ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4167】 東京味噌らーめん 鶉 (東京・武蔵境) 特製味噌らーめん 大盛 + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜温もり欲する心にしっとり染み入る極上味噌麺!武蔵野エリアを代表する崇高味噌ならココ!

まだまだ寒暖の差があるもんだ・・・長袖着る日はやっぱり味噌だね!
 

 


東京味噌らーめん 鶉 (東京・武蔵境) 特製味噌らーめん 大盛 + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 もう肌寒い日もないだろう・・・と思って厚手のシャツをタンスに仕舞い込んだ途端に、そんな週末がやってきたわー。しかも朝から1日中しっかりした雨が降り続けており、家にいてもモヤモヤと過ごしてしまいそう・・・。近場で昼飯過ごすしかないと考え始めたところ、やぱり温もり感じたい日は味噌だよねぇ〜っと自分の中の誰かがささやきかけるよう。この界隈で味噌と言えば、個人的には「東京味噌らーめん 鶉」が推し!。もうそれ以上つべこべ考えることなく、開店時のポールポジションを狙って雨の中を突撃してみました。
 
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 うっへぇ〜・・・同じこと考えてる人、この界隈にオレ意外にもおられるのね。ポールポジションゲットならず(汗)。おまけに同じような匂いする方々が後に続き、開店直後一瞬につきいきなり満席でございます。とは言っても、衛生対策で座席を間引きしてるからそうなってしまったんですがね・・・。
 

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 最近は、ずっと「辛味噌」続きだったので、久しぶりに味噌をいただきましょう!。ちょっと憂さ晴らし気分で、特製&大盛と言うことで!。大盛無料は七彩の系譜ならそうなるね。そして置いてあるビールもそう・・・あの銘柄で統一されております。
 

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<酒> サッポロラガービール赤星:ビールもねらい目!現存する日本最古のブランドビール!

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 そう!それは赤星!。これ置いてあるだけで、頭の中の書棚からブックマークが外れません。つべこべ説明要らぬが、ゴクゴク飲める苦い旨さと言う勝手なイメージです。スッキリした喉越しと個人的には思っており、アサヒスーパードライに代表されるドライ系ビールが登場するまでは、まさに主流だった味わいのはず。そしてドライが主流になって以降は、逆にズッシリと重い味わいと相対的に感じてしまうんだね。
 

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 この店はサービスのお通しが格別。低温調理のチャーシューの切り落としをサーブしてくれる。小皿と言えどてんこ盛りにも感じるサービス精神が泣けるね。また質感この上なく、しっとりしているようで塩胡椒主体な王道な肉味。
 

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 あまりにも上品上質なため、冷酒にも合う風合いが見事です。薬味ネギには微妙な塩だれアレンジが施されており、赤星にとても合うね!。これだけでも、来る甲斐があると言うものです。
  
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<全体> 明るい色合いにコク深く映る・・・質実な東京味噌!真円に浮かぶごぼう油が現代風ハイセンスで盛り上げる一杯!

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 ホント・・・このタイミングは、似たもの同志の客が集まったものだ:笑。歳と背格好が妙に親近感あるじゃない。赤星目当ての客は半数。ひょっとしたら同じような妄想を重ねているのかも・・・そんなオヤジどものシンクロを断ち切るかのように、配膳が完了いたします。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!これは力強くも美しさも表現する!味噌は素朴系そのものと言った和みある黄土色。きめ細かい味噌の溶け込みの上には、ポップにも感じる香味油がポカンと浮かび、水玉が浮かぶ宇宙観。これ以上もっと広がると草間彌生のアート感に通じるか・・・。一方でトッピングはカリカリに揚げられたゴボウの素揚げ。その素朴さも感じるが力強さには、サルバドール・ダリの内乱の予感をはじめとする突飛な構図を妄想してしまう・・・。危うくも静的な安定を保ってること自体が美しき哉(赤星で相当酔ってる〜)。
 

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<スープ> まったりと豊潤さを漂わせる味噌のコク!甘味と塩気とほのかな辛味!チップとオイルで独特の香ばしさ!

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 東京都って味噌蔵あるの?と思うことなかれ。うんちくを紐解けば「東京あぶたま味噌」と言うらしい。どうせ青梅とか奥多摩でしょ?と思ったけど、実は中野区が本社・工場というかた驚きだね。七彩って「江戸甘味噌」のラーメンが一部では有名なんだけど、その江戸甘味噌を製造してるのがここだったのね・・・。地産地消してたんか!。こういうところからも、麺のみならずスープでも、七彩の系譜を大切に守ってるのがわかる。
 

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 さてその味噌だが、実に「甘味」がしっとりして深い。いや・・・実は甘味の中に塩気もしっかり感じ入るようで、米味噌と豆味噌を融合したような、甘味と塩気のバランス感覚!。江戸甘味噌は、決して甘ったるくはなかった!。さらに麹の風合いが実に強め!。最近食ってた辛味噌ではここがマスキングされたのか・・・ちょっと今更だが新鮮に感じる旨さです。
 

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 そしてベースの動物系の煮出しもいい感じ。多少口の周りにペタペタ貼り付く感覚あり。豚骨のコラーゲン感と鶏ガラのエキス感が融合してると思われ、濃密なれどクリーミーな滑らかさ。味噌風味を封じ込めることなく、下支えとして力強くバックアップしてます。その上に、ごぼう油が揺らめく〜。太白油に胡麻の香ばしさがしっかり移り込んだ仕上がり。味噌にも動物系にもできないエッセンスがプラスされて、旨さのカオスが一層引き立つ旨さになってます。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺:七彩系でワイルド極まるピロピロ麺!序盤は香り高く!中盤以降は甘味を発揮!

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 嗚呼、今回も何と言う力強さと素朴さの一体感!。ご存知ピロピロ麺。喜多方イメージの平打ち手揉みな縮れ麺ですが、とっても粉の旨味が力強くてダイレクトに伝わる素朴な甘味がいいね。当然自家製麺。そして毎回伝えるが、七彩系譜の中では頭ひとつ飛び抜けてるワイルドさがいいね。食べ始めから中盤に至るまで、グルテンの風味が味噌味に混じりながらも、しっかりと感じ取れます。
 

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 中盤以降は、熱の浸透と汁の融合が進んで、一層馴染みのある旨味へと変化。歯応えが微妙に緩くなり始めると、一気に糖化が進みやすくなるのか??味噌味に混じった炭水化物ならではの甘味が映えます。もうお食事感覚が高まり、ガツガツと音を立てるように食らいつく!。
 

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 そうなるともう、ヤサイやら挽肉やらと混じり合いながら、ラストスパートとして食い切りましょう。緩い歯応えの合間に、ザクザクとしたモヤシや、クニクニした挽肉食感!。味噌も混じり合い・・・定食系成分が口の中に全部入り込んでいるような旨さ!。
 

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<チャーシュー> かなりきめ細かく差しの入った肩ロース!シンプルな塩胡椒に醤油っぽい香りが引き立つ低温調理肉!

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 赤星のアテとして、すでに知った味ですが・・・やはり大判一枚をガッツリしっかり食らうと印象もまた変わる。初めてこの肉を見たとき・・・ロース肉かと見間違いました。非常に脂の差しが細かくて、老眼が進んだ私には識別しづらい?。非常に上質と思える豚肩ロース肉です。とてもしなやかな歯応えは低温調理の賜物。しっとりとしており、噛むと脂のコク・甘味がしっかりと伝わります。
 

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 ベースの味はシンプルに塩胡椒系。なのでこれが中華風?なのかと言われれば、どちらかと言えば洋風な気がしてしまう味風景です。肉本来の味わいも大切にされた感じで脂身と一体化した肉の本来味がまた格別。これは白飯とういうより酒に合わせたい仕上がり感です。
 
 

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 ただ、洋風と言い切れないのが、カエシの風味。どこかに醤油の風合いを感じるものがあり、ソミュール液には微妙に醤油が使われているだろうか・・・・。最近のお節は和洋中で段が分けられることが多いが、どこに入れようか迷ってしまいそう。
 
 

 

 
 
<ヤサイ> 半分クタりかけたモヤシとニラ!味噌の風味を浸透しライスと共にしたくなるオカズ感覚で旨し!

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 ニラは味噌スープでしんなりとして麺に貼り付く。甘味を十分に吸い込んだニラ苦味が実に旨いです。またモヤシはクタりかけ。ちょうど歯応えが残り、汁が甘味を含みかけたところで、味噌麺としてはベストな状態です。これは確実にピロピロ麺に絡みつき、歯応えの複雑さと味の多様化を表現しますねー。できることなら、有料でいいからヤサイ多めという設定があってもいいかと!。何気にリクエスト〜。
 
 
 
 
<挽肉> 具材と薬味の役割!微かな唐辛子フィーリンングがスープに滲みヤサイに絡む!

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 この一杯の影のヒーローは、ゴボウの素揚げトッピングと挽肉。ゴボウはその独特な素朴さと土壌感じさせるような香味で、味噌の味わいを高めている!。挽肉だってそう・・・スパイシーに炒められた肉エキスを、スープに溶かし込む一方で、ピロピロ麺に絡みつかせて、食感と味わいも膨らませていくようです。秀逸なのが、挽肉に含まれた唐辛子。炒めるにあたり、微妙に豆板醤か辣油を加えたか??。それが挽肉汁と融合し、ゆっくりと味噌スープに溶けてゆくので、全体の旨さがシフトアップしてますよ!。
 

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<味変> 今日もやっぱり「S&B さんしょうの粉」を加えてみたよ・・・これも激しくオススメ!

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 このままフィニッシュでもよかったんだがね・・・。天邪鬼なものだから、試せる物は最大限に生かすよ。テーブルセットにあった「S&B さんしょうの粉」もまたまた今回も激しくオススメ。挽肉とごぼう油に飲み込まれるかと重きや、スパイス感の軸が違うと言うか・・・決して埋もれませんでした。さっぱり痺れなので邪魔しません。ほのかな味変化もお試しあれ。
 

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<味玉にハズレなし!> ねっとり甘味を感じる熟成感!あえて味噌出汁に絡めてコクもプラス!

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 典型的なねっとり型の甘味感じるマチュアな味玉。やっぱり特製にこだわるのは、全部旨さが入ってるからで、味玉はその目玉という存在感。味噌のコク深さ一辺倒の中に、クチ休め的な役割としては最適。また今回は、チャーシューや挽肉でも気分を良くしたのもあって、味玉も半分だけ味噌だれに絡めてみました。
 

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 想像以上に良いではないか!。いや、味玉と言うか少し別のものになってしまったかも!?。絶対に味噌ダレに浸った味玉をピックアップして、白飯に乗せてみるのもいいかも。卵黄めがけ箸でぐっちゃぐちゃにして白飯と食らうと確実に旨いはず(これ何回も今後もアピールするかも・・・ダイエット中には辛いが)。。旨し!やはり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「温もり欲する心にしっとり染み入る極上味噌麺!武蔵野エリアを代表する崇高味噌ならココ!」

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 ・・・と言う感動!。あまり味噌麺を食わない私が、ここだけは通うということで、旨さは嘘ではないとお分かりいただければ幸い(別に店の関係者じゃありませんよ:汗)。味噌と辛味噌だけで飽きさせないので、真夏でも食うべしな一杯です。さて・・・実はそろそろ、この店の味噌で仕上げた「冷やし中華」が今年はいつかと気もそぞろ。オールシーズン絶品対応なお店ですので、激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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