸肉って、タレや出汁の味付けて味わうものと少し感じてた私が、肉の滋味に酔入れれております。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122147j:plain


 
 いつもなら、柚子胡椒を少しねじりつけていただくところですが、まずは煮干出汁に部分的にちょい付けで味わう。鶏さっぱり滋味に煮干しの塩甘さがバランス良く、淡麗に味わえますねぇ~。続いて後半になって全体をスープにひたひた浸透させながら食らう!。これはいかにも冷やしラーメン的な展開ですが、これも分かりやすい旨さ哉。しっとり肉を少し冷やしながら食らうのも旨いと今頃知った私です。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122229j:plain

 
 
 
 
<他具材> 煮干しに相性絶妙なる青菜の苦み!麺とコラボする自家製メンマの歯応え!

f:id:TOMASSOON:20200622122143j:plain


 
 いつも味わってるアイテム、青菜とメンマ。青菜が冷えた煮干出汁とよく合うね!。煮干のほの甘さと軽やかな塩気、そして煮干し特有の苦香ばしい部分と、青菜の清涼感ある苦みが実にコラボして旨し!。歯応えもザクっとしているだけ明確に全体に響き、実は痛快さも伴う旨さでした。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122230j:plain


 
 そして自家製メンマ。乾燥した材料を3日もかけて戻し、自家製で味付けするのだとか。これが旨い。実は再度メニューに「メンマごはん」を追加しても良いと思うほど上出来メンマで、繊維質が引き締まってコリコリとしながらも歯切れが異様に良いのです。もちろん味付けも醤油強くなく素材感ある旨さ。個人的には唐辛子を添えても旨かろうと妄想しております。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122231j:plain

 
 
 
 
<〆飯> 定番!セットの出汁茶漬け!飯の温かさと出汁と氷の冷たさの鬩ぎ合いを一気にかきこむ!

f:id:TOMASSOON:20200622122234j:plain


 
  初めてこの一杯を食らったとき、ご店主から「絶対に旨いですからお茶漬け追加されてはどうですか?」と言われたのを今でも覚えている。二言は無かった・・・人生素直に耳を傾けることは必要。ここまで来て茶漬けセットにしないと、画竜点睛を欠くというもの。猛烈に激しくオススメ!。
 

f:id:TOMASSOON:20200622122235j:plain


 
 さて出汁茶漬け自体が旨い食べかたなのだから、それは当たり前と言えばそう。しかし面白いのが「出汁氷」が残されるという食べ方。温かいご飯に冷えた出汁が浸透すると、「ひやあつ」の醍醐味が味わえるんだが、もっとそれをエスカレートした感覚。
 
f:id:TOMASSOON:20200622122236j:plain
f:id:TOMASSOON:20200622122237j:plain
 
 飯の温もりに出汁氷の冷たさが混じる。この氷こそが鶏出汁の固まりなのだから、旨味がアップし、ひやあつ感覚が増すばかり。最後の氷は小さいシャーベットの様にシャクリと潰れて溶けてゆく・・・。この儚さも旨しですな!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20200622122238j:plain

 
 
 
 
総じまして「まさに名作!旨味に温もりすら感じる冷製煮干しそば!一回食っとけ夏の逸品!」

f:id:TOMASSOON:20200622122137j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。今年の夏は暑いと聞きますから、これからますますゲットしにくくなりましょうが・・・今すでにまた食いたいモードになってるオレ。これは名作ですから並んでも食う価値ありでしょうが、ならば平日の雨がオススメでしょう。もうこれ知ってるよ!って方も、麺が変わってますから、その変化も楽しめましょう。冷やしファンなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20200622152641p:plain 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

f:id:TOMASSOON:20200622121004j:plain


 

関連ランキング:ラーメン | 三鷹駅

 

地域批評シリーズ30 これでいいのか東京都武蔵野市