ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4205】 成城青果 (東京・芦花公園) 塩そば + 味玉 + 肉丼 〜スタートアップにしては爆発力すら覚える淡麗塩の質感!そして肉丼!混む前に早めに行っとけ旨さ間違いなし!

おいおい・・・急に芦花公園が拉麺的に熱いぜよ!
 


成城青果 (東京・芦花公園) 塩そば + 味玉 + 肉丼 〜ラーメン食べて詠います

 

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 休日の朝、ソファーに横たわってパラパラとTwitterを流し読み。今日は何を食おうかとラーメンハンター気分・・・(笑)。この時期だから「冷やし系」中心に探っていたんですが、妙に引っ掛かる店がありまして思わず起き上がります。その店の名は「成城青果」・・・成城石井の青果部門でもあるまいし、謎めき感じる屋号ですな。
 

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 場所は「芦花公園」。うー・・・「中華蕎麦きつね」のすぐそばじゃん!。きつねも最近ノッてる感じらしいし、近いうちに再訪問しようと考えてたところ。それに京王線界隈は、他にも最近急にいい店出てくるので目が離せない(しろくろ・はな田も含む)。クヨクヨするくらいなら行っとけと思い、連食覚悟で時間早めに突撃してみました。
 
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 シャッター先頭を狙ってましたが、ありゃりゃ・・・30分前にすでに待ち客あり(汗)。それに続きます。その後、パラパラとおじさん世代の同類感ある方々が6名ほど連結。この店前はとても細くて狭い軒先的なアーケードが続きまして、行列ができると歩道を半分塞ぐ格好になってしまう。・・・しかもチャリまで通るよ。目で通行人に「すびばせんねぇ〜」と合図を送りつつ、少々早めに店を開けてくれて入店を果たしました。
 
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<全体> 配膳の瞬間から「名作拉麺」のオーラすら感じる650円!嗚呼・・・食う前から当たりを確信!

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 新規開店間なしだからか、メニュー絞ってる感じ。「塩そば」と「肉丼」オンリーな展開で、休日だけどお酒類はなし(号泣)。寂しいのでメニューをフルコンプライ!味玉と肉丼も追加させてもらいましたが、肉丼は塩そばとセットなら30円お得。そして早くから並んでたためか味玉はサービスしてくれて、差額をキャッシュバックしてくれました!ありがたし・・・・そんな麺顔はこれです。
 

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 おおお!マジかよTwitter・SNSで見るより実物の迫力はありあり!。淡麗塩の崇高な質感がバリバリで、しかもこれで650円と言う価格設定が泣かせます。京王線近いから思い出したが、かつての柴崎亭の感動を彷彿とするほど。それも麺線がとても美しく整ってローリングしてるところもそう感じさせます。鶏ガラのスッキリ感と艶めいた雰囲気はさすがで、汁の色合いは黄金色。されど鶏油のバター感は皆無でむしろ魚介の風が駆け抜けるような雰囲気で、よく見えば表層に煮干し系のエキスが膜を形成してます。嗚呼・・・また食う前に当たりを確信する一杯に出会ってしまった。
 

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<スープ> ゆったり透明感のある鶏出汁に・・・豊潤さすら覚える魚介のエキス感!しかも意図的にアッツ熱!

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 啜って最初に感じたことは3つ!。「豊潤な鶏エキス」「塩気に響く魚介の旨味」そして「熱」。まず旨味を肉厚に雄弁に語るのが動物系。鶏ガラと思うが丸鶏に匹敵するほどのゆったりとした豊潤な旨味が素晴らしい。されど鶏油のバター感は個人的には一切感じず、ストレスなく抽出したって感じがありあり。実は全体的に「鶏塩」な味付けでなく、実は「魚介塩」なるイメージが濃ゆい。その下支えとしてはとてもゴージャスなる味の展開です。
 

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 味に慣れてくると魚介を感じます。老眼が進んだ目を擦り汁をもっとよく眺めると、煮干しのエキス膜の他に、細かい浮遊物が漂ってるのが分かる。煮干しと言いたいが、ひょっとしたら荒節系かも?。魚介系とは言ったがニボっとした苦味や香ばしさがとても低く・・・旨味が深いので、節系の余韻なのかと妄想が止まりません。節系と昆布の旨味が深いのは重々伝わるし・・・そこがカエシと深く結びついた旨さです。
 

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 また、この魚介系のカエシと深くリンクするのが「熱」。見た目以上にアッツ熱!。丼が肉厚なのにも合点がいきます。薄張りだったら手で持ちにくいほど・・・汁が熱い。熱自体に味はないのは当たり前なんですが、魚介の塩気とこの熱が非常に響き合うので、熱で味が広がると言うイメージ・・・。後追いで香味油も活気付く味わい。これは手抜きなしの旨さ以上に、計算高さを感じる旨さと感じ入ります。
 

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<麺> 美しき麺線のロール感!極限スープ熱にダレ一切感じさせない素地の風味!咀嚼の度に感じる旨味!

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 麺を平ザルで整えて、丼の中へ流し込む・・・多分そんな感じ。たんたん亭・柴崎亭を彷彿とさせる、美しき麺線の整い方。しっかしこうもスープが熱いと、細麺だと大丈夫?・・・そんなラーメンヲタクの猜疑心など一瞬で蹴散らします。
 

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 嗚呼、麺の風味!素地の味わい!噛み締めて旨味甘味すら覚える!。標準サイズの太さですが、微妙に密度感があるためか、熱ダレを一切感じさせない。薄皮一枚程度、滑りを思わせる透明層があるもんだが、それも妙に薄め。全体でクッシリと食わせるような歯切れ感覚です。
 

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 とは言え時間経過で次第に汁を吸い出して・・・しなやかさが増して、汁の持ち上げも発揮する感覚がいい。こうなると白髪葱とも絡めて、ほのかな清涼感と絡めて食らうもいいね。三つ葉も、汁に風味を溶かすより、麺と絡めて潰し食らうのが面白かろうかと・・・。
 

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<チャーシュー> 実は肉得意な店なのだ!低温調理肉は・・・拉麺では塩気でバランスよく食わせる!

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 真空低温調理の豚肩ロース肉。大判サイズで大胆に一枚。割と洋風な下味で、ペッパーが効いて実に旨い。ただ汁がアッツ熱だから、見る見るうちに桜色が変色してゆきます。熱退避しても埒が明かないので、早めに食いきることとしました。
 

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 やはり肉は塩気で食らうのが一番だな。塩スープはいい感じで下味ともなって、スパイスと響いて脂に染みる。この旨さは実にビールを誘う。置くならハートランド赤星にしてくれと店主に伝えたいが忙しそう(忙しくなくとも変に思われるから言わない:汗)。
 

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 赤身の熱変色ばかり気にしていたが、実は熱によって脂身がいい感じで溶け出すのが魅力的です。汁の塩気と、脂身の甘味が溶けて一体化する旨さ・・・白飯に合うね!。実は後半の肉丼に続くのだが、全く別展開の旨さへと続く序章であったのでした。
 
 

 

 
 
<メンマ> 少し酸味を残した極太材木サイズ!解けるように繊維が千切れて旨いのだ!

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 これは恐らく自家製。ハンドメイド感がハンパないので間違い無いかと。メンマはタイプにもよりましょうが、これは発酵感で旨さを伝える感じで、下味付けを垣間抜いて、ほのかに酸味を与えております。これが実に旨い!。全体が飴色にも感じさせる仕上がりで、柔らかく、繊維が絡まること全くなしです。解けるように繊維が千切れて旨い!
 

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<味玉にハズレなし!> 意外と薄味で出汁とのコントラスト感じつつ・・・やっぱり深みと濃密さを感じるうまさだよ!

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 開店間なしのサービスか、早くから並んだためのサービスかは不明だけど、わざわざ頭を下げて返金してくれました。味玉好きとしては、涙腺が緩みます。いやねぇ〜、これだけ質感あったら、やっぱり払おうかと考え直してしまう。
 

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 全体的に熱と塩気で凛とした味風景。だからマチュアに濃厚な甘味で楽しませると思っていたら、裏をかかれました。上品でやや淡白な旨味で、むしろ味が浮き出る感覚。 意外と薄味で出汁とのコントラスト感じつつ・・・やっぱり深みと濃密さを感じるうまさです。見た目によらず玉子の本来味も残すタイプ。味玉好きなら絶対食っとけとお伝えしたい!。
 

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<〆飯> 肉丼:まるでフレンチ・ミート・ボール!?拉麺屋のサイドメニューとは思えぬ凌駕する丼顔!

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 それは後からやってきたんだが・・・配膳の瞬間、オーダーミスかと思うほど予想外の華やかさ!。塩そばと並べたら、ランチョンマットからはみ出てしまいます。これ出された瞬間、他の客が一斉にスマホで写真メモを撮り出すのがオモロイが、オレもその輩の一人。
 
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 丼??いやぁ〜・・・ソースが皿の縁を彩り・・・まるでパレットです。作品です。絵画です。真空調理の豚肩ロースはスライスされ、白飯を大切な贈り物のように包み込み、肉でパピヨットしとるがな!。
 
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 ソースは醤油系で甘辛いが、フライドガーリックがいい感じでコラボして辛味を誘導。しかしソースの甘味がせめぎ合う旨さ。更にその脇に山葵があるのだった!。やったことないが・・・豚肩ロース肉を、寿司でいう甘いタレの「アナゴ」に見立てて、山葵を添えて食ってみましたが・・・これ絶品!。
 
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 おいおい、ここまで楽しませてくれて、塩そばとセットで千円でいいのか!と感じ入ってしまいました。恐るべし。どうせ食うなら、この肉丼まで食わないと、訪問したならばもったいなさ過ぎるっす!。
 
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総じまして「スタートアップにしては爆発力すら覚える淡麗塩の質感!そして肉丼!混む前に早めに行っとけ旨さ間違いなし!」

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 ・・・と言う感動。間違いなく行列店になりましょうから・・・その対策を是非講じてもらいたい次第。だって・・・店先と車道の間が狭過ぎる:汗。このセットでも質感高いのですが、実は今後、限定メニューもくりなす予定で、「油そば・濃厚煮干しそば・冷やしそば」など、すでにアイデアある模様。おいおい、どんだけやねん!。今後、芦花公園にラーメンヲタクの出没比率がアップすることだろうと予測しますので、興味ある方はできるだけ早めに訪問することをオススメしておきます。いや・・・言い直して激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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