ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4154】ラーメン 健やか (東京・JR三鷹) 特製つけ麺+クラフトビール 三鷹 Pale Ale 〜見て芸術的!食って官能的!旨さ重なる崇高昆布水つけ麺!一度は食うべし!

店内衛生対策+テイクアウト・・・徹底ぶりで今日も繁盛!
 

 


ラーメン 健やか (東京・JR三鷹) 特製つけ麺+クラフトビール 三鷹 Pale Ale 〜ラーメン食べて詠います

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 このコロナ禍で、てっきり営業自粛で、テイクアウト・オンリーの営業展開と間違って思い込んでおりまして・・・実はしっかり営業してた!:汗。連休中に今更ながら訪問してまいりました!。しっかし、衛生対策は徹底し尽くしですな。入店前の消毒液対応は言わずもがなですが・・・カウンターと厨房の境界線には、コンビニのような透明な仕切りが垂れ下がっておりました。ホント、何が正解か解らんけど、やれることやっとけってな感じでしょうか。飲食業ガンバレです!。
 

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 今回は、久しぶりにご店主自ら厨房リードのタイミングに遭遇。やっぱり空気感に引き締まりを感じますね。厳しさは優しさの裏返し・・・それは客にとってはそうなんですが、ならば思いっきり弾けてみたい!。そんな感じで今回は「つけ麺」を選択!。そして「特製」を召喚です。本当はここに「炊き込みご飯」を追加して完成型なんですが・・・・、在宅勤務が続きすぎて運動不足!腹回り赤信号点状態。なのでここはジッと我慢でございます。
 

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 そんな感じでカウンターでジッと待ってましたが・・・奥で電話が鳴る鳴る!予約客がポツポツと来るわ来るわ・・・テイクアウトも人気!。テイクアウトは「まぜそば」ですが、店内食にはないメニュー。できることなら、店でテイクアウトを連食できんかと妄想をしてしまいます:汗!。
 

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<酒> クラフトビール(三鷹 Pale Ale):新登場!きってのビール党を唸らし満を待してラインナップ!

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 正直、この店では滅多に見かけないビールのオーダー。こだわりの程が窺えますがビールが850円ですから・・・。でも、コロナ禍とは言え、来てしまったからには連休なので飲まずにはおれぬ。ラーメンよりも高いビールを所望です。そしたら、ビールメニューが出されてラインナップが増えた様子。なんと三鷹に地ビールがあったなどとは知らず!。三鷹のOGA BREWING が世界に発信するクラフトビールがあるのだった!。まずは定番と思える「三鷹 Pale Ale」をチョイス!
 

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 おおお!これは実に本格的なクラフトビールではありませんか!。いつものシュワシュワシュワァ〜〜〜っとした泡立ちとは全く別世界。まさしく麦とホップの醸造酒と言う感覚で、見た目はジュースのようではないか。見ようによってはマンゴー色。微炭酸どころではないマッタリとした醸造感。嗚呼!全く持って飲み心地がスムーズ!そして酵母の香りとも思える豊潤なふくらみが素晴らしい!。しっかり苦味があるのに、後に残る印象は甘味!。これはクセになるよ・・・OGA BREWING・・・覚えておこう!
 

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<全体> ボリューム感の中に凛々しさと美しさ・・・食う前から間違いないと確信させる旨さ迫力!

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 今回は乗っけから、クラフトビールの先制パンチ!その余韻に幸せに包まれながらも・・・今日の主題の配膳は着々と進むのです。もう分かった内容だけどやはり凄みはあるぜ!それはこんな麺顔!
 

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 おおお!まさに淡麗系つけ麺の美的様式!麺は昆布水に浸され美しく・・・太極の引用を表すシンボルマークのような盛り付けではないか!。しかし受ける印象は枯山水。つけダレは漆黒とも褐色紫とも思える醤油感も美しいながらも、その泡立ちは「やすり霞」のように謎めき漂うばかり。トレーの中央に配する2種チャーシューは、一気に現代的な風貌で艶やかさがこの上なし!。一枚のトレーに、ただ整然と並べられただけですが、その一つ一つに迫力が半端ない!。
 
 

 

 
 
<つけダレ> 豊潤な鶏コクに牛のエキスで更にコク深く!崇高な醤油達のブレンド旨味に魚貝エキスがじんわり響く・・・

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 これは完成度が高い・・・。まず醤油だが、「たまり」「再仕込み」などブレンドされた「生(なま)醤油」とのことで、その円やかさは半端ない!。カエシがどんなに強くとも結局円やかさに収まると言ったイメージで、もはや醤油自体が出汁の本流ではないかとすら思えてしまいます。
 

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 しかしこれは鶏醤油系のつけダレ。大山鶏をまるのまま贅沢に使った豊潤さが、あちこち全体に広がります。鶏油と言うより、鶏全体から滲み出た旨味というバランス感覚もいい。その鶏こくの円やかさが、天然醸造の醤油味とすごくリンクします。ここまででも凄い完成度。しかし動物系で言うと、更に牛エキスが溶けているというのだよ・・・さすがにそこはかとなく吸い寄せられる動物系旨味が冴えてる。
 

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 ところがそれに止まらない旨さ!。魚貝の出汁が滋味として効いている。ウンチクの情報はさておいて、その魚介感には、明らかに煮干し系ではなく、貝類のじりじりとした落ち着くエキス感を感じる!。もともとホンビノス貝の使い手という認識だが、近年その貝風合いの存在がナチュラルすぎて忘れてしまいそうになるかも?
 

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<自家製麺> 昆布水つけ麺にジャストフィット!密度感高いストレート細麺!嫋(たお)やかに纏まりつつ・・・ヌッチリ歯応えに甘味が映える!

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 この盛り付けを間近に見るだけでも価値あり。太極のパワーを感じるような見栄えですが、見ようによっては、少女の結い髪。貝割れと味玉が、どちらがどっちのも思えぬ髪飾りと可愛いクリップのよう・・・。クラフトビールが回っており、相当妄想で弾けてしまってます。
 

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 こちらは自家製麺。パツパツで風味の高い麺を供する店で、「カタ麺主義者」が夜な夜な集まってくるお店。歯応えと風味のよさに命かけてる感じです。そこをつけ麺で少し変化を与えてる。流水引き締めように、ややオーバーボイル気味だがつけ麺としてはちょいハード。そこは細麺だからこそカタク感じさせない妙を感じます。
 

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 汁系よりは歯応えと風味のバランスを変えてきたところに、浸った昆布水がいい仕事ぶりです。普段よりパツパツ麺の風味が低くなったところに、昆布水の滑って湿った風合いで盛り上げます。実はこれにより、昆布のフコイダンで滑りがよくなるばかりでなく、グルタミン酸が麺の旨味と交わって、更にもっと旨く味合わせてる!。
 

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 またつけダレに浸すごとに、つけダレにも昆布エキスが徐々に増し、麺の風合いにも影響を与える旨さ!。つけダレに浸すと、麺が一気に緩み出して透明感が高まります。麺が汁に浸透される・・・と言うより、周囲の昆布水がつけダレで昇華!新しい旨味の衣を纏って麺に再び絡みつくような味風景。この繰り返しですが、昆布水の濃度がゆっくり高まると並行して、味風景も同じでは居られない楽しさです!。
 

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<チャーシュー> 豚鶏2種の低温調理肉!滑らかさの中にハードな歯応え!淡くスパイス効いた崇高な旨さ!

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 デフォルトのつけ麺だと、つけダレと素の麺しかないのでちょっと寂しいかもしれません。しかし、内容は濃ゆい!。ちゃんとつけダレ底にに豚鶏2種チャーシューが潜んでおります。味玉追加の際は麺丼に乗る。特製の場合は、肉追加分が別皿加わると言う流れです。デフォルトでも味わえる豚鶏チャーシューは、器の収まりが良いように多少小さくカットされてますが、これがまた旨い!。つけダレの温度と旨味が浸透しているだけに、淡麗さと豊潤さが両方味わえる二面性の旨さです。
 

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 次に別皿の肉を味わいますが、これはどう考えても、つけダレに浸した後に食うと言う流れでしょう。勿体ぶった食べ方しますが、豚肩ロースの脂身と赤身が美しい入り乱れをタレに入れると・・・反物のような美しい文様を浮かび上がらせて行きます。熱で脂身は一層蕩けて甘味を増すと同時にコクが増える。そこへ醤油ダレの風合いが結合するので、間違いのないテッパン級の旨さ!。別腹で無限大に食えそうな旨さです。
 

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 鶏肉がまたいいね!。とっても上品で味わい淡白な風貌ですが、いえいえ・・・低温調理で実に旨味が深くて濃ゆい。まるで熟成肉のようにしっとりとしつつ、鯉の洗いのごとしな肉が引き締まった旨さを感じる!。そこには、上等なお歳暮ハムのようなゴージャス感与える香りと旨味あり。しかも軽くブラックペッパーが周囲に降りかかり、和風のようで無国籍な旨さも片鱗として感じるほどか・・・。
 

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<味玉にハズレなし!> 薄出汁が深く浸透しつつほっこりさせる優しい味わい!軽いマチュアな甘味をつけダレ絡ませて楽しむ!

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 味玉全体が型崩れせず、ぷるんと瑞々しい佇まい。波打つようにうねる麺線の上に、ひょこっと乗っかる姿は可愛さにあふれます。色合いは優しくも淡い茶褐色・・・実に薄出汁の穏やかな浸透が窺えます。こんな上品な味玉は、まず薄っすらと白身多めにかじりますが、見た目以上に白身が出汁で甘く旨い!。フルフルと震える柔らかさも保っており、噛まなくとも舌の圧力で千切れるようだ。
 

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 そして卵黄・・・これが絶妙なフレッシュ感とマチュアな甘味のバランス感覚!。薄味のようでもあり濃ゆいコク深さもあるようで、なんとも例えようがない。実にほっこりさせる味わいが素晴らしい!。ならばちょっと遊び心でつけダレにも浸してみようか?。濃ゆい醤油ブラウンの液に浸すと、鶏エキスとも混じっていかにも妖艶なる姿がまた旨そうです。実際、醤油と鶏コクが加わるだけで、見事に変化昇華するのね・・・・。玉子と醤油ってのは、やはり無限大に旨さが広がるようです!。
 

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<昆布水割り> グルタミン酸他必須アミノ酸配合!割って旨さの化学反応!フコイダンが醤油に溶けて更に化ける旨さの高まり!

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 今や当たり前のように見かける「昆布水つけ麺」。初めて出会ったのは、10年前・・・大阪の何と都島区の店だったんだけど、ここまで定着するとは正直思いませんでした。もはや淡麗系つけ麺王道とも言える分野。旨味も加えられて進化を感じます。
 

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 鶏豚・・・そこにはイノシン酸。椎茸等のグアニル酸は不明だが、明らかに貝類の滋味「コハク酸」など旨味が溶けている。そこへ昆布が醸し出すグルタミン酸を、フコイダンエキスで溶かして行きます。カオス!カオス!カオス!旨味のカオス!。残ったつけダレに昆布水をゆっくりと流し込み、割スープ風に仕上げますと・・・明らかに表情が変化。旨さの化学反応がありありですよ!。
 
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 霞がかった汁は、どこか緩いとろみを纏って、滑らかに舌の上を浸します。それがまた旨いってな言葉で伝えきれない!。まるでじわじわと細胞に浸透して・・・ゆっくりと「生き返るような旨さ」ですよ!醤油感もうっすと残っており味わいもナイス!。飲めば飲む程健康になる・・・・美容にもナイス!ってな感じ。ここにもしグルコサミンが入ってたなら、本当に若返ってしまうじゃないか!。
 

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総じまして「見て芸術的!食って官能的!旨さ重なる崇高昆布水つけ麺!一度は食うべし!」

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 ・・・と言う感想!。久しぶりに食ったこのつけ麺・・・明らかにまた進化したような印象。タレ・トッピング・麺・割り・・・どれをとっても付け入る隙間なし。これから夏に向かうに従い、こんなつけ麺もフィットするはず。とにかく絶対に食って損なし・・・JR三鷹エリアに来たならば、是非ともオススメ!。そして三鷹Pale Aleも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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